「日本の通行人Aから聞いたことがある。
のび太は自尊心が以上に強くそれが無意識のスタンドとして発動することがあると」
ドドドドドドドドドドドド
「ナランチャ〜ッ!あの布を『国旗』を見るなァ!」
通常、国旗とは国を統一し、民族意識を高め、愛国心を育むために用いられるものである。
だが、のび太の国旗は通常の数百倍!見た者はおそらく無意識の内に自分の国民意識を奪われのび太国の国民となってしまうだろう!!
(のび太の様子がおかしい・・・。神砂嵐を破られて正気がないのを悟ったのか・・・?)
「僕はいままで0点ばかり取ってきた・・・」
「ジャイアンには殴られてばかりだった・・・」
「スネ夫は新しいゲームを買ってもらえるのにパパもママも何も買ってくれやしない」
(何を呟きながらあとづさってるんだ・・・?ナランチャ、『鎮魂歌』でのび太の後方の法則を変えてください)
「何故テストなんかが世の中にあるんだ!何で僕にジャイアンに勝つだけの力がないんだ!何で僕の小遣いが一番少ないんだ!」
(法則を変えるたってよォージョルノ、何をどう変えればいいのかサッパリだぜ)
(何でもいいから早く!このままじゃ大変なことになると僕の『勘』が言っている!)
「そうだ!学校を作ったのは文部科学省じゃないか!貧富の差があるのは日本が資本主義だからだ!」
「じゃあ・・・」
(ナランチャ!早く!)
(いまやってるところだよ、そうせかすなって)
「僕が総理大臣、いや、大統領になればいいんだ!テストの無い真の平和な世界を作る!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
バサァ
「あの下手糞な日本語の単語が描かれた布はなんだ!?これものび太の能力か!?」
「『のび太の国旗』『ヘビー・ノビー』だ!」
「見たらヤバイってのはオレだってわかってるよょー。でも目が、目が離せないんだ・・・。それになんだか・・・」
「のび太からその・・・ロイヤルな・・・王の風格みたいな雰囲気を感じてしまうんだ・・・」
「ま、まさか・・・この『スタンド』は・・・暴走状態にあるのか・・・?のび太自身制御し切れていないと・・・」
「のび太!今からそこまで行く!僕のスタンドゴールド・Eは近距離パワー型。近づかないと攻撃できないからな」
「フン!来たところで何も出来ない下級市民が何を言うか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「ゴールド・エクスペリエンス!無駄無駄無駄無駄ァ!」
「その攻撃が無駄なんだよ。わかってないなあ」
「バカな!スタンドはスタンドでしか防げないはず!」
「ジャイアンを国防大臣に任命した。ジャイアンは全力で大統領を守る」
「『スタンド』で任命されたから『スタンド』に触れることが出来る・・・と言うのか!?
この能力に終りは無いのかッ!?」
「少なくともジャイアンは相当な重傷だったはずッ!ゴールド・Eと互角以上に動くとはッ!
だがこんな肉体の限界を超えた動きをさせたら死んでしまうぞッ!のび太ッ!」
「ウフフ・・・ジャイアンが死んだら代わりの大臣を選べばいいんだよ。代わりなんていくらでもいるからね。」
「なんて奴だ・・・!ナランチャ!君のエアロスミスでのび太を『始末』するんだッ!
君のエアロスミスなら十分スタンド射程距離内だッ!」
「もう遅いよ・・・。ナランチャ君だっけ?もう既に航空大臣に『任命』した。」
「ジョルノ・・・俺ものび太をさっきから攻撃しようとしてんだけどさあ・・・。動けねえんだよ・・・。」
「なんという事だ・・・。『国旗』を見てしまった者はのび太の思い通りの操り人形になってしまうのか!」
「ところでジョルノさん・・・。あなたは非常に優秀な人材だ。知性と冷静さを併せ持ち判断力に優れた上
いざという時は非情に徹した手段を取る事もできる。生命を生み出すスタンドも魅力的だ。
『環境大臣』のポストを用意してあるから『のび太国』の『国民』になる気はないかね?」
ドドドドドドドドドドドド
「せっかくの申し出だが・・・ノ グラッツエ(断る)!!このジョルノ・ジョバーナには夢がある!」
「チェッ!せっかくぼくの手下にしてあげようと思ったのに!分からず屋だなあ。
そうだ!無理矢理ぼくの手下にすればいいんだ!航空大臣!あいつを攻撃しろ!
