2機の小型電動スケール機の、テストと取材の手伝いに行きました。2機共、ブラシレスモーター
リポ電池仕様で、BEC(動力用電源で、受信機用電源を兼ねる)です。フラップ付きで、6サーボ
積んでいます。電動に詳しい人なら、この後に起こる、悲劇を予想出来るかも知れません。
1機を舵の方向等のチェックし飛行テストしました。トリムを取り、そのまま取材用の写真取りに、
スローローパスを何度か繰り返しました。何となく舵の効きがおかしいと、思っていたら目の前
通過時に、エレベーターがダウンになり、墜落しました。高度が低いのと、速度が遅かったので
機体は壊れましたが、中身は無事でしたので、メカのチェックは出来ました。動かすと、異常は
有りません。しかし動かし続けると瞬間、誤動作しエレベーターがダウンになりました。
取材用の写真は取れたので、気を取りなおし、2機目のテストを開始しました。1機目とほぼ同じ
仕様なので、出来るだけの対策をして、慎重に飛行テストしました。トリムを取りチェックした後
またスローローパスを繰り返し、撮影を終わらせて、そろそろ着陸と思っていたとたん、モーター
が停止、電動がエンストです。原因として、電流の流れ過ぎ、電池の電圧低下、アンプの過熱等
が考えられます。無事着陸したので、調べて見ると、アンプの異常過熱でした。動力用の電流は
過熱するほど流れていません。この事ですぐ、サーボ数の多さが原因と分かりました。ほとんどの
BECアンプは、取り扱い説明書によると、2リポで3〜4サーボ、3リポで2〜3サーボまでと書いて
有ります。今回のトラブルの原因はサーボ数が多過ぎた為、1機目は受信機の電圧低下。2機目
はアンプの異常過熱が原因でした。しかし大舵角、4サーボのアクロ機も同じ事で、ぎりぎりの所
で飛んでいるはずです。実際にこの為のトラブルが有るはずです。私もピッチコンのテストで、電
流値に余裕を持たせていたのに、アンプが壊れる事が有りましたが、サーボ数の増加が原因の
様です。この事から考えると、電動ヘリが飛んでいるのは、相当危険な状態で飛んで要るはず
です。実際デジタルサーボに、替えたとたん落ちたと言う話も聞いています。この事に気づかず
落ちている事も考えられます。




取り扱い説明書を見ると、使用電圧(電池の
数)に対して、サーボの数が出ています。
右列がリポで、右上を例に見ると、2/4
3/3と有りますが、2セルは4サーボ、3セル
は3サーボまでと言う事で、電圧が高くなると
サーボ数が減ると言う事です。最後にデジタル
サーボは一個で、二個分と書いて有ります。
ちなみに、この取り説はJETIの物で、通常より
高性能の物です。自分の使用しているアンプ
の取り説を、確認してみましょう。
リトルべランカに、JETIの新型アンプが入荷しま
した。やはり外国でも、問題が有るらしく、完全に
対策されています。Switching mode BEC と言い
コントロニックのアンプは、昔からこの方法だった
そうですが、小型の物は有りません。
上は40Aで2〜6リポ用で、下は12Aで2〜3リポ
用です。いずれもヘリ用ですが、ノーマルで飛行機
も飛びます。(ブレーキは有りません。スロースタート
が付いているので、アイドルアップを使います)
サイズも重量も従来品とほとんど変わりません。
WITCHとボイジャーに積んでテストする予定です。
このアンプの取り説です。8〜30Aアンプが5サーボ
で40〜70Aアンプが7サーボです。
アンプをWITCHにセットして見ると、PPM受信機の、
サーボのガチャツキが、ほとんど無くなりました。
通常のBECアンプは、操縦性能に悪影響が有ると
考えられます。
プログカードも専用です。



WITCHにJETI JES/ADVANCEプラスHELI SB
12Aアンプを、積みました。トラベルアジャストを、
100%X100%(スロットル)で、配線をつなぎ、
フライトモード等で、アイドルアップかけてエンジ
ン機の様にアイドリングを作り、飛行します。
ヘリ用アンプなので、スロースタートしますが、
何秒かで安定します。因みに私の送信機の、
アイドルアップの、スロットルカーブの数値は、
下が20%で、上が80%です。下はトロトロ回る
位で、上は80%で十分フルスロットルになって
要るからです。アンプの設定はノーマルモード
(ガスモード)です。
ボイジャーにも40Aアンプを、搭載しました。
コンスタントRPMモード(ガバナーモード)を
設定しました。アンプのケーブルを、受信機の
ギヤ―チャンネルに、つなぎます。アンプの説明
書に従い、最適最高回転数等の設定をします。
複雑なので、慎重に順序良く設定してください。
送信機のギヤ―スイッチが、モータースイッチで
す。スイッチをONにすると、ローターが回り始め、
一定回転になります。スロットルスティックを徐々
に上げると、ロターピッチが上がり、上昇します。
スロットルスティックは、ピッチのみをコントロー
ルし、回転は、アンプが自動でコントロールします。
回転が一定の為、テールの定まりが良く、ジャイ
ロが、暇そうに見えます。エンジンヘリでは、あま
り、物にならなかったガバナーが、電動ヘリでは
当たり前の様に、ピッチコンヘリはガバナーモード
を使うと、説明書に書いて有ります。
4セル(14.8V)仕様なので、パワーが有り過ぎ
て、体育館での初テストはちょっと怖かった。
特に、パワースイッチを、いきなり入れるのは、
慣れていないので、度胸が要ります。
テストは、広い安全な場所で、行った方が、
身のためです。

スピードコントロールアンプは、全て高周波に
よるノイズが出ていて、サーボの動きに影響が
出る可能性が有ります。アンプ及びアンプの配
線をジャイロやサーボの配線から、離す必要が
有ります。アンプから出る、受信機につなぐ線を
サーボコードと、一緒に束ねたら、サーボの動
きが、ギクシャクし、誤動作しました。まとまりは
悪いのですが、写真の様に、単独で受信機に
挿しました。ジャイロも、スワシュの後に移動し
ました。
ヘリのCONSTANT RPM MODE(ガバナーモード)の、アンプ設定を試した結果の、注意点を書きます。
ガバナーモードの設定は、ノーマルモードから設定します。そのノーマルモードのアクセレーションは、
ソフトを選択しましょう。ミディアムを選択すると、ガバナーモード時、パワースイッチを入れて、スロー
スタートが余り効かず、急に立ちあがる可能性が有ります。ソフトで立ちあがりが、遅過ぎる場合は
ミディアムにするのも、効果が有るかも知れません。
設定の手順で、コントローラーのスイッチを切り、バッテリーを外します。と何度も有りますが、バッテリー
の電源を、外さないと、そこまでの設定がアンプに記憶されません。
ヘリの仕様によっては、ガバナーモードの最適最大回転数の設定が、過回転になる可能性が有ります。
回転が上がりきる前に、適度な回転数になったら、モータースイッチを切ります。そうすると、その時点の
回転数が記憶されます、そしてその回転数をコントローラーに記憶させるステップを行います。
ガバナーモードの中に、3Dとノーマルモードが有りますが、3Dモードはスロットルのレスポンスが速い
為、テールのすわりが、やや悪くなります。
設定手順が複雑なので、取り説を熟読し、注意深く安全に設定作業を行ってください。