狭間の世界
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邪教徒たちの信仰対象とされている「異形の神」について。この異形の神は新約聖書の「ヨハ | ||
| ネの黙示録」に出てくる獣(悪魔)であり、「バフォメット」と呼ばれている。名前の由来は、イス | |||
| ラム教の創始者・マホメットの名前が転訛したものであると言われている。このバフォメットは女 | |||
| と山羊の形が混じった翼を持った両性具有の魔神像だと考えられている。本来、バフォメットと | |||
| は聖堂騎士団が崇拝した偶像の事と言われている。バフォメットは中世において、悪魔の同義 | |||
| 語、あるいは悪魔の一名称として使用されていた。その為、サバトの首領としての魔女の神と | |||
| 見なされるようになる。 | |||
| 躯の下部とヘルメスの杖・・・万物の創造の秘密の象徴。 女の乳房・・・母性の象徴的記号。 | |||
| 人間と同じ形の手・・・勤労の神聖性を示す。上と下へ向けて印を結んでいる。その指し示す先 | |||
| には善と悪を象徴する白と黒の三日月がある。 | |||
| 額の五芒星・・・一個の頂点が上を向いた正位の五芒星は、小宇宙であり人間の知性の象徴 | |||
| である。それが松明の下に置かれていることにより神の啓示の意味を持つ。 | |||
| 角の間の松明・・・「三つ組み」の均衡を持った知性の象徴。 | |||
| 雄山羊の頭・・・犬と雄牛と驢馬を合成した特徴をもつ。肉体的罪の責任は物質である。 | |||
| ※ エリファス・レヴィの『高等魔術の教理と祭儀』から引用 |
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| ベルセルクでは現実の世界と同じく邪教徒、異端児を取り締まる際に、拷問具を用い | |||
| ている。悪行は悪魔がさせているもの、容疑者に取り付いた悪魔を追い払ってあげる | |||
| のが、拷問だと考えられていた時代である。拷問具の中でも目を見張るもの、それは | |||
| 「鉄の処女」である。またの名を「アイアン・メイデン」と言う。 | |||
| 鉄製の人体型カプセルの内側に鋭い針が取り付けられている。犠牲者を閉じ込めて | |||
| 扉を閉じると、針が体中を刺し貫いた。閉じこめられた人間の呻き声が外に漏れない | |||
| ように分厚く作成され、棘の数や位置により死に至る時間を調整で きた。 | |||
| ニュルンベルクの鉄の処女は、密閉されたカプセルの中で犠牲者が絶命したあと、 | |||
| 扉を開けると底が抜け落ちた。床下に転落した死骸は、流水によってニュルンベルク | |||
| 城の外に排泄されるしくみだった。 | |||
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| ドリームキャスト用ソフト「ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章」に登場する伝説上の植物、「マンドラゴラ(mandragora)」について触 |
| れる。マンドラゴラは人間の形をした根をもつ植物で、マンドレイクまたはアルラウネとも呼ばれる。マンドラゴラは、釣り鐘状の形をした |
| 紫色の花とオレンジ色の実をもった植物で、その根の部分は裸の人間の形をしている。 | ![]() |
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| マンドラゴラは男と女の二種が有り、白いマンドラゴラが男で、黒のマンドラゴラは女で | |||
| あるといわれている。発生については、無実の罪によって断頭台で処刑された男が断 | |||
| 末魔に洩らす精液と脂によって生じると信じられ、絞首台のそばに生えていると考えら | |||
| れた。人間の無念の涙と怨みが生み出した植物である。 | |||
| マンドラゴラは有毒で、かつ実の部分には麻酔や麻薬、催眠剤としての効果が有り、人 | |||
| の形をした部分には媚薬としての効果があると言われ、万病に効く霊薬とされている。 | |||
| 媚薬として使用する場合、男のマンドラゴラが女性に対して、女のマンドラゴラは男性に | |||
| 対して効果があるといわれている。また、マンドラゴラは宝捜しや敵の攻撃から身を守る | |||
| ための護符として使われる。 | |||
| しかし、そんなマンドラゴラが何故恐れられているのかと言うと、マンドラゴラを採取する | |||
| 時に危険が伴うからである。マンドラゴラは触っただけでも死の危険性があり、土から引 | |||
| き抜く時にマンドラゴラはとてつもない叫び声を上げてその叫び声を聞いた者を発狂させ | |||
| たり、死に至らしめると言われている。 | |||
| また、マンドラゴラは採取しようとすると自分の足で逃げてしまうと言われている。これを止めるには女性の小水、又は経血をかけると効 |
| 果がある模様。マンドラゴラの抜く方法として知られているのは、 1.他人を犠牲にして誰かが抜いたところを採る。 2.犬に縄を付け |
