2 、 臨 死 体 験 、 前 世 療 法 

 

   三 世 の 生 命 観 

 

仏教(釈尊=釈迦牟尼世尊の教えで、サ−キャ族から出たこの世で最も尊ばれる聖者、すなわち悟った人の教え)では、生命は過去・現在・未来の三世にわたって生死を繰り返しているという生命観が説かれています。

さらに人生は三世両重の因果といって、三世にわたる因果の理法によって定まることを説いています。

また仏説には五濁(劫濁、煩悩濁、衆生濁、見濁、命濁)という人間が持つ5種類の濁りがあり、その中には三世の生命観を否定する思想的濁りがあることが説かれています。そうした煩悩が

「たった1度しかない人生だから」とか

「人間死ねば全てが無になる」

という誤った考え方につながっていくことになります。こうした五濁や煩悩が強い人にとっては、

「生命は三世にわたって生死を繰り返している」

とは、とうてい信じがたく、また受け入れ難いことでしょう。またこうした三世にわたる因果応報を信じないからこそ、刹那的に生きたり、あるいは凶悪な殺人や強盗、横領や振り込め詐欺等の犯罪が蔓延していく土壌にもなるわけです。

「ばれなければやった者勝ち」

は、五濁や煩悩に犯された人間の特徴といえるでしょう。

そこで三世の生命観を証明する入口ともなる「臨死体験」や「前世療法」等の例を、少し紹介していきたいと思います。