









イタリアのトップフライヤー、セバスチャン氏の設計による、ARF電動アクロ機、KatanaS30Eのテスト
をしました。中国製で、精密なレーザーカットバルサ製、フイルム張りの機体です。軽量で、良い
出来です。小型ながら、高級大型機の作りと一緒です。クラスは2st30サイズで、全幅1250mm
全長1270mm,電池込1450gです。大きめの翼面積と、翼型で小型機の割に、失速し難い機体です。
機体の出来の良さから、機体の問題が無いのは、飛ばさなくても分かりますが、最大の関心事は、
最良のパワーユニットの選択です。EPPクラスと、F3Aクラスの電動機のテストはしていますが、間が
ほとんど行っていません。エンジンクラスで言う、50、70、90クラスのテストを今後、継続して挑戦
する、予定です。
スタイルが良く、飛ばしたくなる機体です。
流石、イタリアのデザインです。
キャノピー部がそっくり外れ、電池等の脱着が
容易に出来ます。レーザーカットでこれ以上、
出来ない程、肉抜きして有ります。
主翼は左右分割で、カーボンかんざしです。
かんざしのガイドパイプも、付いています。
主翼の取りつけは、プラスチックネジを、2本
付けるだけです。
キャノピーの取りつけは、マグネットで付け
ただ置くだけです。少々頼りないので、
テープで、後部を補強しています。
舵は、(エルロン、エレベーター、ラダ−)全て
写真の様に、サーボとダイレクトにリンケージ
します。
モーターマウントです。冷却用の吸入口が、
左右2個付いています。モーターの取りつけ
部はベニヤとグラス板で、出来ています。ベニ
ヤ部分に瞬間接着剤を染み込ませ、モーター
取りつけネジには、平ワッシャーを付けましょう。
アンプや各配線等は、肉抜きの穴を利用します。
重心や電池の形状等を、考慮し各配置を決定
して下さい。
このクラスのアウターローターモーターを
想定してAPCのEペラを選択して見ました。
飛行状態から想定する、ペラ寸法はピッチの
強い物が多く、速度の割に上昇力を、引き出せ
そうなペラは、たった3本しか有りませんでした。
モーターに有ったペラを、探すと言うより、ペラに
モーターを合わせる感じです。
ペラ寸法はAPCで、12X6E、13X6.5E、14X7E
今回テストに使用した電池です。11.1Vで
3300mAh(下)です。上は14.8Vで、同じく
3300mAhです。最近の電池は、放電量が大
きく、この電池も、バーサス50Cです。
今までの感覚で使用し、パワーが出たと喜ん
で、最大電流を把握していないと、アンプや
モーターを、壊してしまいます。
ハッカーのA30-10XLとA30-12XL、
AXI2820−12の3個を選択しました。
カタログデータ−から、このクラスのトルク型を
選択しました。少しでも直径の大きなペラを回す
ためです。
電池をフライトパワー3セル11.1V、3300mAhでテストしました。50Cなのでバーサス165Aで、
これを超えることは、有りえません。アンプは安全を見て、JETI SPIN 55 スイッチングBEC
スピードコントローラーです。設定が決まれば、その内容によって、44Aでも間に合うはずです。
地上テストは電池の、充電直後もっとも高い電流をテスターに記憶させて行います。
そのアンペアから安全なロード(ペラ)を選択し、そのデータ−から、飛行テストをします。
選択したペラが、3本なので簡単に終わりました。
ハッカーA30-10XLはMax42Aです。12X6Eペラで、8400rpm、32.57Ap(最大電流)
13X6.5Eペラで、7800rpm、41.72Apなので、このペラで限界です。
ハッカーA30-12XLはMaX37Aです。12X6Eペラで、7400rpm、20.22Ap
13X6.5Eペラで、7000rpm、26,97Ap
14X7Eペラで、6600rpm、33.50Ap、これ以上は回せません。
AXI2820−12Max37Aです。 12X6Eペラで、8800rpm、40.42Apこのペラで限界です。
カタログ上、プロペラ、モーターとも、トルクタイプを選択しましたが、まだスピードタイプの感が有ります。
しかしF3Aパターンを、十分こなすパワーは有ります。通常のフライトでは、余裕のパワーです。
スローフライト用のピッチの浅いペラが有れば良いのですが。
結果3セル11.1Vでは、ハッカーA30-10XLはAPC13X6.5Eがベストで、この場合44Aアンプは無理です。
AXI2820−12は、APC12X6Eがベストです。いずれも余裕のパワーです。
有り余るパワーで、アクロをやりたい上級者は、電池のセル数を4セル14.8Vにする手が有ります。
テストでは、フライトパワー4セル14.8V、3300mAhで、今回のテストモーターの中では、唯一アンペアを
クリアーした組み合わせは、ハッカーA30−12XLで、APC12X6Eペラです。この時の数値は、9300rpm
で、34.48Apです。アンペアも低めで、安定したパワーが得られます。13X6.5Eは46.52Apなので使用
不可能です。
ハイペリオンのモーター、HP-Z3019-12を、同条件でテストしました。3セル11.1V、3300mahの電池
で、APC12X6Eで、9000rpm、48.75Apでした。KV値の低い方のモーターを選択したのですが、
かなりの高回転、大電流です。モーターのMaxが42Aなので、使用不可です。このサイズの下のペラ
だと11X5.5Eになるので、飛行条件に合わず、飛行テストは、しませんでした。

カラーが2種類有り、ブルー
とグリーンバージョンです。
リトルべランカより、発売
されます。
ハッカーA30−12L、モーターもテストしました。3セル11.1V3300mAhの電池でAPC12X6Eで、
8700rpm、40.66Apでした。XLと比較すると軽量で、アンペアもフルスロットルを、使い続け無ければ
何とかクリアーで、AXI2820−12と同様、アクロ可能な取り合わせです。11.1V2500mAhの電池
を組み合わせれば、最軽量のアクロ仕様になります。