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全身温冷浴 〜  予防と再発予防の切り札


 
全身温冷浴をやらずして、「私はやるべきことはすべてやりました」というなかれ。

 わたしの体験から言えることは、全身温冷浴こそ家庭でできる最高のがん撃退療法です遠赤サウナ浴と組み合わせるのがベストです。

微小がんが発見されたら

たとえば、PET検査で微小がんが発見された場合、医師は何もすることがないので、「様子を見ましょう」というでしょう。患者さんは、ただがんが大きくなってくるのを待つだけなのでしょうか。これでは、早期発見した意味がありません。

このようなときこそ、すぐ全身温冷浴に取り組むのです。微小がんならすぐに消えてしまうでしょう。がん患者さんは、とにかく一度全身温冷浴を試してみることをお薦めします。

 再発が心配なとき

また、手術を受けた後、再発が心配です。定期的に医師のもとに検診にいって、「はい、再発しました」でいいのでしょうか。何のための検診なのでしょうか。
こちらから再発させないように攻めていく方法が必要です。その再発予防の切り札が、遠赤サウナ浴と全身温冷浴です。これを定期的に行う闘病プログラムを作ってください。

 家庭には浴槽が二つないので、わたしは大人が腰をかがめて首までつかれるくらいの大きさのポリ容器を買ってきて、水風呂用にしました。これができない場合はシャワーでします。一番いいのは定期的に遠赤サウナのある近くの銭湯や温泉施設に出かけて、のびのびとじっくりと時間をかけてやることです。

まず遠赤サウナに先にはいります。温泉施設等にある高温サウナでは負担にならないように入る時間を短めにして調節します。

方法

:病状の悪い人は 湯―水―湯―水―湯―水 と交互に一分間ずつ湯と水につかります。
元気な人は、初めに水から始め、次ぎにお湯に全身一分間入る。
水四回、湯三回の7回とする。最後は必ず水で終わる。一分間砂時計があると便利です。

わたしは、水11回、湯10回合計21回やりました。

 湯の温度41℃〜42℃   水の温度14℃〜15℃ 
最初から14℃には入れないので、20℃くらいから始め徐々に下げていくようにする。夏にするときは水の中に氷を入れて温度を下げます。自分の体調と相談しながら回数や温度は決めてください。

 体をただ温めるだけでなく、冷やすのと交互にすれば、いっそう効果的に自律神経が刺激され、血液循環も促進されます。ダラケていた自律神経が、往復ビンタを食らってシャンとします。

手術日にベストコンディションで臨むには

 手術日までベッド待ちで1〜2ヶ月待ちで時間がある場合があります。このようなときこそ、手術の侵襲,ストレスに対抗する備え、気力、体力の充実、免疫力の改善のために全身温冷浴を行います。

手術前に体を温めて、熱ショックタンパク(HSP)を高めておく

 手術2〜3週間前から遠赤サウナに定期的に入って体を温め始める。ストレスから守ってくれる熱ショックタンパクの産生が、手術の日に最高に高まるように、手術日2〜3日前に加温して、手術に備えます。(遠赤サウナの項参照)

足の温冷浴

 え!たったそんなこと? とバカにする方がいるかもしれません。それは、やったことがない人の考えです。
わたしは、病院では全身温冷浴ができないので、足の温冷浴をしました。わたしが入院していたとき、患者さんはみんな自分のベッドの下に温冷浴用のバケツを2個置いていました。歩ける人は自分でお湯や水を運んできます。動けない人には動ける人が助けてあげます。

ふたつのバケツにそれぞれ、お湯と冷たい水をいれ、一分づつ交互に水→湯→水→湯→水 と各10回行います。

湯の温度は4043度、水は1415度くらいが目安ですが、お湯も水も生温いと効果はありません。水から始めて水で終わります。夏にするときは氷を入れながら、冬にするときは、熱いお湯を加えながら温度を管理します。

 とくに、動けない患者にはベッドの上で寝たままやってあげましょう。気持ちいいと喜んでもらえるだけでなく、本当に元気になるのです。担架で運ばれてきたがん患者さんがいました。全然食べられないし、話もできないくらい弱っていて治療も受けられない状態でしたので、先生は家族に足の温冷浴を薦められました。
点滴をしながら、食事と治療の代わりに朝昼晩三回ベッドの上にビニールを敷いて家族が足温冷浴をしてあげました。わたしも隣りの部屋に手伝いに行きました。一週間くらいすると、死人のようだったのが、食べられるようになり、話しもできるようになったのです。

 わたしは、がん患者さんを病院に見舞いに行く時は、この足の温冷浴の仕方を家族に教え、継続してやるよう薦めています。湯の中に浸した患者の足をもんであげながら早い回復を祈ってあげるのです。簡単なことですが、実際にやってみるとその大きな効果に驚かされます。

 現在入院中のひとはすぐにふたつのバケツをそろえて、足の温冷浴を始めましょう。

(『がんも治る西式健康体操』山崎佳三郎、高橋書店)

《西式健康法は、一九二七年に西勝造氏によって創始された健康法》