道具箱の製作 (1)

今回は道具箱を作成します。
サイズは凡そ長700mm × 幅300mm × 高200mmのサイズです。
車で運ぶことを前提とすればもう少し大きくてもよかったのですが、手持ちで移動することも考慮しこの大きさにしました。
道具箱は持ち運びを考えると箱自体が軽量であることは重要な要件になります。重さを考慮し材料は桐(キリ)を使用しました。桐はとても比重が低く道具箱には最適です。
桐の板厚は13mmで、抽斗の構成板は9mmのものを使用します。

道具箱のイメージ図です。
今回の製作のポイントは釘や木ネジを一切使わないことです。
また長さがながく通常取り出しにくい鋸(ノコギリ)やスコヤは下部に設けた抽斗に収納します。今後ここに収納される工具から様々な作品を作っていきたいと思います。

今回の製作にはルーターテーブルをフル活用しようと思っています。
各板の継手は釘を使わずアリ継ぎ(ダブテールジョイント)で製作しようと思っているからです。それにはこのIncra社の位置決め装置が活躍することになると思います。

抽斗の製作
まず抽斗の側板になる板を切出します。
板は9mm厚の桐板です。高さは40mmに仕上げる予定です。底板を考えると実際使える高さは30mmほどですが、入れるものがノコギリとスコヤだけなので、30mmでも充分です。
さていよいよ継手加工の準備です。
ルーターテーブルにアリギリビットをセットしました。
ビットは1/2 inch(12.7mm) サイズです。

       ルータービット
次にインクラ(Incra)位置決め装置のセッティングを行います。
写真の一番上に赤線と青線の帯が見れますがこれがダブテールジョイントを行う際のテンプレートになります。
青線:男木を作成する際の位置、赤線:女木を作成する際の位置になります。
この位置にあわせて材料を削るだけで簡単にダブテールが作成できます。
写真のように側板をセットします。
▼まず男木を作成します。位置決め装置のテンプレートを青線にあわせて、材を削ります。一箇所削ったら次の青線に位置決め装置をずらし、また削るといった具合です。右写真のように美しく、正確に男木が出来上がりました。
▼次に男木の側面を削ります。説明が難しいのですがこの段差がないと女木の溝の一部が組んだときに見えてしまいます。つまりこの段差の部分で女木の溝を完全に隠すことができます。
▼女木を作成します。女木は男木のときとは違い材を寝かし削っていきます。その際、削り過ぎないよう下の写真のようにストッパー(赤色)を取り付け、それ以上削り過ぎないようにします。右写真のように女木ができあがりました。
男木と女木を接合してみます。
ぴったり正確に接合できているのがわかります。
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