3 、 釈 尊 の 本 意 を 経 文 か ら 探 究 す る
◆ 法 華 経 ( 正 法 ) を 謗 ず る 罪 − 日 本 編
末法は本未有善の衆生が充満する世界です。
過去世の謗法の罪を、生命(第八識)の中に刻印してきた業の深い衆生達であり社会です。五濁惡世となるのは当然といえましょう。
日本国も悪因を積んできた人々が形成している社会ですから、畜生にも劣る凶悪犯罪が多発するのは道理です。
そして過去世の悪因によって現世での煩悩が引き起こされ、現世では下記のような悪事を働くか、さらなる悪因を積むか、もしくは悪果を受けて苦悩しているか、もしくはこれから受けようとしています。
『此の三界の火宅に於て、東西に駆走して大苦に遭うと雖も、以て患(うれい)とせず』
『常に地獄に処すること、園観に遊ぶが如く』
と説かれているように、過去世の謗法の罪によって、地獄等の悪道の中でしか生きられない境界にあえいでいるのが、今の多くの日本人(人間)の姿ではないでしょうか。
現 世 で 遭 遇 す る 悪 因 悪 果 の 数 々 【定業・不定業を含む日本編】
鬱病、自殺未遂、自殺、一家心中、児童虐待、老人虐待、子殺し、親殺し、殺人、強盗、架空請求、振り込め詐欺、リフォ−ム詐欺、その他の詐欺、横領、窃盗、暴行強姦、傷害、癌、精神障害、身体障害、難病、不治の病、その他の病、汚職、賄賂、談合、家庭内暴力、家庭不和、離婚、母子家庭、父子家庭、アルコ−ル依存症、薬物中毒、児童買春、児童売春、買春、売春、援助交際、不倫、インサイダ−取引、リストラ、倒産、飲酒運転、不登校、引き籠り、自傷行為、学級崩壊、いじめ、校内暴力学力格差、学歴格差、所得格差、地域格差、暴走族、暴力団、スト−カ−、誘拐、拉致、監禁、放火、保険金不払い、残業代不払い、薬害、エイズ、0−157、鳥インフルエンザ(H5N1)、MRSA(薬剤耐性菌)、VRE(薬剤耐性菌)、SARA(新型肺炎)、BSE(狂牛病)、院内感染、国家破産の危機、国内テロ、戦争、借金闇金融、多重債務、非正社員、ワ−キングプア、増税による打撃、希望格差、パラサイト、ホ−ムレス、船舶事故、交通事故、鉄道事故、航空機事故、原子力発電所事故、不法投棄、毒物混入、医療ミス、隠蔽工作、遭難、家出、蒸発、片思い、失恋内乱、ク−デタ−、地震、噴火、落雷、旱魃、不作、暴風雨、竜巻、河川の氾濫、水質汚染、土壌汚染、大気汚染、冤罪、偽証、アレルギ−、盗癖、欠陥住宅、土砂災害強度偽装、裏金作り、保身、過食症、拒食症、自殺願望、餓死、認知症、食品偽装、ミサイル攻撃、細菌兵器攻撃、核攻撃、新興宗教への加入、再度の謗法等々
※定業→現世では避ける事の出来ない業(例/業病、盲聾背傴等)
※不定業→今後の善悪の因縁によって打開できる業
日々の事件や事故は、ほぼこれらのいずれかであり、また繰り返し発生しています。
今の世は間違いなく、苦悩の多い五濁惡世の末法の世であるといえるでしょう。また法華経譬喩品に説かれている謗法の罪がもたらす現証が、こうした事件や事故で垣間見られます。
また五濁惡世は国土等の自然界にも感応し、地震や火災、火山の噴火や風水害、竜巻、疫病や天候不順等の天災となって現れてきます。
また日本に限らず、記憶に新しいところでは、平成16年12月26日に起きたインドネシア・スマトラ島沖を震源地とする大地震による大津波の被害は、世界災害史上未曾有のものでした。(インドネシア国でけで犠牲者は30万人以上といわれています。)
こうした出来事が、特に平成2年以降、急増してきているのが気がかりです。なおこうした謗法の罪の果報は、
「其の罪を説かんに劫を窮むとも尽きじ」
とほぼ無限大に近いことを示唆しています。誠に恐ろしいと言わねばなりません。
末 法 の 衆 生 の 不 信 を 説 く 釈 尊 【法華経より】
○浅識は之を聞いて 迷惑して解らず
○尚此の經に於ては 信を以て入ることを得たり
○佛の成就したまえる所は、第一稀有難解の法なり。唯佛と佛とのみ、乃し能く諸法の実相を究尽したまえり
○若し是の事を説かば、一切世間の諸天及び人、皆當に驚疑すべし。
○當に知るべし 是の妙法は諸佛の秘要なり 五濁の惡世には 但諸欲に楽著せるを 以て是の如き等の衆生は 終に佛道を求めず
○當来世の惡人は 佛説の一乗を聞いて 迷惑して信受せず 法を破して惡道に堕せん
○已に説き、今説き、當に説かん。而も其の中に於て、此の法華経、最も為れ難信難解なり。薬王、此の經は、是れ諸佛の秘要の蔵なり。
○我が所説の諸經 而も此の經の中に於て 法華最も第一なり
等々、末法の衆生が正法に対して不信を起こし、それによって悪道に堕ちることをはっきりと予証しています。だからこそ釈尊は「以信得入」(信を以て入ることを得たり)と、正法を“信じる”ことを説いています。
今世の重罪は過去世において正法に背いてきたことが原因ですから、謗法の罪は今世において正法で消していくしかありません。しかし
「狂聾心乱にして永く法を聞かじ」
と、謗法の者は正法に出あう事すら難しく自ら避けてしまうのです。
たとえ正法に出あったとしても「三障四魔」や「三類の強敵」が現れて、正法の修業を阻止する力が働き、宿業を転換する千載一遇の機会を逃し、
「是の如く展転して無数劫に至らん」
と苦悩の流転を繰り返してしまっています。
