VOL54「ヤローについて」


フラワーエッセンスセラピーの依頼の中でもっとも多いのは「人からどう思われるのかがとても気になってストレスがたまる。人から嫌われたくないという思いが強くて自分が本当に何をしたいのか分からない」というものです。この問題に関して一口に「ではこのエッセンスを」というものはありませんけれども、ここではヤローを取り上げてみることにいたしました。

ヤローのハーブはそのすぐれた収斂作用から止血剤として古くから使われてきました。フラワーエッセンスにおけるヤローはエネルギーレベルでの収斂作用をおこします。つまり自分と他人の境界線を強化することで他人や環境のマイナスの影響から身を守り、心身のエネルギーが消耗することを防ぎます。

特に職業上、相手のネガティブな面と向き合うことの多い人にはその負のエネルギーから自分をガードしてくれる心強いエッセンスです。その点ではウォールナットとも近いものがあります。他人の思いを吸収しすぎて身動きが取れないように感じる人、またアレルギーや環境病にも適したエッセンスです。

FESにはヤローのほかにゴールデンヤローとピンクヤローがあります。どちらもヤローの性質と似ておりますがゴールデンヤローは公の場に対する恐れや抵抗感に対応しています。非常に繊細な感性をしているために傷つけられることを恐れて社会にうまく出ていかれない場合や仮に出ていったとしてもその環境にひどく影響を受けやすく、自分を表現することが難しいと感じる場合に力を貸してくれます。

またピンクヤローのエッセンスは自分と他人の境界線があいまいになってしまっている人を助けてくれます。たとえば自分の子供が悩みを抱えて苦しんでいるとします。母親であるその人は子供のことを話しているのですけれども、話だけを聞いているとまるで本人がそのことで悩んでいるかのように自分と子供の感情が一緒になってしまっているということがよくあります。あるいは相手が悩んでいるのに自分だけが平気な顔をしていることが申し訳ないような気がして、自分も同じように落ち込んでいるというタイプの人です。

ピンクヤローのエッセンスはそれぞれの魂にはそれぞれの経験と学びがあるのであって、偏った同情心とお互いが自立しながら学びのために支えあうことが別のものだということに気づかせてくれるのです。

ところで境界線という言葉を使いましたが人間には肉体の外にエネルギーフィールドというものがあります。他人と向かい合ったときにこれ以上近寄ってこられるとどうも落ち着かないという感じを持った経験はどなたでもおありだと思います。初対面の人か親密な関係であるかによってその感覚は違ってきますけれども、肉体の外側に目に見えないラインの間でお互いのエネルギーのやり取りをしています。

境界線の弱い人は他人と一緒にいると自分と相手の境界線がまざりあい、自分らしさを保つことが難しく感じたり、ネガティブなものを容易に取りこんで免疫力が低下したりします。ヤロー系統のエッセンスはこの境界線を強化することで理想的な魂のあり方をめざしていきます。

話は変わりますけれども先日「美保さんは見かえりを求めることってないんですか?」と質問してくださった方がありました。見返りを求める心は美しくないとされていますが、もちろん私も期待はします。誰かに何かをしてあげたら相手からの「ありがとう」という言葉を期待しますし、はりきって料理を作った時などは食べた人から「おいしいね」といってもらいたいと心の中では思っています。

けれどもたとえその言葉をいただけなくても自分が誰かに何かをしてあげたいという思いを実現できればその時点で満足しているので、かりに「ありがとう」が返ってこなくてもがっかりはするでしょうがその言葉を引き出すためにやりたくもない努力まではしないと思います、とその方にはお返事を差し上げました。

やりたいことをするのはたとえそれが社会的に良いことであれ心の中は意外に複雑なものです。他人のために良いことをしながらもどこかでその見返りを求めている心。いいことをして人から誉めてもらうのはなんとなく大人気ない気がして、だから他人の目の届かないところでそっとやろうと思う心。かと思うとボランティアに励んで私は良いことをしているのよ、とある意味でかなり自己満足的な良い気分にひたってみたいと思う心。あるいはそんなの全部偽善的で心が汚れている、本当の善行というのはもっと純真な心から出てくるものでなければやっても意味がないんだとすべての行為を否定する心。

良いことをしたい、というシンプルな思いでさえこんなにも複雑になってしまうのはやはりここにも他人の目に縛られる自分がいるからですね。目の前に立っている人に席を譲りたい。けれど快く座ってくれるだろうか。気分を害したり、断られたりしないだろうか。そんなことを考えているうちにどんどん時間がたっていっていまさら立って席を替わるのもなんか変だし、だからやめておこう。

