Colorless Film

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*旧日詩での作品。2月16日〜5月16日のうち、33作。*
一部自己判断により削除しました。
また、改稿して詩作品にとりあげたものもございます。



2月16日


賢治の言ったように
あたしは成れないだろう
何故ならあたしには 雪がない。

藤村の思ったように
あたしはなれないだろう
何故ならあたしには 川がない。

晶子の愛したように
あたしは成れないだろう
何故ならあたしには 人がない。

ケンヂの歌ったように
あたしは成れないだろう
何故ならあたしには ギターがない。

だから
成れないように あたしは成るだろう。

2月17日


昨日綺麗な夢を見つけた
朝になったら 腐ってた

2月19日


ずっとこのままでいたいから
新しいことなど望んでいないから
頑張らないことにしたから
惰性で怠けているんですよ なんて
わかったような大仰な物言いをしているんですよ だけど
本当は早くここから抜け出したいと思っているんですよ

もうずっとまえから ずっとこのままでいたいふりばかりしているんです

2月20日


大きな大きな大きな大きな大きな大きな大きな大きな大きな大きなことと
小さな小さな小さな小さな小さな小さな小さな小さな小さな小さなこと
両方とも大事にしなくちゃいけないから
本当に大変だよ
……大袈裟だからさ

2月21日


天気がイイからって、気分がイイとは限らないだろう。
俺は今日、真っ青だ。
悪いが真っ青だ。
果てしなく真っ青なんだぜ。

2月24日


まっとうすることと
あきらめること
どちらがむずかしい
かなぁ

2月25日


わかりやすくいわなきゃいけないんだ
でも僕にはわからないことしかないからさ
わかろうとしなきゃいけないんだ
でも僕にはわかりたくないことだからさ

異常な地図を見つけたよ
いつか僕が見た夢のようだった
悲しくないのはどうしてかな
それはそれで、いいんだけど

くだらない言葉は聞き飽きたんだ
誰かも言ってたよ、何度も言ってたよ、いつでも言ってたよ
気味が悪いからやめてくれ
あんたとは 会ったことがないのに
別に、だからといって、どうってことはないんだけど

「その後曖昧迷路の調子はどうだい
 望んだらしいじゃん、君も割りと自分を信じているんだね
 僕はそれなりを目指している途中さ
 どちらがより質がいいかって?嘗め回すように見るなよ
 ほら、天秤に乗りたきゃ乗ってやるよ
 君は軽くありたいかい?重くありたいかい?
 僕は どっちだっていいよ どっちだって同じことだから」

2月27日


本当に言いたかった言葉は
どこへいってしまったのだろう
出ないのを 出なかったのを
何の所為にすればいいだろう

納得いかないのは、もはや、事象ではない。

3月1日


最近学んだこと

あまりあまりあまりあまりあまりあまりあまりあまり
感動しても
表現できなきゃ
ただの感想でしか
ないということ

3月3日


どうしたってそれはブルー
どうしたってそれはブルー

行方知らずの思い出は
きっと今頃君を待ってる
くすぶってるのはプライドのせい?
違う そんなに安っぽくはないはずだ まだ まだね

君は遠くに来てしまった
それを望んでいたはずなのに
たしなむ程度の思い出を
ヒトリの為に脚色している

それでもまだ 安っぽくはないはずだ あぁまだ まだね

今と過去は 両方とも 進んでいるものなんだよね
ただ 過去の先に 君がいないだけ
今の後ろに 君がいないだけ
定説の逆説だねって笑われてしまうかな
真理を説こうとすると 傷ついてしまうのは どうしてかな

まだ まだね

そうして どうしようもない 空を見上げるんだ

3月5日


うざったかったのは 多分 重なってしまうから
本当はひがんでいたり
本当はねたんでいたり
本当はちっとも喜んでいないってことが
重なってしまうから 多分 うざったかったんだ

