La Bataille D'Aomori

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関連図書・ナポレオニック・戦争

12/02/12 更新)

 

タイトル Weapon & Equipment of the Napoleonic Wars
著者 Philip J. Haythornthwaite
出版社 ARMS AND ARMOUR(1996) , 1st published 1979 by Blandford Press
感想等

もっと図表が多いものだと思ったんだが(笑)。内容は、当時の個人用兵器、砲をはじめ、輜重隊の馬車、軍楽隊の編成など多岐にわたる。ワーテルローの戦いで、イギリス軍がロケット砲を使用しているが、この本にもロケット砲のイラストが載っており、どういうものであったのか初めて知った。まるで、ロケット花火だね。

本の最後に、BATTLES OF THE REVOLUTIONARY AND NAPOLEONIC WARS というページがあるが、そこには、各会戦の司令官と勝敗が載っている。そこで問題、フランス軍元帥の中には、スペイン軍に1度勝利したのみで、その他では全く勝利できなかった者がいます。さて、誰でしょうか

 

タイトル BADAJOZ 1812  CAMPAIGN SERIES 65
著者 Ian Fletcher
出版社 OSPREY MILITARY(1999)
感想等

半島戦争におけるバダホスの攻城戦に関する本である。オスプレイ社のキャンペーンシリーズがおもしろいとの評判を聞き、試しに購入してみた1冊である。試しに購入するのであれば、Austerlitz や Waterloo などにすべきだったかな。なお、キャンペーンシリーズでは、ナポレオニック関連が既に10冊以上発売されている。 今度じっくり読んでみましょう。

Campaign Series

  • No.20 Jena 1806     David.G.Chandler
  • No.25 Leipzig 1813     Peter Hofschröer
  • No.28 New Orleans 1815    Tim Pickles
  • No.33 Aspern & Wagram 1809    Ian Castle
  • No.65 Badajoz 1812    Ian Fletcher
  • No.87 Lützen & Bautzen    Peter Hofschröer
  • No.90 Vimeiro 1808    René Chartrand

 

タイトル

ナポレオン ロシア大遠征軍潰走の記

著者

ヴィサンス公コレンクール、小宮正弘訳

出版社

時事通信社 1981:発行 1992:7刷

感想等

この翻訳本は、馬事総監ヴィサンス公コレンクールが著した「コレンクール将軍回想録」の中から、1812年のロシア大遠征を主とした部分を訳出したものである。

馬事総監は、駿馬の育成をはじめ全軍軍馬の統轄に関わる総責任を負うとともに、おのずから軍令伝達の責任を兼ねるもので、当時の軍事戦略の実態からすれば、文字どおり要職であった。(本書訳者あとがきより)つまり、ナポレオンの極近くで使えた人間が書き記した回想録であり、第1級の資料である。読書記録を確認したが、この本を読んだ記録が残っておらず、再度読み出したが、やっぱり読んでるな、これ。
2001年3月、2度目読了。

 

タイトル

ナポレオン秘史 マレンゴの戦勝

著者

アントニーノ・ロンコ著 谷口 勇/ジョヴァンニ・ピアッザ訳

出版社

而立書房 1994:発行

感想等

1997年、出張の折り、丸善にて、何かおもしろい本でもないかとぶらぶらしていた際に見つけた本である。こんな本は青森では手に入らんと、勇んでレジに向かうと、5250円ですとの声、一瞬唖然としてしまった。お金持っていて良かったよ、ほんとに。1997年に読了していると記録は告げている。
当時の時代背景から始めて、戦闘の経過を詳細に記述している。このような著作が日本語訳されているのは非常に珍しいと思われる。ナポレオニックファンは絶対に読まなくてはならない。

 

タイトル

ナポレオン1812年

著者

ナイジェル・ニコルソン著 白須英子訳

出版社

中公文庫 1990年6月発行

感想等

 一時期イギリスの国会議員をしていたこともある著者によるナポレオンのロシア遠征に関する著作の翻訳物である。1991年に読了しているのだが、コレンクール著のロシア遠征(上述)を読み直したことをきっかけに、3月から読み出したのだ。途中、いろいろありやっと読み終えた。