この中で一番大切なのは席を譲ることがあらゆる側面から見て正しいかどうかということではなく、自分が本当に席を譲りたいかどうかということだけなのです。その一番大切な心の部分に忠実に行動することを自分に許すことですね。良かれと思ってやったことが相手にとっては実は迷惑なことだったということはあります。けれどたいていの場合そのことだけが原因で人に嫌われることはありません。何故ならそれがその人の良心から出てきたものであることを知っているからです。自分が良かれと思ったことをする。この意識が明確になると他人との境界線がしっかりとして逆に周囲からのネガティブな影響を受けたりエネルギーを吸い取られたりということも少なくなります。

冒頭の悩みには続きがあります。「だから私は自分に自信がもてて他人振り回されないようになりたい。」です。そのためには自分のシンプルな気持ちを大切にしてそれをできるところから行動に移していくことですね。そのように心が決まったときにフラワーエッセンスは相乗効果を生んでいくのです。

                                                     美保

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パートナー・コオの気づきの日記

夢を見ました。かなり感情が高ぶった、という感覚とともに目が覚めて「?」なんでこんなに気持ちが揺れているんだ?…とふと記憶を探ってみると…とにかく夢の中で泣き叫んでいる自分「こんなのはちがう、いやだ、そうじゃないんだ!」ますます「ん?」いったい何をそんなに興奮しているんだ?寝ぼけた頭で思い出していくと…「言い訳をしないでほしい、そうやってとじこめないでくれ、ちがうんだから」まだ泣きじゃくっている感覚が続いている。

「自分に対しても他の人に対してもそれに意味があるとかないとか考える前にさ、感じなきゃだめなんだよ…感じることには確かに意味があるけど、それは後で考えることだよ。感じる前に意味を考えはじめてしまって肝心な「感じる」方をおろそかにしてるんじゃしょうがないよ!」

やっとその夢の意味を理解しはじめました。つまりある出来事に対して、その意味は?って考える前にそれを感じることが大事なのに、感じる前に頭で「これには意味があるはずだ、それは何だろう」って考えてしまっては感情を抑圧しているのと同じだ、ということのようでした。

そうだよなぁ…とまだはっきりしない頭で感じているのを整理するために朝食のときに美保さんにこの話をしました。自分は確かに「意味があるはずだ」と考えることで厳しい状況を耐え易くすることが出来るし、そうするのが大切なような気がしていたのですが、それが「先」に来てしまって感情を抑えているとはこの夢を見るまではまったく気づいていませんでした。夢の中で感じた感覚はとてもリアルで何か胸のあたりにあった大きなつかえを涙とともに吐き出している、というちょっと今まで味わったことのない感覚でした。

だから自分が体験したのが夢だと理解するまでにすこし時間がかかったような気がします。

かなりメッセージの強い夢だと感じました。それにしてもこの道を歩きはじめてからは本当に不思議な体験が多くなってきて段々驚かなくなっていましたが、自分の中にもまだそうやって溜め込んでいた感情があったなんてなんだか不思議な気分です。

ヒプノセラピーのセッションを受けた後「不思議な夢を見た」とおっしゃってメールをくださる方が多いのですが自分も以前よりはずっとその頻度が高くなっているように感じています。美保さんはこの気づきについては「出来事に意味があるのは大前提だからあらためてそれを意識して考えることはないわ」と言っていました。一緒に暮らしていてもまだまだなぞの部分があって楽しいです。

<ただの日記&PR>

山口県宇部市での出張セッションに出かけてきました。2日間で6人の方のセッションを行う、という初めての体験でしたが自分にとっても意味の深いセッションになりました。新しい人との出会いというのはいつも本当にエキサイティングなものです。こんなふうにセッションを行なっていけるなんて本当に自分は幸せです。これからはどこへでも出かけていきますので地方にいらして、お忙しくていらっしゃれない方はどうぞご遠慮なくお問い合わせくださいね。

                                                     コオ



コオの秘密のひとこと

52号がないことに皆さんお気づきでしょうか?誰も何も言ってこられない
ところをみると「ただ間違えただけだろう?」と思われているのでしょうね。
そのとおりです。ということで1号ぶん上げ底になってしまいました。

なんと宇部から自宅まで帰り着くのにたったの2時間半しかかからなかった!
こんなに近いとは!ビックリです。行ってみないとわからないものですね。

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