わが村のコンポスト事件

今、この大信村ではコンポスト(堆肥)製造工場の設置の反対運動が盛んになって来ている。 特に設置場所に近接する地域において盛り上がりが見られる。地下水汚染にをや環境破壊、異臭等に対する不安によるものかとも窺がえる。設置反対の立て看板に署名運動とかなり本格化している。住民投票にもなりかねない。意思表示を明確にしない本村民にとっては、珍しいと思われる。
私のもとにも、この工場の設置の情報が届いた。それは、4月頃であった。私が一番心配なのは、農業集落排水の終末汚泥を利用する事である。
私の議員時代に、畜産農家である議員をはじめとして農林課で検討していたようで、農林課と右一部議員らがどこかに視察に行って来たようであった。課長の机の上には、集落排水の終末汚泥が置かれ、家庭から出た物は、このような状態になりますと議場にも持って来ていたこともあった。
そして、畜産農家から出る臭気等に対する苦情解消の事業を計画している趣旨を述べていた。村民の間でも、不法投棄の糞尿等について話題になっていた。村営住宅の真向かいにある商工会長の豚の畜舎からの臭気は相当の苦情があったものと思われる。今は撤去して、現代問題になっている養豚団地だけのようである。私事だが、我が家に隣接する田に、この豚の糞尿を散布された時は、洗濯物は洗い直さなければならなかったし、一ヶ月間程、外には干せなかった。余談になるが、この商工会長は農地を取得できない立場にありながら、土地改良事業でこの農地として取得し、その上、山林を水田に開墾し、議員であり、農業委員である者が農作業の手伝いをしている。この事実を農林課に指摘しても、ヘリコプターで航空防除の農薬散布までしている。また余談だがこの土地は本誌平成7年2月号「法廷からのレポート」でも報じたものである。
既に、この事業は本年度の頭書予算で、全議員の賛成で可決成立している。
勿論、これは農業集落排水特別会計で、平成10,11年の継続事業で実施される。4億5千万の総事業費の内、本年度は3億8千9百万円が計上されている。
ていた。当然である。村営住宅の真向かいに商工会長の経営する豚の畜舎があった。その後、今,問題になっている養豚団地の経営だけになっている。
。私事だが、商工会長が、我が家に隣接する田に、豚の糞尿を撒いた時は、洗濯物は洗い直さざるを得なかった。一ヶ月間程は外に洗濯物を干す事ができなかった。今は化学肥料を使用しているようである。余談だが、右会長は農地を取得出来る立場にはないのにも拘わらず取得し、隣接する山林を田に開墾し、村議であり農業委員でもある者が農作業の手伝いをして、役場ではヘリコプターによる空中散布までしている。農家に減反を言っておきながら、このような事実を黙視しているのであうる。
昔は、各家庭の便槽から汲み出し、農地に肥やしとして、屎尿を入れていた。実家の隣に菜園あった。菜園の主とお手伝いさんが肥桶を担いで来て入れていた。大声で喧嘩をしながら、菜園の手入れをしていた。母が「金持ちの肥やしは臭いなぁ」と言っていたのを覚えている。いつか、キャベツの収穫に来ていた女主に「それを丸くするのは難しいんでしょう」と尋ねたところ「こんなの肥やしさえやれば出来るのよ」と、いとも簡単に言ってのけられてしまったことを思い出す。
長閑な昔の話をしても始まらない。化学肥料と農薬そして機械化によって、日本経済は飛躍的な発展を遂げた。そしてその影には、水俣のチッソの事件を初めとして、公害,薬害事件が数え切れない程、発生している。そして今、化学肥料で農薬漬が問題になっているが、この問題は今に始ったことではない。多くの人々が既に指摘していた事であった。有機農法、一歩進んで自然農法も今は脚光を浴びている。世論の盛り上がりが見られる。行き詰まった経済に、あるいは、閉塞した社会から脱却を求めているのだろうか。
確かに堆肥作りとは、耳触りの良い言葉である。時宜に合った事柄である。 しかし4億5千万円とは、驚き桃の木山椒の木である。6月半ば、入札に関する差し出し人不明の文書が郵送されて来た。すぐに農林課長に電話を入れた。「設計の段階で入札の業者が決っている訳ないでしょう。そのように誹謗中傷して―」と。以前この設置計画の情報が齎された折り、確か、「請け負い業者は決っている」と言っていた。農業集落排水の終末汚泥を一分事務組合に処理の委託費用がかかるので、汚泥を堆肥化して町の畜産センター葉坂プラント、一体このコンポストについて、どれ程、研究したのか。

我が村では、コンポスト事業計画が予てからあった。現村長の公約の一つでもあったようである。私が議員時代にも、畜産農家の議員らと農林課長らが視察に行って来たような話をしていたのを覚えている。
本年度頭書予算に右事業が計上され、全議員の賛成で可決成立している。
この予算は、農業集落排水特別会計に3億8千9百万円が計上され、平成10年11年。