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高麗人参瀕死の病人を生き返らせる

 高麗(朝鮮)人参は、昔から不老長寿の上薬として位置付けられてきた漢方の王様、万病に効く霊薬として有名ですが、がんに対しても驚くべきパワーをもつ天然の抗がん薬として注目されています。人工栽培された高麗人参でも六年根と知って驚きましたが、韓国で発見された一億円の価値があるという天然の600年根をテレビでみたときは、高麗人参のもつ生命力の凄さに圧倒されました。

 アンドルー・ワイル博士は「治癒力を高めるくすり」(治癒系の効率を高め、治癒系の解毒作用を助けて治癒をおこりやすくさせるもの)の代表として、朝鮮人参をあげている。(『癒す心、治る力』)

 わたしが入院中、がんの患者さんたちと、病院の屋上で飼育されているがんのマウスを見に行きました。このマウスたちには高麗人参エキスが入った水が与えられ、高麗人参ががんに効くかどうかを調べていたのです。最初に見たときの大きながんの塊がつぎに見に行った時にはなくなっているのを見て、高麗人参エキスにがんの増殖を抑える働きがあることを自分の目でみて、手で触って確かめることができました。

がんの増殖と転移を抑制する

 富山医科薬科大学など多くの大学や研究所で高麗人参の科学的解明が進み、以下のようなことが明らかになっています。

 放射線治療や抗がん剤治療の治療前から服用すれば、副作用を軽減することができます。ビタミンCを併用すればさらに有効です。

「高麗人参には白血球をふやす働きがあります。そのため、放射線療法を行いながら高麗人参を飲むことで、大変いい結果をあげている例がたくさんあります。しかも、高麗人参は白血球だけでなく、赤血球や血小板などもどんどんふやしていきますから、酸素をはじめ、栄養が体内に行きわたるため抵抗力がぐんと高まり、回復を早めることができます。

 とくに注目したいのは、がん細胞を食べてくれるマクロファージの抗がん力が高まることです。というのも、マクロファージは血液から栄養をもらっているのですから、高麗人参で血液の栄養が豊かになれば、それだけマクロファージの抗がん力も高まるからです。このように多角的で顕著な作用を持っていることや副作用がない点を考え合わせると、高麗人参こそ世界の人が望む最もすぐれた制がん剤といえるのではないでしょうか」(『高麗人参の薬効の不思議』久保道徳近畿大薬学部教授)

  1. がん患者は食欲が減退し、体力がなくなり、がんに対する抵抗力が落ちる。これはがん細胞から食欲を減退させるトキソホルモンが出るため。高麗人参はこのホルモンの働きを抑え、食欲を増進させる。

    上記の点に加えて、もっと重要なことが明らかになってきました。

  2. がん細胞の増殖を抑制する。
  3. がん細胞の転移を抑制する。
    「朝鮮人参にがん転移を防ぐ効能があることが富山医科薬科大の済木育夫教授らの研究で分かった。済木教授らによると、がんの転移を防ぐのはM1とよばれるサポニンの代謝産物。朝鮮人参を食べると主要成分のサポニンは体内で腸内細菌の分泌酵素によってM1に変化して吸収される。このM1を実験動物に投与したところがん細胞の転移する数が大幅に減った。
     また、M1をがん細胞にかけると、がん細胞は増殖せず、「アポトーシス」と呼ばれる自発的な死に追いこまれることも確認された。(98年八月六日読売新聞)」
  4. がん細胞を正常細胞に戻す能力がある。

 わたしの入院当初から教えられたのがビタミンAや高麗人参などBRM(生物学的反応修飾物質)と呼ばれる物質が、がん細胞を正常細胞に変える働きがあるということでした。近畿大の有地滋教授らが撮影した肝がん細胞の電子顕微鏡写真によると、がん細胞を高麗人参抽出成分サポニンといっしょに培養すると七ヶ月後に正常細胞に変わっていることが分かりました。無限に増殖するはずのがん細胞が正常細胞に戻ることがあることを示す実験でもあります。(『癌・温熱療法の科学』フランク・T・小林、東洋医学舎)

 高麗人参の研究で有名な松繁克道先生(富山医科薬科大学教授)にお会いしたとき、人参の効果的な飲み方を教えていただきました。「どぶ掃除をするときどうします?ちょろちょろ水を流してやってもきれいになりませんね。最初はバケツで大量の水をいっきに流し込んで汚れを洗い流すでしょう。あれと同じです。人参を飲むときも、がんの患者さんは、初めは血管のどぶ掃除をするようなつもりで、いっきに集中して多めに摂るのです。そうしたら、あとはちょろちょろ飲んでいいのです。最初から少しづつ飲んでいては効果は期待できません」ということでした。

 「すでに臨床的にも高麗人参を一日、十〜三十gくらい用いる大量療法は、がんの初期や手術後の再発防止にすばらしい効果をあげているのです。たとえば、胃がんの場合、初期の段階では胃潰瘍なのか、がんなのか区別しにくいことが多いものです。この段階から、高麗人参を服用していれば、胃潰瘍、あるいはごく初期のがんならまず一〇〇%治るといってよいでしょう」(『高麗人参の薬効の不思議』久保道徳近畿大薬学部教授、マキノ出版)

 漢方薬は証による処方が必要ですが、朝鮮人参だけは「独参湯」と呼ばれるように、単独で使える上薬です。高麗人参エキスは高価でなかなか手が出ませんが、わたしは闘病の初期から命を買うつもりで飲んできました。本当に、高麗人参は、人間の生命力そのものを強めるように作用し、瀕死の病人を生き返らせる力があります。それを実感しています。