●リフレッシュ療法 〜 予防と再発予防の切り札
(一)外から働きかけて治癒力を高める
わたしが二十年以上がんと付き合ってきて確信していることは、リフレッシュ療法こそ家庭でできるがん予防や再発予防の決め手だということです。もちろん、いまがんと闘っているかたにとっては、がんの治療にも大きな武器となります。再発が心配な方も、この療法を自宅で取り組んでいただきたいと思います。
もぐらたたきにならないために
がんの手術を受けた方にたくさん会いましたが、みなさんいつまた再発するか分からないので不安だといいます。再発するまでじっと待っているしかないのでしょうか。現在のがん治療はよく「モグラたたき」に例えられます。どの穴からモグラ(がん)が頭を出してくるかを待ち構えているようなものです。出てきたらたたき、別の穴から出たらまたたたくということを繰り返し続けます。それよりも、モグラがどの穴からも出てこないような対策を講じる方法はないのでしょうか。再発をただ待つのではなく、再発させないように自分のほうから攻めていくのがリフレッシュ療法です。
がんが発生する宿主の体内環境を変えて、宿主の免疫力、自然治癒力を改善していこうとする考え方こそ、がん治療の基本であるべきです。リフレッシュ療法はがん細胞が出す毒素や免疫阻害物質を取り除き、低下した免疫力を強化して自然治癒力を改善するのが目的です。
●リフレッシュ療法の実際―小林先生のクリニックのフルコース
開始
☆特製ジュース(クリーン・ジュース)〜長期間蓄積された宿便取りが目的
▼理学療法〜〈西式健康法〉の基本を、特製の機器を使って行う。 金魚運動・毛細血管運動・全身バイブレーション (手足の筋肉を微細動させ、血液とリンパ液の 循環を促進させる)。
▼アクティブ・リフレッシュ〜 腹部温罨法(キューマット)、サイクル・トレーニング、フット・トレーニングを行う。
▼全身マッサージ〜 こりを揉みほぐし、全身のリンパ液の流れを調整し、筋肉やスジの異常を正す
★昼食――自然食・そば〜宿便とりを促進する。
★特製ジュース(漢方ジュース)
漢方薬サンアドバンスとニンジン、キュウリ、リンゴをミックスしたジュースである。
これは疲労物質の乳酸や、がん毒素であるトキソホルモンの排除作用があり、新陳代謝促進、
自律神経調整、リンパ球やマクロファージの増加と強化による免疫システムの活性化にも有効である。
▼鍼灸〜自律神経調整、免疫能アップ、新陳代謝促進。
☆特製ジュース
このジユースは、高ビタミンとミネラル類で栄養補給、体力増強を図るとともに、次の効果を目的とする
・選びぬかれた滋養栄養補給(鉄欠乏性貧血の回復を図る
腸内乳酸菌=ビフィズス菌の増殖(腸内悪玉菌による腐敗毒素を防ぎ、リンパ球やマクロファージの増加によって免疫システムを強化)
終了一全所要時間は5〜7時間である。
(『癌・温熱療法の科学』フランク・T・小林 東洋医学舎2004)
全身病に対する"全身療法“
自律神経の働きや血液循環、肝臓、腸など内臓や免疫細胞の働きーこれら全身的な生命力・防衛力が衰えると、いろいろな病気が起きてきます。現代医学ではがんを"局所の塊り“の病気としていますが、本質的には、この自然治癒力が衰えて、がん細胞を抑え切れなくなって起こる"全身病”です。その全身病に対する全身療法として体系づけたのがリフレッシュ療法なのです。
がん毒素の排出
がんは生き物ですから、老廃物を出します。これががんの毒素で、全身を巡って、けだるくなったり、意欲がなくなったり、やせたりします。がんの患者さんの場合には、特にこのことが大事です。がん組織が成長して正常組織を圧迫したり、浸潤したりするより先に、この毒素が全身に害を及ぼすのです。がんが出す毒素は、免疫細胞の働きを抑えます。だから毒素の増加→免疫力低下→がんの増殖→毒素の増加、という悪循環に陥るのです。リフレッシュ療法はがんによって落ち込んだ免疫能力を高め、間接的にがん細胞を攻撃するのです。
腸と肝臓の循環の改善が大きなポイント
〜宿便を除去 なぜ宿便が悪いのか。大事なのは、肝臓と腸との間の循環です。老廃物、その他の有害な物質は、肝臓で分解され、胆汁に混じって腸に捨てられます。ところが腸では、いろいろな栄養物が吸収されて、肝臓へ送られる。肝臓は、老廃物も栄養分も引き受ける総合処理工場なのです。だから、便通が悪いと、いっぺん出したゴミを、また引き取ることになり、体調が悪くなるのです。腸の状態が悪くなると、肝臓も悪くなってきます。
宿便を除去し、腸内細菌の中の善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)を増やし、悪玉菌を減らさなければなりません。悪玉菌が増殖して善玉菌を抑え込むと老廃物が蓄積され、その毒素が腸壁から肝臓へ吸収されます。腸内の正常細菌の働きをよくすることが肝臓にとって重要なことなのです。
リフレッシュ療法は、この"腸肝循環“を改善して肝臓の負担を軽くすると同時に、血液循環をよくして、その機能を高め、肝細胞の新生・増殖を助けます。宿便がどんどんとれると、肝機能はみるみる良くなっていきます。
宿便とは少食健康法を提唱する甲田光雄医師によると:胃腸の処理能力を超えて食べ過ぎを続けた結果、腸管内に渋滞する内容物。
ゲルソン療法でなぜ徹底してコーヒー・エネマ(浣腸)で肝機能の強化を強調するのかがよく理解できます。
自律神経の働きを改善させる〜内臓
-体表反射を応用〜がんの患者さんには共通して自律神経のアンバランスがあります。それを良くするためにやるのがリフレッシュ療法です
わたしは遠赤サウナ浴と温冷浴、これに鍼灸の代わりに枇杷温熱療法を加えて三本柱とし、これに『解毒・排毒療法』を組み合わせて、わたし流のリフレッシュ療法をつくりました。