国防大臣との同時攻撃にかなうわけないからな!」
「か・・・体が勝手に・・・いや!スタンドもだ・・・!逃げろーーーーッ!ジョルノォォーーーッ!!」
ギュイイイイイイ〜〜ン
「エアロスミスがッ!のび太は支配下の者のスタンドまで操れるというのか!
ジャイアンとの同時攻撃ッ!防ぎきるしかないッ!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァーーーッ!」
「口が・・・勝手に・・・ボラボラボラボラボラボラボラボラボラ・・・ボラーレヴィーア!(飛んで行きな!)」
「俺は逝くぜ!ジョルノと一緒にな!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオン!!!
「うわあああああ〜〜〜〜ッ!!!ジョルノォォォォーーーーーッ!!俺のせいで・・・!」
「いや・・・謝るのはこっちの方ですよ・・・ナランチャ。死なない程度には手加減してくれましたしね。
君たちの攻撃はそこらじゅう殴って蛙や蛇を大量発生させて防御した。
こいつらに『国民意識』は無いからな。そして攻撃は攻撃したものに戻る・・・!
ナランチャ、正直スマンかった。後で直しますんで・・・のび太を倒す為という事で勘弁してくれ。」
「・・・え?うぐああああああああ!!」
「うわぁあーーーー!!!かぁぁああーちゃーーーーーんーーー!!!」
「まさか国防大臣と航空大臣の同時攻撃を防ぐとは!ますます君の力が欲しくなったよ!
二人の傷は君を仲間にして直せばいいしね!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!無駄アアアアアアアア!!」
グシャアア! ドグシャア!!
「ぐああああああああああ!何すんだよ!ジョルノ!」
「すいません。ナランチャ。少し気になることがありまして。
まあ、ギャングなんだからそう騒がないでください。」
「ああああああ!前歯が全部無くなってるぜ!!ジョルノ!てめええええ!」
「おいおい、何してるの?
僕の能力で操ってるんだから
殴ったから正気に戻るわけじゃないんだよ。」
「もちろんわかってますよ。のびた君。」
「痛えええええ!畜生、後で覚えてろよ!ジョルノ!」
ブウウウウウウウウウウウウン
「なんだいこの音は?ウフフ、あれ?そんなハチなんかで僕を倒すのかい?」
ブウウウウウウウン
「ハチのダンスって知ってますか?
ハチは蜜のある花を見つけると
仲間に知らせるためにダンスをするんです。」
ブウウウウウウウウン
「こいつ!コイツ…まさか」
「国土っていうのは常に限りがありますよね。
ほら、君の支配下から外れたハチ達が
僕に合図を送ってくれているんです。
君の王国は500m四方の立方体に限られるようですね。」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「アハハハ、当たってるよ。でもどうするのさ?
君達二人はその中から出られないんだよ。」
(絶望的な状況なのに…この冷静さ…この分析力!
ジョルノ!やはりコイツは厄介だったね。)
「おい、ジョルノ!俺を殴る必要は無かったんじゃねえのかよ?」
「いえ、ナランチャ。彼の支配下にある人間の体の一部が必要だったんです。
君の身を犠牲にした覚悟のおかげです。痛かったですか?」
「ゼ…全然痛くなかったぜ!バカヤロウ!!」
「とにかく、500mの外に出る事さえ出ましょう。そうすれば…。」
ド ド ド ド ド ド
「ウフフ、逃がすと思うの?君達とは因縁があるんだ。
ここで晴らさせてもらうよ。」
「その前にのび太をどうにかしなきゃな。ジョルノ」
「僕に任せてください。無駄アアアアアアアア!」
ガツ! ドヒュウウウウウン!!
「おい!ジョルノ!今投げた石に何の意味があるんだ?」
「…いえ、ただの石です。」
「ジョルノ!そういうのをねえ!ただのやけくそっていうんだよ!」
ビュウウウウウウウウウ!
「アハハハハハハ!石を投げるしか出来ないの?
そのくらいなら簡単に吹き飛ばせるよ!」
「それがなんだって言うのさ!ここは僕の王国なんだ!
キミ達は這いつくばるしかないのさ!
この王国無いで僕に逆らえるものはいない!」
「……ええ、そうですね。のびた君。
僕のゴールドエクスペリエンスも
全長500メートルの生物を作り出す事は出来ません。」
ビシイイイイイイイイ!!