人間の汚い部分ってゆうのは
他人事みたいに評論するものじゃなくて
自分の事をさらけだして謝罪しなくちゃ
理解していないと思うよ

残像がショートする瞬間
僕は解放されるんだろう
でもそれはきっと とてもとてもとてつもなく 
ショッキングな事だと予感しているよ

あぁ やっぱり うざったいや
さっきまでは 君の優しい言葉がほしくて仕方なかったんだけど
だめだ 重なってしまうよ

だから 僕は先ず 君に謝罪をするべきなんだね

3月6日


想像しい街の中 吐き気がするほど感傷的
憂鬱に慣らされた 類似類似の感動観
衝動が満たされて 扉を開けば刃の雨
解放はしてやれない 足早になって損した気分

染まってしまった青空に
ゾッとするのも よくわかる

反動に怯えているのは 大きくなった体のせい
かつて俺は目に見えないものだった

気取ったふりして 
あぁ まるで人間のようだよ

3月9日



群青色
昨日はもう遠く
スクリーンの向こうで出番を待ってる

奏でろメロディ
ぐずぐずするんじゃない
真っ白になってしまったのは
君が君を使い切ってしまったから
遠くの音を使え
奏でろメロディ

ノイズに消されたカウントが
沈むのをただ眺めてる
未来は幾つも行き交って
散った秒針とすれ違う

そして東のほうからやってくるんだ

別にそれが嫌いなわけじゃないが


スクリーン
切り裂く鮮明な感情
一番新鮮な過去を ひとくくりにしないでくれ

3月10日


大きな感情で 探した夢は
傷つけることを 覚えたての姿
表紙に書き込んだ
くだらないテーマ

本当の感情で 掴んだ夢は
蹴り落とすことに 慣れたての姿
何色の雨がいいか
中途半端なルーツ

思い出を思い出すための現在
理想の砂を掻き分けながら
何気ないボーダー
やりきれないのは 多分その所為

3月12日


ひどくポップな環境で 毎日何かが弾け飛ぶんだ
見送っているけど 涙はでない

もやもやが沢山あるから 奥のほうまでは尽くせないんだ
戸惑っているけど 気にはならない

アツイことを言って 自問自答に付き合っているのは
まだ僕がほんの少し 「らしさ」にこだわっているからなんだろう

意志は段階的な後悔により選りすぐられていく
打ち勝てと繰り返せば それ「らしく」見えるんじゃないかと
幼稚な依存は続く あぁそうだ 僕は強く共感しているよ
あの日見た白旗に

見送っているけど 涙は出ない

3月14日


目隠ししてすっ飛ばした回廊
ただ眩暈に浮遊する意味のない台詞
昔のことが甦るのは
いつもそう ネジが緩んだ時なんだ
どうしようもない 僕
不可抗力という響きに反抗している心算さ

3月15日


くだって行く 太陽を見つめながら
どこかへ 帰らなくちゃいけないような気持ちを堪えている
進むという すんなりした言葉を
進行形で 保つのは難しい

群青色に押し潰されて パンクした夢を抱きかかえている
それでも
最低の場所からは抜け出せたはずさ

朝焼けのように見える夕焼け
そこに 意味なんて欲しくない

3月23日


その弱音は何キログラム?
その本音は何キログラム?
君が耐えられる重みは何キログラム?
加重
加重
加重
負担

そのみじめは何キロメートル?
その葛藤は何キロメートル?
行き場のない怒りまであと何キロメートル?
過剰
過剰
過剰
負担

頑張れそうにないって言う時の為に
どんな表情がインプットされているのだろう

3月29日


水蒸気が朝陽を反射して
痛いほどの幸福論を訴えかけてくる

私は迷惑そうな顔をしながらも
眩しくて見えやしない理想論に目を凝らす

いつの間にか多くなった人通りにかき混ぜられ
輝きが薄れ 現実論に成り代わったとしても

半分黄色に溶けていくような 表情の見えない影を
きっと私も背負っているのだろう

4月1日


ゲームじゃないと言い張りながら 確かに涙は敗北を刻む
伝えたいことの 半分ほどの重みになった僕は
大事なことを必死になってシュレッダーにかける
何をカムフラージュすれば 恥ずかしくない自分でいられるのだろう

笑われたっていいと強がりながら どこかで欺くチャンスを狙っていた
本当のことの 半分ほどの重みになった僕は
言っちゃあいけないことばかり振りかざした
とっくに疲れきっているのに 恥ずかしくない自分でいなくちゃいけなかった