 コレンクールのロシア遠征記は、フランス軍中枢にあっての貴重な証言ではあるが、外から見たそれがどのようなものであったかについては、第1次資料であるが故に記載されていない。これに答えてくれるのが本書である。特に、コレンクールがナポレオンとともにパリへ向かってから後のことは、こちらを読まねば分からないのだから。コレンクールの著作と併せ読むべきものである。

2001年7月、2度目の読了。

タイトル

東方の夢 ボナパルト、エジプトへ征く

著者

両角良彦著

出版社

朝日選書457 1992年第1刷

感想等

エジプト遠征を手堅くまとめた著作だというのが読後の感想だ。ただ、私はエジプト遠征についてはそれほど知っているわけではないため、その点、お含み置きいただきたい。エジプト遠征が商業誌で取り上げられることはまずないだろうから、エジプト遠征の概要を知るための日本語文献としては、本書の他には「ナポレオン戦線従軍記」(ヴィゴ・ルシオン著)ぐらいだろうか。従軍記を読んだのが昭和63年なので、エジプト遠征についてはほぼ忘れてしまっており、今回改めて全体を俯瞰でき、よかったと思っている。2001年11月読了。

朝日選書には、両角氏著作が次のとおりラインアップされている。
朝日選書426:反ナポレオン考
朝日選書457:東方の夢
朝日選書486:1812年の雪
朝日選書514:セント・ヘレナ落日

タイトル

ナポレオン戦線従軍記

著者

フランソワ・ヴィゴ=ルシヨン著、瀧川好庸訳

出版社

中公文庫 1988年発行

感想等

本書については、私が紹介するまでもなく、多くの方が既に読まれているものと思う。日本語で読めるこのような従軍記は、他にはないものと思われ、非常に貴重なものだ。著者は、1793年から1837年まで「祖国に奉仕し」ており、ナポレオン時代には、イタリア、エジプト、オーストリア、スペインなどと主要な戦役に参加している。本書はその際の戦闘日誌をまとめたものということになっている。兵士たちの従軍の様子や、意外とナポレオンが支持されていないことなど、いろいろ知ることができて、なかなか面白い内容となっている。

原著がどのようなものなのか、訳者あとがきなどを見てもあまりわからない。どようやら1981年に発売されたフランス語版から翻訳らしいが、そもそも著者の生前に発表されていたものかどうかはよく分からなかった。2001年12月、2度目の読了。

後日対応

タイトル ナポレオンとネルソン ナイルの海戦
原題 Napoleon's Lost Fleet
著者 ローラ・フォアマン&エレン・ブルー・フィリップス著、山本史郎訳
出版社 原書房 2000年6月10日第1刷、同年7月31日第2刷
感想等

 エジプト遠征に関する本については、これまで何作か読んだが、いずれも陸戦がメインであったため、初めて知ることも多く、楽しませてもらった。
 さて、本書の内容だが、基本的にはナポレオンのエジプト遠征開始時点から、ネルソンの紹介を経て、アブキール湾の戦いの描写、そしてネルソンの死というオーソドックスと思われる記述となっている。また、アブキール湾に沈んだ艦船等の遺物発掘を行われているらしく、その様子も最終章で紹介(写真とキャプション)されている。そもそも本書執筆のきっかけはこの発掘らしい。ディスカバリーチャンネルと表紙に記載されている のだが、きっとディスカバリーチャンネルでその模様などが放送されたのだろう。また、著者がこの発掘に関与しているのも、彼の先祖がこの戦いに参戦していることがきっかけのようだ。
 既読本においてある程度の知識を得ていたとはいえ、アブキール湾の戦いがどのように行われたのかについてを含め、海戦の一般的な様相がこのようなものであったということを知ることができたのが収穫だった し、本文以外のコラムがなかなかにおもしろかった。
 また、フランス艦船が積んでいた貨幣が引上げられているのだが、その多様性に驚かされた。ジョアン5世が描かれた1733年のポルトガル金貨もあれば 、イスタンブールの金貨やヴェネツィアのダカット金貨もあるのだ。国内で流通する貨幣が統一されたのはごく最近なのかもしれない(こんなことに感心する(というか知識がない)というのは経済学部卒として恥ずかしいんですが。)。今でも東南アジアではドルも円も使えたりするもんなぁ、と変に納得してしまった。2003年6月読了

