ETOC2005の優勝者がピッチコントロールを使い、機体を下向きにバックする演技をしました。
私もそのビデオを見てやって見ようと、簡単に考えやって見ましたが、想像以上に難しい事が
わかりました。いろいろテストした結果を紹介してみます。

まず最初にテストした、ベルウッド製のピッチコン
です。さすがヘリ屋さんで、出来は文句が有りま
せん。後はブレードの開発のみです。

モーターマウントにピッチコンサーボが、取り付けられ
る様になっています。

実際に回して見ると、電流がかなり流れる事が、
わかりました。出来る限りトルク型のモーターを選
び、電流を押さえるようにしました。それでも10A
位になってしまいます。

プロペラもいろいろ試作して見ましたが、ブレーキを
強く掛けるには、完全対象の翼型にするしか、無い
ようです。しかし飛ばして見るとパワーが、足りませ
ん。パワーロスと機体重量の増加が原因です。

結果、垂直降下でバックするところまで行きませんでしたが、止まる位まではなりました。止まっている状態
はトルク反動でくるくる回り、当然舵は利きません。しかし意外にその状態を保ちます。異様な光景です。
水平飛行からリバースを掛けると、跳ね返る様にバックします。どちらの場合もリカバリーは運まかせなので
高度等のよみが大事です。この仕様を整理すると、ぺラは薄翼の完全対象翼で、モーターはトルク型、電池
は20Cで軽量の物、機体は極力軽量(全備で250g位が理想)これが出来れば、垂直バックも可能です。

リトルべランカにETOCで使用されたEVPが入荷
したのでテストして見ました。モーターはAXI2208/
34EVPで専用の物です。

そのままモーターごと取り替えました。構造は単純
でちょっと頼りない感じです。しかしぺラは理想的
な形状をしています。

EVPのリンケージロッドはカーボンですが、うまく
合わなかったので、1.8mmのピアノ線で作り
ました。

コントロールアームのスットパーをガタ無く調整して
回したところ、アームが摩擦熱で溶けてしまいまし
た。この場所は多目にクリアランスを取りグリス等
の給油が必要です。仕方ないので、写真はベル
ウッド製のベアリングとストッパーを取り付けました。

やはり電流はかなり流れるので、電池は20Cで
テストする事にしました。右の電池はFPB350 3S
1Pで、ETOCで使用されたものです。

ピッチのミキシングは出来ればフライトモードを使
た方がらくにセット出来ます。通常モードはプラス
ピッチを一定にして、スロットルを通常どうり、作動
させます。若干ピッチを作動させても、構いません。
このモードで離着陸します。次はバックモードです
が写真の青線の様にマイナスピッチからプラスピッ
チまで作動させスロットルは燈線のように、スティッ
クのローとハイでフルスロットルにします。

電池をつなぐ時や、スイッチを入れる前にフライトモードスイッチとスロットルスティクの確認を、怠らない
様にしましょう。必ず通常モードでスタートして下さい。上空でバックモードに切り替えてください。
マイナスピッチとプラスピッチの時の電流を測定し、電池の最大電流値を超えない様に、ピッチで調整
してください。特にマイナスピッチは逆風を受けるので、地上よりも多く電流が流れているはずなので、
余裕を持たせてください。プロペラの回転中のブレは出来るだけ取ってください。重量バランスと左右
のピッチのずれ、ハブの曲がり等が考えられます。この様に適切な調整が出来れば、あとは機体の
重量をいかに軽くするかと言うことです。私もテスト機では無く、軽量な専用機を作る予定です。

電動バリアブルピッチ