ただ僕は 安心したいだけなんだ

4月6日


汗になって脳が溢れ出す
あたしの思考は誰かを傷つけやしないかと
ひどく ひどく ひどく 心配でならない

涙になって脳が零れ落ちる
あたしの秘密が誰かを困らせやしないかと
ひどく ひどく ひどく 臆病になってしまう

声になって脳が搾り出される
あぁ あたしの回路が誰かを迷わせやしないかと
ひどく ひどく ひどく 詰まりたくなってくるのだ

息の止め方も知らないくせに
どうして生き方を嗜んでいられるというのだろうか
おねがいだから ココを
ココを 離さないで欲しい

4月7日


摩り替わった写真
あたしは何を選ぶべきだったのだろう
後ろめたさのスピードが速くて
過去はなかなか去りきれずにいる

4月8日


古い細胞が死ぬ音 
打破しろ打破しろとうるさい
最終電車を見送る踏み切り
確固たる確固たるとうるさい

真夜中によりかかって見上げた空
いいから早く 僕の味方になれ

4月11日


どうしようもなく いやんなっちゃって
自転車に乗って 真夜中に逃げ出したんだ

闇のような 灰のような 膜のような空から
消化しきれないほどの罵声が降りかかってきたよ

雨のせいか 桜のせいか 涙のせいか判らないけれど
家につくころには 全身が潤っていたよ

それでもちょっと さむいから
毛布にくるまって 飽き足りない夢をみよう

4月13日


お隣さんは 昔の喧嘩を今も怒ってる
許しがたく 許しがたく 許しがたいことだと血相を変えている 

世界で唯一 二度の被爆を経験した私たちも
そりゃー いろいろと 悲しかったりするんですよ

そこの住人は嫌いじゃないけど 彼らの家は嫌いだと少女が言う
けれど結局私たちの家族は暴力をふるわれ 暴力に怯えている
その様子を ぼんやりテレビで眺めながら
あぁ まだ人類は21世紀に及んでいないんだななんて思う

大事なことってなんだっけ
涙のヒトツも流れやしない

争いごとが起こると 簡単に姿を消してしまう真実を
しっかり繋ぎとめておくには
私の手が必要
君の手も必要

あたしは意味も無く 中国が好き
意味が無くちゃ「好き」といえないような時代じゃないって
かつての空襲が眠る大地は教えてくれる

そしてその大地の延長線上に
君も立っているはずなのになぁ

4月15日


面接官は皆 同じ顔をしていた

面接官は皆 つまらなそうだった

面接官は皆 休憩時間のことを考えていた

面接官は皆 私の事を覚えようとしなかった

そして 私の後ろには 
同じ顔の私がいた

4月27日


誰かの真剣な話を欠伸をしながら聞いている
ミサイルにくくりつけた安心と安全
ただの試用期間に過ぎない平和

確かに見間違えそうだけど ここは天国でも地獄でもない
海底にも天にも遠い 魂の演習場なのだ
そしてただの試用期間にすぎない平和

今日 空が綺麗なのは 
誰かが我を失って泣いているからだろうか

4月28日


もう少し優しいことが言えるかどうか
点検中の僕

少しでも高い所へ昇ろうと
挑戦的な太陽

強い風が吹くと 入れ替わってしまいたくもなるけれど

臭いアスファルトの上に
こっそりキレイゴトを落としながら歩くのが
僕は すきなんだ

4月30日


僕は誰もが悲しむような話なんて知らないし
誰もが同じ涙を流すことの必要性など感じない

本当に均整の取れた平等は残酷さの中にしか存在しないから
不公平だと騒ぎ立てるほど打ちのめされたことはない

効力を持たない「本当の自分」という人に
答えを求めるシチュエーションなんて
よく考えたら 一度もない

だから 適当に嘘をつかなければいけない
うまくないけど 別に 正直なわけではない

5月11日


切符収集家はとうとう街を離れなかったし
切手収集家は誰かの為の手紙を一通もださなかった

そして 行方知らずになった猫
今頃宇宙の顔でも舐めているのだろう

絶やさないために膨れ上がる街 そのくせ
使い切れそうにないゴムの量を抱える街

そして 行方知らずになった猫
星を丁寧に繋げば 君に見えなくもない 似てなくもない

5月12日


空を切り刻むように
糸を張り巡らす蜘蛛
けたたましい太陽を
捕まえるための試行そして錯誤

疲れた手をかざして
朽ちていくタンパク質を確かめる
吐き出した愚痴が
残像を縁取っていく

昔の僕は このタイミングで涙を流していた
逃してしまった感情表現を
今は抽象的な模様にして はぐらかしているのだ
涙が勝っていた時間は とうに過ぎた

切り刻んだ空が 杜撰な穴から落ちていく
思考 そして 錯誤

5月16日


明日ばかりを目指す人
何一つ悔いの無いような顔

涙が走る 走る 走る

君の願うようになることを
君は想像できないままでいるのに

明日ばかりを目指すのかい
何一つ 今日を信じることもせず


以上、旧ブログや旧日記(ザレゴトシネマ・ザレゴトシナリオ)に掲載していた日詩。20050216〜0516まで。




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