「ちくしょおお〜。ジョルノとナランチャの野郎どこに行ったんだ?」

「なかなか見つかんないッスね。こんな平凡な住宅街に外人なんて結構目立つはずなのに。」

「・・・住んでる連中はちょっと普通じゃねえけどなあ〜。あの学校の向こうに小さな山が見えるぜ。

 あの辺ちっと探してみるか。」

 

「お!仗助じゃねえか!どこほっつき歩いてたんだ!このダボがああ〜ッ!!

 てめえを待ってる間敵に襲われて大変だったんだぞ!不死身かと思う程の恐ろしいスタンド使いでよォ!

 10時間余りの激闘の末ようやく倒したばかりだったんだぜぇ!

 ま、この億泰様の敵ではなかったけどなあ〜。」

 

「オイ仗助!誰なんだよ、いきなり出てきたこの頭悪そうな野郎はよォ!」

「あ、コイツは億泰って奴でオレの友人ッス。こいつもスタンド使いなんで一緒に手伝わせましょうか?

 ・・・確かに頭は悪いッスけどね。」

 

「ハァハァ・・・この裏山まで来れば大丈夫だろう・・・。のび太・・・しっかりしてくれ。」

「グゥグゥ・・・」「この状況で寝てるんかい」

「スペアポケットは持ってきたが僕にうまく扱えるかどうか・・・。

 のび太の傷を治す道具がきっとあると思うんだが・・・。」

    ガサガサ・・・・

「・・・!!」

「こんな所にいますかねえ〜。いい加減オレ足疲れてきましたよ。」

「オレは頭悪いからよくわかんねえんだけどよお〜。なんでオレまで付き合わされてんだ?」

「・・・ジョルノ達は見つからねえみてえだけどよお〜、手がかりになりそうな奴は見つかったみたいだぜ・・・!

 そこのオッサンよおおーーッ!!その血まみれで寝てる『眼鏡の男』は何者だッ!!

 まさかそいつがブチャラティに聞いた『野比のび太』じゃねえだろうなああーーーッ!!」

 

ドドドドドドドドドドドド

 

「・・・まさかこんな時に!!こいつらは確か先生の言っていた『グイード=ミスタ』と『東方仗助』ッ!!

 もうひとりの頭の悪そうな男は・・・何者だッ!」

 

「オイ、オッサン・・・質問に答えろよ・・・。その目ん玉と目ん玉の間にもう一個穴を増やしたくなけりゃよお〜。」

(3対1か・・・。まず僕に勝ち目は無い・・・。考えるのはのび太を連れて安全に逃げる・・・。それだけだ。)

「・・・『フラッシュ』・・・!!」

「オッサンと『眼鏡の男』の体が消えて行くぞッ!ミスタさん!やはりこいつスタンド使いだッ!」

「姿を消して逃げられると思ってんのかッ!行け!ピストルズ!!」

    ドン!ドン!ドン!  スカッ!スカッ!

「ミスターーッ!当タラネエヨーーッ!」「透明ニナルンジャネーーッ!瞬間移動シタミタイダッ!」

「ちくしょうッ!ここまで近づいて逃げられるとはよおおーーーッ!」

(僕のスタンド『フラッシュ』の攻撃力は皆無・・・。だが逃げる事、隠れる事にかけては誰にも負けんッ!)

「ミスタさん・・・多分あいつらそう遠くには行ってませんよ。」

「どうしてわかる?仗助!」

「あの『眼鏡の男』・・・かなり出血してましたよね?『血痕』が落ちてますよ・・・。間隔は約45cm。

 どうやら遠くへは移動出来ない能力みたいッスね。」

「そして乾きかけた『血痕』を『弾丸』の中に閉じ込めた!『固まった血』ならただの『物体』だッ!

 これで奴の能力が瞬間移動だろうが透明になる能力だろうが関係ねえッ!『自動追尾弾』だッ!」

 

    グオオオオオオォォォォォォ  ドボオオオオォォォォ!!

