






































2011年 F3A世界選手権が、7月24日〜8月2日、アメリカのインディアナ州マンシーで
開催されました。
私も10年ぶり、選手として参加しました。電動機での世界選手権参加は初めてで、
道具周りの準備等の忘れ物が無いかが心配で、その上機体を2週間前に送るので、
何を先に送って、何を持って行くのか、失敗が少々有りました。雨対策品は、完璧忘れて
現地調達になってしまいました。
出発地、成田での、日本選手団です。
左上から、JR矢口さん、音田選手、鈴木さん
私(八田)
左下で、OS三浦さん、鈴木選手、成家団長
宮本さんです。あと愛知から合流するYS社長
山田さんの9人が、今回の日本選手団です。
現地での練習場の様子です。
気温が、暑いと予想はしていましたが、予想を
上回る気温で、テント、クーラーボックス等を
選手団で購入しました。それでも、キツイ
暑さでした。
機体の暑さ対策も必要だったと思います。
大会中の予備日の練習で、熱の為と思われる
離陸直後のモーター停止で、大会後半、予備機
での参加になってしまいました。
原因は不明です。
練習場の環境は良く、空域は広く、安全対策も
取られています。
10数人の選手が順番待ちで、練習しているので
うだる暑さの中、2〜3時間待ちです。
チップハイド選手の機体です。
ラダーが二分割に開き、ブレーキ操作を
行っているようです。
翼端にウイングレットが付いています。
モーターは、ハッカーC50と同じ構造の
ヌーと言うモーターが付いていました。
非常にパワフルで、ダイナミックで切れの良い
演技を行っていました。
どの選手の機体も、出来が良く、機体や道具の
差は無い事が、想像できます。
チップハイド選手の機体の色違いです。
他にも種類が有り、仕様も少しずつ違い
オーダーメイドが、きくようです。
大会会場は広大な敷地で航空模型全般の
専用飛行場が点々と有り、その入り口に
アメリカの模型航空連盟AMAの本部が、有ります。
管制塔の様な外見で、内部は事務処理等を行う
事務所や会議室、倉庫等があって、多くの職員が
働いていました。
最上階は、展望室でした。
ロビーも立派です。
水上機を飛ばしたくなる様な、噴水付きの
池も有ります。
対面にはミュージアムが有って、航空模型の
博物館で、相当数の模型が展示されています。
売店が有って、その倉庫と思われる場所で
今大会の機体検査が行われました。
初回の練習場は混んでいたので、他の練習場
に行くと、ライト兄弟生誕の地で、またまた博物館
が有って、ライト兄弟関連の物が展示されて
いました。
練習場は、ミュージアムの付属の飛行場です。
なにげに、実機のジェット戦闘機が置いて有ります。
実物大の模型も展示されています。
この広大な施設もAMAの所有です。
日本の連盟とは、規模が違い過ぎます。
開会式の入場行進で、ABC順に並んで
います。
旗手は三浦さんが勤めました。
リヒテンシュタインのマット選手(右)です。
現役バリバリで、F3Aの歴史そのものです。
国別に半円形に並び、開会式をしました。
酷暑の中、倒れる人も無く、無事終了しました。
開会の挨拶の後、テント内で軽食が出て、
すし詰め状態で食事をし、後は自然解散。
競技は、予選4ラウンド、準決勝2ラウンド、
決勝4ラウンド(内2ラウンド、アンノーン)で
争われます。私は決勝10人に残る事が出来ず
(14位)準決勝、敗退でした。
機体は中国、オクザイ製が多く、日本でも見られる
機体が多く、個性的な機体は、極僅かでした。
クリストフ選手の機体もオクザイ製です。
大きなカナライザーに、前縁変形後退角が特徴
です。全般に後退翼の機体が多く見かけられました。
飛行は、YSエンジンを上手に使い、とてもパワフル
にダイナミックに、175m前後の飛行距離を飛行して
いました。しかし舵使いは、ソフトで、演技中終始、
スムースで正確な飛行演技でした。
二重反転プロペラの機体も数機、参加していました。
その中でも、この機体は、良い感じで飛行して
いました。機体の飛行感も良く、正確に演技を
行っていました。
プロペラはステーター効果を狙ってか、前のプロペラ
のピッチより後ろのピッチが強くなっています。
鈴木選手の機体はOSエンジンで、複葉機です。
日本から送った燃料が、到着せず、大会半ばで
到着、現地の燃料と、日本製の燃料を、交互に
使う事になり、終始エンジン調整に、追われて
いました。
しかし飛行は調子が良く、クリストフ選手に迫る
高得点も叩出していました。
ドイツのベッショナー選手の機体です。
電動機でモーターはプレッテンバーグ製です。
機体はシンプルなシルエットです。
飛行は電動機らしい、静かな飛行でした。
機体と3枚プロペラの相性も良く、良い感じで
演技を行っていました。
音田選手の機体は、YSエンジンで、複葉機です。
単葉機も持ってきていましたが、会場の気流の悪さ
からか、複葉機を選択して演技していました。
鈴木選手同様、大会中燃料を交換したのですが、
何時から変えたのか判らない程、エンジンも演技も
安定していました。
今大会中、ルールをもっとも正確に、飛行して
いました。
マット選手の機体もオクザイ製です。
デザインは精悍で、まとまりの良い機体に
仕上がっています。
電動機で、モーターはハッカーQ80です。
機体とマット選手のF3Aに対する姿勢は、
私は素晴らしいと思いました。
オーストリアのメイヤー選手の機体で、今大会
最も個性的な機体です。
バルサ製にフイルム張りの機体で、胴体は極端
に太く、細かく工夫が成されている、電動機です。
プロペラの直径は大きく静止推力重視の設定の
様です。
主翼は2段後退翼で、エルロンは4エルロンです。
形状から察すると、翼端側エルロンを強く利かせ
利きのバランスを取っているのか、スナップロール
等の利きの補助に使用しているのか、解りません。
中央部上下には、整流板が装着されています。
整流板は4枚、ビスで取り付いているので、
組み立ての手間を考えると、私には出来ません。
飛行はスロースタントを想定していたと思いますが、
会場の気流は極端に悪く、苦労をしている様子
でした。
もし会場の気流が良かったら、とんでもない高得点
を出した可能性が有ります。
アメリカのジェスキー選手の機体は、電動機
でクリル製です。
以前のスパークより、トータルバランスが改善
されている様に見えました。
飛行はパワフルで、止めミス等が無く、切れの
良いスナップロールは印象的でした。
水平尾翼に小さな整流板が付いていますが、
ブレーキ効果を考えての物と、思います。
決勝に出た10名です。
優勝はクリストフ選手でした。
2位は音田選手で、1位と2位は同点でしたが
準決勝の順位の上の方が優勝と言うルールに
なっています。
3位は、アメリカの若手、ジェスキー選手です。
団体は、優勝アメリカで2位は日本、3位は
フランスでした。
各国3名の選手枠のルールですが、大会名簿で
4名参加している国が有り不思議だったのですが
ジュニア枠が有って、19歳以下で参加出来る
様です。
時期も夏休みなので、日本も参加出来たのです。
日本国内で事前に連絡されていれば、参加したい
選手はいたと思います。
次回は何らかの、国内規定を作り、参加した方が
良いと思います。
しかしレベルは高く子供と思えない飛行を各選手
していました。
町のホールで閉会式が行われ無事終了しました。