眼振について
Nystagmus Network Fact Sheet
★眼振
☆眼振とは目の不随意な動きに特徴があり、ときに視力をひどく減らすことがあります。この症状のある人の多くは弱視で、全盲として登録している人もあり、ごくわずかに車を運転できる人もいます。多くの人が、毎日の生活において、実際的にも、社会的にも何らかの困難を抱えています。教育や雇用の機会を失っている人もいます。
★発症率
☆ほとんどの推計は670人に1人から1500人に1人の間の範囲に入りますが、正確な数値は定かではありません。(オックスフォードシア(イギリスの南部の州)の調査では、2歳までの子どもの670人に1人に眼振があることが確認されました。) Nystagmus Networkの支援者である、フルート奏者のジェームズ・ゴールウェイ氏は、イギリスで最もよく知られている、眼振のある人でしょう。
★原因
☆眼振は遺伝的なものや感覚上の問題の結果によるものと推測されます。原因がわからないケースもあります。特に運動系に影響のある事故や病気がもとで、後天的に発症することもあります。あなた自身あるいはあなたの家族の一員に眼振があるときは、つねに医師に相談しましょう。
★多くの場合にあてはまる所見
眼振は人により違った影響が出ます。一般的なパターンがある一方で、1人の人へのよいアドバイスも、特にほかの目の問題がある場合、ほかの人にとっては適切でなかったり、悪いということさえあります。以下に挙げるものは、ほとんどの場合にあてはまる所見です。
☆めがねやコンタクトレンズは眼振を矯正するわけではありませんが、ほかの視力の問題を矯正するためにめがねをかけなければならないでしょう。眼振は目そのものよりも目の後方の神経に影響を及ぼすことがあるからです。
☆視力は1日のなかでも変わることがあり、ストレス、疲れ、不安、慣れない環境などといった感情的あるいは身体的な要因に影響を受けやすいです。
☆奥行きの見え方(立体的な見え方)は、眼振によって限られ、眼振のある人はつまづきやすいとか不器用な傾向があるといったことがあります。協調運動は、たいていほとんどの課題に十分な能力があるのですが、眼振のある人は手と目の協調が良くないとできないスポーツは得意ではないようです。
☆眼振のある人はただ単に”近視”というのとは違います。多くの人は弱視として登録することができ、また全盲として登録している人もいます。車の運転ができる人もごくわずかにいます。
☆見るときの角度が重要です。眼振のある人の多くは、目の動きが減り視力が改善される静止位(ある一方の側あるいはもう一方の側を見ることによって生じる)があります。静止位のある人は、一番良く見えるようにするために、頭をある一定の方向に向けることがあるでしょう。画面や黒板などのある一方の側あるいはもう一方の側に座ると良いことがあります。
☆小さい字について。十分に近づいたり、視覚を補助する器具を使うことで、とても小さな字を読むこともできます。しかしながら、大きくはっきりとした字のほうがよりわかりやすいです。イタリック(斜体)は読みづらいです。誰かと一緒に一冊の本を読むことは、遠く離れてしまったり、悪い角度になってしまったりすることがあるので、とても難しいです。
☆良い照明は重要です。特に光に過敏な場合があるので、光に過敏かどうか不確かな場合は専門家のアドバイスをもらいましょう。
☆コンピューターは多くの眼振のある人に使われています。画面を自分自身に合うように置いたり、明るさや字の大きさを変えたりすることができるので役立っています。しかしながら、コンピュータの画面を読むのが難しいという人もいます。疲れるという人もいます。
☆読むスピードは、眼振のために、入念に見るのに時間がかかるため、遅いことがあるでしょう。しかし、読む能力が低いととられることは好ましくありません。
☆平衡感覚については、奥行きの認知が乏しいためか、問題があることでしょう。階段や平らでない面では、より一層注意したり時間をかけたりする必要があるでしょう。
最後に
眼振への理解不足は、眼振そのもの同様に、難しさをもたらしています。Nystagmus Networkは、この問題を克服するために最善を尽くしており、この目的のための支援を歓迎しています。