4 、 仏 法 を 学 ぶ
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三 悪 道 ( 地 獄 、 餓 鬼 、 畜 生 ) の 世 界
地獄について大聖人は『顕謗法抄』で、
八 大 地 獄 【第一等活地獄と第八大阿鼻地獄(無間地獄)】
○
第一に等活地獄とは此の閻浮提の地の下・一千由旬にあり此の地獄は縦広斉等にして一万由旬なり、此の中の罪人は・たがいに害心をいだく若したまたま相見れば犬と猴とのあえるがごとし、各鉄の爪をみて互につかみさく血肉既に尽きぬれば唯骨のみあり、或は獄卒手に鉄杖を取って頭より足にいたるまで皆打ちくだく身体くだけて沙のごとし、或は利刀をもつて分分に肉をさく然れども又よみがへり・よみがへりするなり
○
(第二の黒繩地獄〜第七の大焦熱地獄は省略)
○第八に大阿鼻地獄とは又無間地獄と申すなり欲界の最底大焦熱地獄の下にあり(略)此の地獄の罪人は大焦熱地獄の罪人を見る事他化自在天の楽しみの如し、此の地獄の香のくささを人嗅ぐならば四天下・欲界・六天の天人・皆ししなん、されども出山・没山と申す山・此の地獄の臭き気を・をさへて人間へ来らせぜるなり、故に此の世界の者死せずと見へぬ、若し仏・此の地獄の苦を具に説かせ給はば人聴いて血をはいて死すべき故にくわしく仏説き給わずとみへたり、此の無間地獄の寿命の長短は一中劫なり
○無間地獄の因果の軽重を明さば、問うて云く五逆罪より外の罪によりて無間地獄に堕んことあるべしや、答えて云く誹謗正法の重罪なり、問うて云く証文如何、答えて云く法華経第二に云く『若し人信ぜずして此の経を毀謗せば乃至其の人命終して阿鼻獄に入らん』等と云々、此の文に謗法は阿鼻地獄の業と見へたり
と、謗法が無間地獄の悪因になることを明かしています。
八 大 地 獄 の 因 果 【第一等活地獄〜第八大阿鼻地獄(無間地獄)】
※第一の等活地獄 → 殺生
↓(等活地獄の下にあり)
※第二の黒繩地獄 → 殺生+偸盗
↓(黒繩地獄の下にあり、等活地獄の苦の十倍)
※第三の衆合地獄→殺生+偸盗+邪淫
↓(衆合地獄の下にあり)
※
第四の叫喚地獄→殺生+偸盗+邪淫+飲酒
↓(叫喚地獄の下にあり、第四地獄の諸の苦の十倍)
※
第五の大叫喚地獄→殺生+偸盗+邪淫+飲酒+妄語
↓(大叫喚地獄の下にあり、前の五つの地獄の火は雪の如し)
※
第六の焦熱地獄→殺生+偸盗+邪淫+飲酒+妄語+邪見
↓(焦熱地獄の下にあり、前の六つの地獄の一切諸苦の十倍)
※
第七の大焦熱地獄→殺生+偸盗+邪淫+飲酒+妄語+邪見+犯比丘尼
↓(大焦熱地獄の下にあり、第七地獄の一千倍の苦)
※
第八の大阿鼻地獄→五逆罪(殺父・殺母・殺阿羅漢・出仏身血・破和合僧)
(無間地獄)→誹謗正法
【若し仏・此の地獄の苦を具に説かせ給はば人聴いて血をはいて死すべき故にくわしく仏説き給わずとみへたり】
餓鬼道と畜生道について大聖人は『主師親御書』で、
餓 鬼 道 と 畜 生 道
○腹は大海の如くのんどは鍼の如くなれば明けても暮れても食うともあくべからず、まして五百生・七百生なんど飲食の名をだにもきかず或は己が頭をくだきて脳を食するものあり或は一夜に五人の子を生んで夜の内に食するものあり、万菓林に結べり取らんとすれば悉く剣の林となり万水大海に流入りぬ飲まんとすれば猛火となる如何にしてか此の苦をまずがるべき
○畜生道と申すは其の住所に二あり根本は大海に住す枝末は人天にまじわれり短き物は長き物にのまれ小さき物は大なる物に食われ互に相食んでしばらくもやすむ事なし、或は鳥獣と生れ或は牛馬と成っても重き物をおほせられ西へ行かんと思へば東へやられ東へ行かんとすれば西へやらる山野に多くある水と草をのみ思いて余は知るところなし
と説いております。この畜生道は法華経譬喩品にも説かれ、地獄及び餓鬼道も他の経典に説かれているところです。
三 悪 道 か ら 逃 れ る 道
然るに善男子・善女子・此の法華経を持ち南無妙法蓮華経と唱え奉らば此の三悪を脱るべしと説きたまえり何事か是にしかん・たのもしきかな・たのもしきかな
と三悪道から逃れる道(方法)を、きちんとお示しになっています。