 

「の・・・のび太ああああぁぁぁぁーーーーーッ!!」

 

 

億泰「・・・俺全然出番ないんだけどなんでいるんだろ」(=後半のかませ要員です)

 

「どうやら命中したみたいッスね。声からするとこっちに約100mちょい先って所ッスね。」

「ベネ!(よし!)だいたいの位置がわかればよおおーーーッ!瞬間移動できる範囲内で!

 逃げ場の無い程撃ち込めばいいってことだよなああーーーッ!

 行け!ピストルズ!あのあたりの半径1mぐらいに弾丸のシャワーを浴びせてやれッ!」

  ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!

「イーーーーーーーーーハアアアアアアアア!!!」

「ヘーーーイッ!!」「パスッ!パスッ!」「行ケエエエエーーーーッ!!」

 

  ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス!!

 

「うわああああーーーーッ!!と・・・とても痛いッ!!だがのび太だけは・・・。

 のび太だけは僕の命に代えても守り抜くぞッ!!この体を盾にしてッ!!」

 

  ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス!!

  ブシュウウウウウ・・・・・・!!!

「ぐ・・・あ・・・の・・・び・・・太・・・。」

 

「どうやらそろそろお陀仏みてえだなぁ〜。スタンドが解除されかけて姿が見えてきたぜぇ〜。

 『のび太』を最後まで庇おうとするその姿はちょっと感動モンだけどよお〜〜。

 どうやらてめえ『のび太』の父親だな?可哀相だがまとめて射殺させてもらうッ!」

「ミ・・・ミスタさん・・・ちょっとやりすぎじゃねえんですか?マジで死んじゃいますよ!」

「甘えな仗助・・・。俺達はこいつらに仲間を殺られているんだッ!俺ら自身も何回も殺されかけたじゃねえか!」

 

「その人の言うとおりだぜ!仗助!殺られる前に殺らなきゃよおーーッ!こっちが殺されるんだぜッ!」

 

    ガオオオオオン!!

 

「瞬間移動はよおおーーーッ!オッサン、てめえだけの専売特許じゃねえんだッ!

 ミスタさんよお〜あんたの弾丸でチンタラトドメ刺すよりもよおおーーーッ!

 俺の『ザ・ハンド』で二人まとめて削り取った方が早いし確実だぜえーーーッ!」

 

(・・・まずい・・・奴の能力は『空間ごと削る能力』・・・このままでは二人とも・・・。)

「せめて苦しまねえようによおーーーッ!!一発であの世へ送ってやるぜ!」

 

  ドゴオオオオオオオオン!!

 

「・・・エア・・・ピストルズ・・・・」

「・・・空気が・・・火を噴いた・・・ッ!!」

「の・・・のび太・・・お前目が覚めて・・・。」

「ありがとう・・・パパ・・・命懸けで・・・僕を守ってくれて・・・。」

 

「億泰ーーーッ!!」

「急所を貫かれているぞッ!仗助ッ!手当てをッ!早くするんだァーーッ!!」

 

ドドドドドドドドドドドド

 

「・・・この瞬間!今しかないッ!!確か東方仗助の能力は傷や物を『直す』能力ッ!

 最後の力を振り絞れッ!!『フラッシュ』ッ!!」

「今直すぜ!億泰ッ!『クレイジー・ダイヤモンド』!!」

    ヒュン!!ズキューーーーーーン!!

「・・・な・・・何だってえええーーーーッ!!そ・・・そんな!!」

 

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

 

「億泰君の前に『瞬間移動』する事で君の治療に割り込む事が出来たよ・・・。

 億泰君がわざわざ僕達の近くでトドメを刺そうとしてくれたのもラッキーだった。

 ありがとう仗助君。君のおかげで僕の傷ものび太の傷も治すことが出来た。」

 

「ありがとうお兄さん・・・。お礼に『空気の弾丸』のプレゼントなんてどうかしら。」

「何かヤバイッ!!下がれ!仗助ッ!!」グイッ!!

  ドゴオオオオオオオオン!!

「『空気の弾丸』・・・ッ!!こいつが億泰をッ!!」

「一旦ここは引いて離れるんだッ!コイツの能力はヤバすぎるッ!

