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●ビワ温熱療法〜家庭で簡単にできる手当法



いろいろな症状が改善された多くの体験談はこちらのサイトで紹介されています。ビワの葉療法普及会
二人に一人ががんで亡くなる時代になり、注目されるようになった日本古来の伝統療法
枇杷の葉療法は、昔からある日本古来の伝統療法です。枇杷温熱療法は、そのルーツをたどると、2500年以上も前のお釈迦様に始まるといわれています。日本には奈良時代に仏教とともに伝えられ、お寺の治療法として全国に広まりました。
昭和初期に枇杷療法を全国的に有名にしたのが、静岡県引佐郡にある金地院の河野大圭住職でした。このころのやり方は、生の枇杷の葉を火であぶり、それを患部に押し当てるという原始的なものでした。そのような簡単な方法にもかかわらず、多くの難病が治り、この寺で二十万人以上の人が治療を受けました。山田無門老師も青年の時ここで治療を受けて難病を回復したひとりで、その後、この寺で出家しました。
ほとんどのひとが、がんになって初めて出会う療法です。わたしは入院のときに出会ってから二十年以上、枇杷療法とは切っても切れない仲になりました。わたしの再発を防ぎ、家族の健康を守り、多くのがん患者の力になってくれました。
酸性血がわずか五分で弱アルカリに
全国的に有名になったこのお寺に北海道から一人の医師がやってきて、寝泊りしながら枇杷の葉療法を研究しました。こうして、一九二七(昭和二)年に「皮膚を通して行う青酸療法〜難病患者を二十万人救った療法〜河野大圭禅師の枇杷の葉療法の紹介とその科学的研究という論文が雑誌『日本及び日本人』に発表されました。
この論文を書いた札幌鉄道病院の福島鐵雄博士は、治療効果は枇杷の葉に含まれる「青酸」の威力によるものであると述べています。そして、枇杷の葉療法はどんな病気にもだれがやっても確実に効果があると評価しています。
それから十年後(昭和十二年、1937年)、大阪大学医学部で、片瀬淡教授のもと安田寛之博士が、枇杷の葉療法の動物実験を行い、その結果が「血液の酸・塩基平衡より観たる枇杷葉療法」という論文にまとめられて発表されました。
血液が酸性に傾いた病気のウサギに枇杷の葉のエキスを蒸気にしてふきつけて血液がどう変化するかを調べた実験です。ウサギの耳に五分間吹きつけただけで、全部のウサギの血液が弱アルカリ性になり、その後健康を回復しました。片瀬教授の提唱した万病一元説、酸性血を浄化すると病気は治るを立証した実験でした。
この理論にもとづき同大学医学部では人間のがんを治療し、実績をあげています。
がんだけを選んで攻撃する天然の抗がん剤〜ビタミンB17
米国の生化学者アーネスト・クレブス博士は、長寿国として有名なフンザ王国(現在パキスタンの一部)を調査したとき、そこにがんの人がいないのはアンズを常食しているからだと考えました。そこで、博士はアンズの種からアミグダリンを抽出し、ビタミンB17と命名し、がんの治療に使ったのです。一九五〇年代の事です。
クレブス博士の研究を要約すると次ぎのようになる。
アミグダリンはベンツアルデヒドとシアン(青酸)の化合物です。これが体内に入るとβグルコシダーゼという分解酵素によって猛毒のベンツアルデヒドと青酸に分解される。がん細胞はこれらの毒にさらされて死滅する。ベンツアルデヒドはさらに酸化されて鎮痛作用のある安息香酸に変化して痛みを抑える。まさに「毒を持って毒を制す」の療法です。
このアミグダリン(レートリルとも呼ばれる)を使って驚異的ながん治療成績をあげたのがジョン・リチャードソン医師です。一九七四年に米国で『驚異の癌特効療法ビタミンB17』(第一巻 癌なき世界、第二巻 癌クリニックの体験、みすず書房)が出版され、副作用のない天然の抗がん剤として大きな反響を呼びました。英国のブリストル・がんセンターやメキシコのコントレラス病院は「レートリル療法」で有名です。
