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〜 アデンからムカッラへ Aden to Mukalla 〜
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アデンからムカッラへは、結局、乗合タクシーでは行けなかった。
仕切り直しのつもりでアデンに滞在している間に、
私を取り巻く状況は、厳しいものになっていた。
ほんの数日前は、
運転手は乗せて稼ぎたいんだけど、
老人が大騒ぎしたために乗れなかった乗合タクシーだったが、
後日出かけていったら、誰も相手にしてくれなくなっていた。
関わりたくない、といった、明らかに避ける態度のドライバーたち。
身のキケンは全く感じなかったが、
自分が歓迎されていないことは感じた。
私には結局、
メルセデス(ボルボ?)製エアコン付豪華国営バスでムカッラに向かうしか、
選択肢はなくなっていた。
がっかりしたが、あとから振り返れば、これでよかった。
アデンの暑さの中に数日いて、ただでもグッタリしていた私、
このバスじゃなかったら、病気になってたかもしれない。
本当に暑くてグッタリした。
このアデン−ムカッラ、二度と乗りたくない路線NO.1。
反面、あの日差しと暑さは現実だったのか、もう一度確かめてみたくもある。
さて。
首都サナアから東部のサユンに行く場合、
大きく分けるとルートは3つ。
1つは飛行機、
あとの2つは、バス(乗合タクシー)での陸路となる。
このバスルート、
単純にサナアから東に行けば、サユンに着くのだが、
これは当時、許可が出ないルートだった。
この、2点を結ぶ最短のルートでない、もう一方のルートは、
アデン、ムカッラという2つの町を経由してサユンに行く、
サナア ― サユン
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アデン ― ムカッラ
をポイントにした四角形の
3辺を通るルートである。
別に最短ルートで行かなくちゃいけない理由もないし、
道中もいろいろ楽しめるし、ということで、
もし仮に最短ルートに許可が出ていたとしても、
私はこの3辺ルートで行ったと思う。
サナアから南下して着いた港町アデンは、強烈に暑かった。
アデンからは海岸線沿いを東にムカッラへ向う。
ものすごく暑い。
ものすごく暑い、という所は他にも行ったことはあるが、
ここは暑さの種類が違っていた。
日差しが強烈なので、海の照り返し、道の照返しが強いのは当然ながら、
空気そのものが、日差しを照り返すような感じだった。
自分を取り囲む全ての面に鏡があって、
それが全て、自分に太陽の光と熱を反射させている、
そんなイメージ。
あらゆるものが照り返し、
ただでも強い日差しが何倍にもなって
あらゆるものがユラユラしながら、
道や空気の中に溶け出していきそうな感じだった。
ムカッラからは北上、
サユンに着く。
もう、来たルートで帰るのは絶対イヤ、となっていた。
何が何でもサユン→サナアの許可を取る
(サナア→サユンは許可がでないが、逆は状況によっては出ることがあった)。
取れなきゃ飛行機で戻る。
修業のような3辺(実質は地獄の海沿いの1辺)を
またたどらなきゃいけない、というのは、
どんなに時間があって金がなくても、飛行機に劣後した。
海辺の町アデンやムカッラとそれを結ぶラインは、
日差しも空気も何もかもが強烈に暑く、
脳の芯まで同じ温度になってくるような感覚がし、
それまで持っていた「海辺→潮風→すごしやすい」
の私の常識を、完全に砕いた。
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| 出発するとまず給油。で、走り始めるとまたすぐ停まって食事。これは、国営高級バス運転手たち用に用意されたちょっとリッパめの食事。イエメンでは必ず、当たり前のように運転手たちが自分たちの食事に招待してくれた。押し着せるわけでも恩を売るわけでもなく、遠来からの客への考えるまでもない当然の対応、といった居心地いいものを感じた。 | アデンを出ると、こうした景色が続く。 |
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| ところどころに水があり、周りの砂色一色の景色の中に、ポカンとこうした瑞々しい緑が現れる。 | 数えるほどの町以外は、これでリッパな町。まだこのあたりは、イエメンの他の町と雰囲気は変わらない。 |
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| だんだん景色がのっぺりと平坦になってくる。 | エアコンは効いていたが、グッタリしてきて、何度が寝た。 出発から数時間、トイレ休憩で停まったここの暑さと光は今でも忘れられない。遠くに見えるのは海。 |
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| 空気の中に含まれるあらゆる原子が、光と熱を反射して、ゆらゆらと、脳まで暑さの中に解けていってしまいそうだった。 | この辺りになると風景がオマーンと似てくる。 |
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| 異様な暑さに常にさらされているのを示すように、限りなく単調な景色が続く。 | 全く緑はない。 |
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| やがて、乾いた中にも、何か湿りを感じるような景色になってくる。 | 進むうちに、再び緑が見え始める。後もう少し進むと、ムカッラへ着く。 |
“イエメン”
サナア旧市街
“イエメン”
サナア周辺
“イエメン”
サアダと武器マーケット(イエメン北部)
“イエメン”
アデン
“イエメン”
サユンとその周辺(イエメン東部)
“イエメン”
イエメン南部