「何イイイイィ!」
「でも植物なら別です。キミに吹き飛ばしてもらった
ツタの種が国土の外で発芽…。どうやら間に合ったようですね。」
「さあナランチャ、のび太が戻ってくる前に早く逃げるんです」
「ジョルノーッ!目の前を見ろー!」
「UUUUREEEEEYYYYYYY!!!」
「ジャ、ジャイアン!?バカな!?何故動ける!?」
「UREEEEYYYY!!!のび太がよ・・・飛んでいきながらリサイタルの許可をくれたんだ・・・。やっぱりあいつは大統領になっても心の友だよ」
「そして御清聴願います。ジャイアン・リサイタル!」
ボエェェェェェェェェ
「ダメだ、ダメだよ、ジョルノ。リサイタルの中じゃ身動きが取れない!」
「ええ・・・それにこんな極限状況で生まれる生物もいません・・・」
「いまここで奴を叩くしか・・・」
「よし、やってやるぜ!なんたって俺のエアロスミスはレクイエムなんだからなあ!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
「ボラボラボラボラボラボラボラボラ」
「WRYYYYYYY!!御清聴って言ったのに何わけのわからない叫び声を上げてるんだよ!まあいい、もう一度初めからだ」
「クッ・・・スタンドの射程圏内にいるのに攻撃を全て無効化してしまうとは・・・」
「そう、それがジャイアン、国防大臣の資格があるだろう?」
「のび太!何故リサイタルを聞いて何のダメージも受けていないんだ!(それに戻ってくるのが早すぎる)」
「君達下等市民はいつも同じことを言う。だが説明してあげよう!まず僕はタケコプターで植物で飛ばされた先から戻ってきた。
次に・・・これを見るがいい!」
バン!
「な・・・耳にガムが挟まっている!?これが日本流の音波回避法だというのかッ!?」
ボエェェェェェェェェ
「こ・・・このリサイタルの極限状況・・・ッ!だがぼくなら回避できるッ!!」
ググッ!!
「『耳の中に耳』をッ!これがイタリア流音波回避法だッ!!」
「イ・・・イタリア流って言ってもよお〜ジョルノ、お前しか出来ない技じゃないか!」
「いやナランチャ・・・君の耳も『無理矢理耳の中に突っ込む』ッ!!」「・・・え?」
ググググッ!!
「痛てええエエエエエーーーーーッ!!でもこれでリサイタルは通用しねえ!
ジャイアン!俺のエアロスミスとゴールド・Eの同時攻撃を食らえッ!
ボラーレヴィーア!(飛んで行きな!)」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「君たちは大事な事を忘れてないか?ナランチャはぼくの支配下にあるんだぜ?
と言っても聞こえてないか・・・。」
「ああッ!エアロスミスが勝手にジョルノの方へ!避けろーーーッ!ジョルノォォーーーッ!」
ドゴオオオオオオオオン!!
「ジョルノオオオオーーーーーッ!!」
「・・・ハァハァ・・・とっさにゴールド・Eで防御してかろうじて大きなダメージは避けられたようだ・・・。
だがナランチャまで『ヘビーノビー』の支配下にあり実質3対1の状況・・・マズすぎる・・・。」
「ジョルノォーーッ!大丈夫かあーーーッ!悪かったよおお〜俺のせいで〜〜ッ!」
「ナランチャッ!それ以上近寄るなッ!君は今『ヘビーノビー』の支配下の状態ッ!
それ以上近づけばぼく自身の安全の為君を攻撃するッ!」
「そ・・・そんなあ〜〜ジョルノォォ〜〜!」ポロポロ・・・
「おやおや仲間割れかい?ジョルノ!君はひどい奴だなあ。ナランチャが泣いちゃったじゃないか。
我が国民の痛みは僕の痛みッ!のび太国大統領として僕が罰を下してやるぞ!」
「フウ〜ご清聴ありがとうございました。のび太!アンコール行っていいか?」
「・・・ああ別にいいよ(ガム耳入れてるし)・・・あいつ本当は死にそうな重態なんだけどなあ。」
「ジョルノ〜〜〜見捨てないでくれよおおおお」
「いいですか。ナランチャ。ギャングなんだから我慢してください。」
「ウフフフ。さあて最期はどんな死に方がいい?ジョルノ
そうだ!仲間に惨めに殺されるのなんてどうかな?