 俺が引っ張らなきゃ確実にてめーの脳天をブチ抜いてたぜッ!」

「だ・・・だけど億泰が・・・ッ!!億泰とは気が合うんスよ・・・。

 あんたにはわかんねーだろーがこいつは俺の友達なんだ・・・。」

「そんなこと言ってんじゃねえッ!俺達まで一緒にやられる訳にはいかねえッ!」

 

「何ゴチャゴチャ言ってんの?じゃあ離れさせてあげるよ。ハイ『神砂嵐』。」

 

 ドグシャアアアアアアアアア!!

 

「うぐあああああぁぁぁぁぁーーーーッ!!」

 

 

「やったな!のび太ッ!お前がここまで成長するとは・・・。パパはうれしいよ。」

「いや・・・まだだよパパ。『神砂嵐』で大ダメージは受けてるはずだが・・・。

 あいつらがこの程度で死ぬ訳がない。僕はあいつらの仲間とさっきまで戦っていたばかりだからね。

 多分その辺に隠れているとは思うけど。」

 

(ハァハァ・・・ブッ壊れた木を『集めて直して』隠れ蓑にするとはさすがだぜ、仗助。)

(だが見つかるのは多分時間の問題ッスよ。億泰は死んだ・・・。あと数分以内に決着は俺がつける・・・。

 ・・・と言いたいところッスけどまともに行ったら勝ち目ないッスね。)

(見えない弾丸、正確な射撃に加えこんな異常な破壊力の攻撃もあるしなあ〜。

 しかもあいつの親父は『透明になる』能力だろ?姿も攻撃も見えないなんて相性良すぎだぜ。

 小指が赤い糸で結ばれてるコンビか、チクショオ!)

(実の親子で赤い糸で結ばれてんのもなんか嫌ッスけどね。しかもなんかあの『眼鏡の男』・・・

 まだ隠された能力がありそうな予感するんスよ。)

(・・・親友死んだわりに立ち直り早くねーか?お前?)

 

「俺・・・変な『夢』を見たぜ・・・。

 俺…夢の中で暗闇を歩いてるとよぉー、

 光が見えて、俺の死んだ兄貴に会ったんだ。『形兆』の兄貴さ・・・。

 

 『どこへ行くんだ、億泰』・・・って・・・兄貴が、俺に聞くんだ。

 俺は『兄貴について行くよ』って言った・・・。

 だって、形兆兄貴は、いつだって頼りになったし・・・。

 兄貴の決断には間違いがねえから安心だからな・・・。

 

 そしたら、兄貴は…『おまえが決めろ』って言うんだよ・・・。

 『億泰…行き先を決めるのは、おまえだ』ってな・・・。

 俺は少し考えてから『やっぱり兄貴について行くよぉ〜』って答えたら目が醒めたんだ・・・。

 とてもさびしい夢だったよ。」

 

鈴美「…………。」

 

裏山・・・

(このままここにいても見つかるのは時間の問題・・・。隙を見て逃げるか闘うかしかないッスよお〜。)

(『暗殺』の方が確実だ・・・。俺のピストルズによる『暗殺』の方がな・・・。また姿を消されたら勝ち目はねえ。

 こいつらは今ここで『始末』するッ!行けッ!『ピストルズ』ッ!射撃なら俺も負けねえッ!)

   ドン!ドン!ドン!

「アレ?ミスターーッ!!モウ居ネーーヨーーッ!!」「ウエエーーーン!逃ゲラレタヨーーーーッ!」

「透明ニナッテ潜ンデイルンジャネーーッ!完全ニ気配ガナイッ!!」

   ガバアアッ!!

「何いイイィィィィッ!!居ねえだとおおおーーーーッ!!」

「俺達が隠れてるうちに・・・面倒くさくなってどっか行っちゃったんですかね?

 いや・・・俺達より優先する『始末しなければならない相手』が居るのかもしれねえ・・・。」

「多分そいつらが・・・ナランチャとジョルノだッ!!追うぞッ!ナランチャ達が危ねえッ!」

 

野比のび太 野比のび助→復活

東方仗助 グイード=ミスタ→生存

虹村億泰→死亡

 

 ________|`.

 |To Be Continued >

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |/

 

 

戻る