タイトル ワーテルロー戦役 原題 The Waterloo Campaign June 1815
著者 アルバート・A・ノフィ著、諸岡良史訳
出版社 コイノニア社 2004年5月1日 第1刷
感想等

 Caporetto(SPI)や Imperium Romanum II(WEG)といったゲームのデザイナーとして知られる(知らないか?)ノフィによるワーテルロー戦役全般を扱った史書である。他のサイトでの紹介を見ると、史実より伝説に依拠する部分もあるようだが、日本語で手軽に読めるワーテルロー戦役の本がない(チャンドラーのものについては、未だワーテルロー部分を読んではいないが、少なくても手軽とは言えないでしょう)状況でもあり、意味ある翻訳本といえよう。最近ナポレオン本の翻訳がいろいろと出ているが、これも戴冠200年だからだろうか。
 エルバ脱出からイギリス逃亡までを簡潔に記載した内容となっており、ワーテルロー戦役の詳細を知ることができるのみならず、”戦術のための基礎知識”や”戦闘の指揮”、”当時の時間”といったコラムが40ほど用意されており、こちらの方も結構興味深く読むことができた。ナポレオニックゲーマーであれば読んで損はない内容だ。もちろん、ナポレオニックに興味のない方であっても十分に楽しめるものと思う。
 Batailleのプレイの場合、方陣隊形をとるのは騎兵突撃の目標となったときだけなのだが、本書を読むと騎兵突撃の目標となっていなくても結構方陣隊形をとっていることに驚かされる。また、Bataille第3版ルールの場合、騎兵を戦車のように使用する(敵戦線にまずは突入させて、開いた穴に歩兵をつっこませる)ことがあり、本当にこんな用兵でいいのだろうかと考えていたのだが、これまた「当たり前の戦術なのかもしれない」と感じた。私にとってはなかなか有意義な読書であった。やっぱり、あちらの本(英語の本)を読むべきなんだよなぁ。2004年6月読了。

(2004/12/11追記)
 Empires, Eagles & Lions という雑誌がある。いわゆるナポレオニックマガジンだ。私も数冊所持しているのだが、ひょんなことから#13を改めて読んでいたら、ノフィの著作に関するGeorge Nafzigerの書評を見つけた。その内容たるや、かなり手厳しいものとなっている。誤りが多いというのだ (S&Tの頃の仕事と変わってないとまで言っている。)。私も本書を読んでいておかしいと思ったところがあった(重歩兵という表現があるのだが、これがぴんと来なかった。訳者の誤りかと考えていたが、ノフィ氏自身がheavy infantryといているようだ。grenadierですね、やっぱり。)が、これほどとは思わなかった。ただ、日本語で読めるワーテルロー戦役の本はこれのみといってよい状況にあるのだし、戦いの流れをつかむのには不都合はないのだろうから、これから読む方はこの点に気をつけて読んでもらいたい。繰り返しになるが、読んで損はない本であることに変わりはない。

タイトル ナポレオンの戦役
著者 ローラン・ジョフラン著 渡辺格訳
出版社 中央公論新社
感想等

扱っているのは、ロディ、ピラミッド、マレンゴ、アウステルリッツ、アウエルシュタット、アイラウ、ワグラム、ワーテルローという代表的な会戦。短く小気味いい文が、リズムを与えてくれる。図面が分かりやすいものであればもっと良かったのだが、それでもなおかなりお勧めできるものとなっている。ワーテルローは仏軍が勝って当たり前の戦いであったと主張する著者は、バリバリのボナパリストであることには注意して読むべし。

 

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