東芝電氣扇
以前からレトロな雰囲気を演出するのに古い扇風機を探していました。骨董屋やアンティークショップでの購入も考えたのですが、かなり高価なので断念していました。ところが最近、何台かのジャンク品を格安で入手することが出来ました。しかし状態はかなり悪く、とても部屋の中に飾る気になれません。そこで、入手した扇風機のお化粧直しをするとともに、実際に使える程度まで修理をすることにしました。
今回修理するるのは、オリジナルの黒でなく後からペイントされ、水色とアイボリの2色に塗られていました。
錆びが多いのと、厚塗りされたペンキが剥がれかかって、まるで「粗大ごみ」状態です。もちろん配線はゴムが劣化してボロボロです(妻からは敬遠されています)。
このままではあまりに状態が悪すぎるので、クリーニングではなく再塗装をする事にしました。

今回修理するものと同型の扇風機
(修理前の写真が残っていません)
古い扇風機の修理はしたことがないので、まずはネットで参考になるようなページを探します。今回はこちらの「がらくた修理の部屋」を参考にさせていただきました。
では、実際に修理に入ります。最初に全体を分解し、剥離剤を使って古い塗装を落とします。
実際のところペイント剥離剤だけではきれいに落ちませんでした。またさびもひどかったので、ワイヤーブラシや、サンドペーパーなどを使って根気よく落としていきます。
きれいに塗装をはがした後は、ラッカー(黒つや消し)を3回ほど吹き付けました。
首振り機構の内部はグリスが硬化してカチカチに固まっていました。これもへらでかき出したのち、「ブレーキクリーナー」を使って洗浄しました。
きれいになったら内部に新しいグリスを注入しておきます。一方モータや、速度調節用のコイルも埃などの汚れがひどいので「エレクトリッククリーナー」などで洗浄しました。

塗装後の本体


取り出したコイル
配線に関しては、AC100Vを取る電源ケーブルは照明用の丸打ケーブルを使用しました。
最初はコタツ用の袋打コードを買ったのですが、あまりカッコよくないので黒の丸打コードにしました。
コンセントプラグは松下電工製の「ポニーキャップ」を購入しました。普通のプラグよりはそれっぽいんじゃないでしょうか。
ポニーキャップは新品で購入することができます。
私は通勤途中にある電気屋さんに取り寄せてもらいました。値段は10個入り1箱1000円くらいだったと思います。
本体とモータを結ぶ3本の線は3芯の袋打コードがあればいいのですが手に入らなかったので、コタツ用袋打コードのゴム線を三編しました。
下の図は今回修理した扇風機の結線図です。 詳しくはこちらをご覧ください。

結線図
プロペラは真鍮製の4枚羽根です。手に入れたときはアイボリの塗装がしてありました。オリジナルは本体と同じ「黒」です。塗装をはがす時、無理やりスクレーバではがしたので傷だらけになってしまいました。耐水ペーパーで根気欲磨けば、きれいになりそうなのですが面倒くさいので「ピカール」で艶を出して仕上げとします。
(オリジナルに近づけるには黒の塗装をするべきですが、やはり真鍮の羽根が金色に輝いているほうがいいのでこのままとします。

塗装をはがし、磨いている途中のプロペラ

本体にある銘板
プロペラを覆うガード。こちらも塗装後の状態。手に入れたときは錆びがひどいのと、後から塗られたペンキが剥がれかかってひどい状態でした。
SEW(Shibaura Enginiaring Works :芝浦製作所)のロゴマークは塗装をしないでそのままです。なんとなくGEのマークに似ています。
最後にパーツを組み立てて出来上がりです。

プロペラガード

SEWのロゴマーク



完成品