| て引きぬかせる。 3.マンドラゴラの周りに剣で3重の輪を書いて、樹皮に3つの十字架の印を彫りつけ西の方角を眺める。と言うのが |
| ある。次に挙げるのが、2の犬を使った具体的な採取方法である。 |
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<参考文献/健部伸明と怪兵隊著/幻想世界の住人たち/新紀元社/1988> | ||
| <採取法> | |||
| 一匹の黒い犬を利用する。マンドラゴラが黒い色が好きだからである。犬の首輪に | |||
| 長い皮紐をつけ、その反対側にマンドラゴラの根元に結わき付ける。そして飼い主 | |||
| は大急ぎでその場を逃げ出す。犬は主人のあとを追いかけてくる。こうして犬が走り | |||
| 出せばマンドラゴラの根は引き抜かれることになる。根が引き抜かれた時にマンドラ | |||
| ゴラは悲鳴を発する。この悲鳴をうっかり耳にしようものなら人間は発狂してしまう | |||
| か、その場で死んでしまう。つまり犬に犠牲になってもらうわけである。 | |||
| 万が一のことを考え、ワックスで耳栓をしたり、角笛をふき鳴らして悲鳴が聞こえな | |||
| いようにする。犠牲になった犬はマンドラゴラと共にその紐がついた状態で薬屋等に | |||
| もっていく。引きぬいたばかりの新鮮なマンドラゴラである事を示す為である。 | |||
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| 魔法とは、至高の最も絶対な、そして最も神聖な自然哲学の知識。生物や天候、地球の元素、その他、ありとあらゆる物を操る力を人知 |
| を超越した神秘の存在から分け与えてもらう技術である。魔術の中興の祖と呼ばれるフランスの先賢、エリファス・レヴィの魔 |
| 法の定義は「賢者の時代から伝承されてきた自然の秘密を扱う伝統的科学」であると言う。 |
| 「magic(魔法)」という単語は、新約聖書の「マタイによる福音書」に記されている3人の賢者「magi(マギ)」から派生した。魔術師(魔女) |
| は、自然を深く真撃に探求するものであり、その能力故に効果を予期する方法を知っている。その魔法の効果は素人から見ると奇跡に見 |
| えるであろう。 |
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シールケが円を描いた直後に唱えたものは、「カバラ十字(Qabalistic Cross.)」と呼ばれる儀式の呪文の一部であると | ||
| 思われる。この儀式は御祓い(清め)に類し、大抵、魔法の儀式を始める際と終える際に行うことが多い。 | |||
| その後、シールケが行った五芒星(☆)を用いた魔法は、「小五芒星儀式」と呼ばれる術である。目の前に描く五芒星 | |||
| の描き方により、「召喚」「退去(追儺)」の2通りの効果を発揮できる。 | |||
| 名 | 効果 |
| 小五芒星召喚式 (Lesser Invoking Ritual of the Pentagram. ) | 地に描いた円の中に意識や様々な存在の力を呼び満たす |
| 小五芒星退去式 (Lesser Banishing Ritual of the Pentagram. ) | その場にある様々な諸力を退去させ、円の中に純粋な力を満たす |
呪文には旧約聖書で用いられたヘブライ語(ユダヤ人が使っていた言語)を使う。「小五芒星儀式」でシールケが唱えた呪文は下記の4つ。(「カバラ十字」については原作では解読不能なので、ここでの記述は控える) |
| 呪文 | ヘブライ文字 | 等価文字 | 意味 |
ヨド・ヘー・ヴァウ・ヘー |
YHVH | 「口にすべからざる主(神)の御名」 ヨド(Y)・・・絶対者の象徴 ヘー(H)・・・その否定 ヴァウ(V)・・・調和である三位一体を表す ヘー(H)・・・その否定 この4文字はテトラグラマトン(聖四文字)と呼ばれるものであり、 隠された力ある神の名で、宇宙のあらゆる秘密を解く鍵である。 |
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| アドナイ・ツァバォト | ADNI ? | 「主」 後者は不明。 | |
| エーヘーイエー | AHIH | 「在りて在る者」 「私は在るであろう」 | |
| アーグラー | AGLA | 「汝は強大にして永遠なり、我が主よ」 Athah Gabor Leolam, Adonai. |
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西洋の伝統思想では、エレメント(四大元素)と呼ばれる4つの霊的要素から世界が構 | |
| 成されていると考えられていた。これを初めに提唱したのはアリストテレスだとされてい | |||||
| る。エレメント(四大元素)とは万物を構成する4つの元素、「火、水、風、地」のことを言 | |||||
| う。火は熱く乾き、水は冷たく湿り、風は熱く湿り、地は冷たく乾いた属性を持つ。この | |||||
| ように、「熱、冷、湿、乾」という4つの基本的性質の2つを融合することで、個々の元素 | |||||
| 火 | 水 | 風 | 地 | は成り立つとされた。 |