ナランチャ!そのナイフで首を掻っ切るんだよ!」
「あああ、足が勝手に…。ジョルノォ!逃げてくれエエエ!」
「ナランチャ」
「良し!振り下ろせ!」
ドヒュン!!
「ウグウアアアアアアアア!」
「何?どうしたの?ナランチャ!」
「目が!目が見えねえエエエエ!」
「べネ(良し)!!」
「ジョルノ!?君がやったのかい?一体どうやって?」
「『ジョルノ』 ジャネーゾ! 『ナランチャ』 ノ能力だ!」
「ああ!『レクイエム』!!お前!僕を裏切るのかい?」
「オイオイ、俺ハ『中立』ダッテ何回言エバワカルンダ?」
「フフ、レクイエムが教えてくれて良かった。
王国の支配を受けない『中立』で本当に良かった
その位置が良いんですよ。ナランチャの
『目が見えなくなる』その位置がね。」
「なんだ?体が自由に動くようになったぜ!!」
「サブリミナルって知ってますか
深層心理に働きかける効果の事です。
深層心理に働きかけ自らがのび太の臣下だと信じこむ。
それが『ヘビーノビー』の正体なのです!」
「こいつ!『ヘビーノビー』の秘密を見抜いている!!」
「深層心理に働きかける『ヘビーノビー』!!
それは天候規模での現象! 僕達に抗う術はありません。
もちろん『目が見えている』僕達にとってはですが…。
やってください、ナランチャ!
今、視力を失っている君は支配から開放されている!!」
「わかったぜ!でもよお!のび太の位置がわかんねえよおお!
ハ!音だ!音で探れば良いんだ!」
「クス。ねえ、ジャイアン。頼んだよ。」
「オウ、その前に鼓膜を破ってやるぜ!!
ジャイアン・リサイタル!!」
ボエエエエエエエエエエエ!
「ああああ!耳が!耳がおかしくなってる!
どこから音が聞こえてくるのかわからねえよおおおお!!」
「フウウ、ひやひやしたよ。もういいや。ジャイアン。止めを刺してよ。」
「ああ、耳から血が出てますね。ナランチャ。
君の鼓膜は既に片方破かれているようです。
これでは音で位置はわかりませんね。
でも心配しないでください。フフ、音で相手を探るですって?
僕はそんな事を言ったつもりはありませんよ。」
「え?だって。それならどうすんだよォ?」
「既に勝利の布石は打ってあるという事です!
産まれろ!生命よ!産まれろ!新しい命よ!
ゴールド・エクスペリエンス!!」
ゾワアアアアアアアアアア!!!
「何イイイイイ!ツタが!僕の体から!!!」
「のび太君。さっき君に絡み付いたツタが
実を結んでいた事に気付かなかったんですか?」
「君の服にくっ付いていたツタの実を利用させてもらいました!
さあ、ナランチャ。このツタを引っ張ってください。
のび太君はこの先にいます。」
「コイツ!ジョルノ!」
「オオオオオオオオ!!エアロスミス!
ボラボラボラボラボラボラボラアアアア!!」
「フン!ジャイアンを盾にして防いでやる!」
「のび太!テメエエエエ」
「コイツ!ジャイアンを友達を盾にしやがった!」
「フン!くだらないね!
僕はジャイアンのようなガキ大将でもなければ
スネ夫のような金持ちでもない!!
最終的に 勝てば良かろうなのだアアアアアア!」
「おおおおおおお!のび太!てめええ!腐りきってやがる!!
てめえは俺を欺いただけじゃあねえ!
友達としてのジャイアンの友情をも裏切ったんだ!
俺も…信じている奴に裏切られた。ジャイアンの傷は俺の傷だ!」
「フンカスが激昂しないでよ…何!な!体が!持ち上がる!」
「ああ、ツタが成長して『木』になったようですね。
ナランチャ!持ち上げる事が出来ますよ。
ツタと違ってもう少しで持ちあげることができますよ。」
「おおおおおおおおおおおお!」
「バカな!これではジャイアンを盾に出来ない!僕が!こんな!」
「エアロスミス!!吹き飛ばせ!!」
チュドオオオオオオオオン!!
「この野比のび太がアア!!」
「ボラーレヴィーア(飛んでいきな…)」