だれにでも簡単にできる家庭療法
枇杷葉温灸療法は金地院療法のようなやり方から、枇杷の葉を肌にあて、その上からもぐさで温めるというやり方がありますが、葉を入手するのが大変です。枇杷の葉の上から棒もぐさで温めるという方法は、煙ともぐさの臭いが嫌われ、火の粉が畳を焼いたり、面倒くさいといった難点がありました。
より効率の上がるよう工夫が重ねられ、現在では、熱源としてもぐさの代わりに遠赤外線を使い、枇杷の葉の代わりに枇杷の葉エキスを使用する温灸器具が開発され、簡単にだれでも家庭でできるようになっています。
温灸器は遠赤外線による熱の深い透過性を利用して"ツボ"に放射します。しかも、刺激が深いところまで届くので、その点の効果も期待できます。間接灸ですのでやけどはしません。
枇杷療法と灸を組み合わせる
枇杷温熱療法は、枇杷葉の成分の効能と、温灸による効果とを組み合わせたものです。
きれいな血液が全身を滞りなく巡っているのが健康の基本です。全身の基本のツボに温灸することによつて、血液の循環を促し、特に自律神経の働きと内分泌系を整え免疫系を活性化させます。
この療法は温熱の効果とともに枇杷の葉の薬効成分を皮膚から体内に浸透させて、血行をよくすることが基本です。気血の流れを円滑にし、細胞を活性化させ、生命力を蘇らせるのです。
自律神経の働きが不調だと、臓器の抵抗力が低下します。内臓をコントロールしているのは自律神経だからです。したがって、枇杷温灸で自律神経を調整することは、免疫能を高める上で重要です。(『枇杷の葉温灸ツボ療法』神谷富雄 池田書店)
どれくらいの時間したらいいか?
もちろん、最初は二十分くらいから始め、体の反応を見ながら徐々に時間を増やしていきます。
入院していても、煙も臭いも出ないので、周りに迷惑をかけることなく、消灯後や自由時間に自分でやれます。
家族の思いを伝える手段として
家族がいかに患者を励まし支えるかということは、闘病の成果を大きく左右します。この療法の最大の長所は、患者に何かしてあげたいという家族の思いを伝えられ、患者のためになにかプラスになること、愛情を具体的に表現できる手段として使えるということです。親が子供に、子供が親に、妻が夫に、夫が妻にという具合に家族でお互いにしあいっこできます。家族であれば祈りと真心をこめてやってあげることができます。
患者が自分の病気は自分で治すという自助努力の精神を強め、患者自身のやる気を強めるという意味でも、この療法は適しています。
うつらうつらと夢うつつのうちに症状が改善されるなら、これにまさる療法はありません。患者にとって、肩のこりや痛みが取れて心身ともにリラックスできる一時は病気を忘れる至福のときです。ぐっすり眠れるのもうれしいです。
遠赤外線マット温罨法
これは、ツボではなく、腹部や背中を広い範囲にわたって温めたい場合に使います。
まずキッチンペーパーのような紙を腹(直接皮膚)の上に置き、その紙の上に枇杷の葉エキスを吹きつけてしみ込ませます。そのうえにビニールを広げ、その上から市販されている遠赤外線マットをのせて温めます。ただ温めるだけでなく、温めながら、皮膚から枇杷の葉のエキスを浸透させようとするものです。
枇杷の葉茶と枇杷の種
枇杷の葉は、昔から咳を止め、痰をきり、暑気あたりに効くお茶として親しまれてきました。
枇杷の種は焙煎して粉末にしてたべます。明時代の漢方書『本草綱目』には枇杷の葉の効能を次のように紹介しています。
「嘔吐のとまらぬもの、産後の口乾、煮汁を飲めば渇疾に主効があり、肺気熱嗽および肺風瘡、胸、面上の瘡を治す。胃を和し、気を下し、熱を清し、暑毒を解し、脚気を療ず」
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