神魂合体ゴーダンナー!!
『第1話 戦場のバージンロード』


神魂合体ゴーダンナー!!

登場人物紹介
ロボット
今までのお話



猿渡ゴオ(さるわたり ごお)♂
ゴーダンナーのパイロット。29歳。
5年前(2042年)の東京での決戦で、パートナーロボット・ネオオクサーのパイロットであり恋人だったミラを失った。
その失意から以後誰ともパートナーを組もうとはせず、スーパーヒーローだった面影もなくし、一転ただの冴えない男になってしまう。
しかし5年前のその戦闘で杏奈の命を救ったことが縁となり、5年後の現在ついに彼女と結婚することになった。
普段掛けている眼鏡は伊達で、実は通信機。
杏奈からは「ゴオちん」と呼ばれていたりする。

葵 杏奈(あおい あんな)♀
芽花園学院高等学園2年生。17歳。
行動派の高校生で、学校ではロボット部に所属し、そのずば抜けたテクニックから男子部員たちの憧れの的になっている。
ゴオと結婚することは学校にはナイショ。
母親を尊敬し母親のようになりたいと思っているが、父親の存在は不明である。

藤村 静流(ふじむら しずる)♀
コアガンナーのパイロットで、光司のパートナー。28歳。
ちょっと近寄りがたい感じの、お姉さん的性格。
ゴオのことが好きだが、素直でないためその気持ちは今も秘めたまま。

光司 鉄也(こうじ てつや)♂
藤村静流のパートナー。24歳。
彼が操縦するバトルユニットをコアガンナーに換装したロボットは、Gガンナーと呼ばれる。
主人公かと思うほど熱い男w OKが口癖。

葵 霧子(あおい きりこ)♀
杏奈の母。35歳。
ロボットの開発者であるとともに、ダンナーベースの所長として総指揮を司る。
ダンナーベースのクルーからは「博士」と呼ばせている。
夫はいま不在。18歳のときに杏奈を生んでいるのだが、ダンナーベースのチームクルーは誰も霧子に娘がいるとは知らなかった。
かなりのヘビースモーカーである。

影丸(かげまる)♂
ダンナーベース指令セクションのチーフ。32歳。
霧子に人知れず想いを寄せている。
本人の性格からか、行動にも顔にもそのことを出さないのだが、霧子に娘がいたことを知ったときは少なからずショックを受けたようである。

笹暮 小波(ささぐれ こなみ)♀
ダンナーベース指令セクションのオペレーター。23歳。コナミ。つっこみ担当。

桃園 桃子(ももぞの ももこ)♀
ダンナーベース指令セクションのオペレーター。22歳。モモチー。ボケ担当。
声が小さく、時々パイロットに怒られる。

芝草(しばくさ)♂
ダンナーベースのメカニッククルー。3?歳(後半かなw)
メカニッククルーの主任(きっとw)。林に「おやっさん」と呼ばれ困っている。

林(はやし)♀
ダンナーベースのメカニッククルー。23歳。
メカニッククルーの中で長女的存在。明るい性格。

猿渡 忍(さるわたり しのぶ)♂
ゴオの弟。17歳。杏奈と同じ高校に通う。
兄さんのゴオにはとっても似ていない。かわいい男の子w
杏奈のことが好きなので、杏奈の結婚のことはちょっと複雑w

杏奈の友達1 2 3♀:2〜3言ずつ。
男子生徒1 2 3 4♂:2〜3言ずつ。
神父♂:結婚式前後に出てきます。
ぴんぴん♀
杏奈が飼っている猫。現在妊娠中で、もうすぐ子猫が生まれそう。
ヘリ1 2♂or♀:最初に少し出てきます。
旧ダンナーベースオペレーター1 2 3♂or♀:最初に少し出てきます。
システム音声♀or♂:中盤に4言ぐらいw
ルウ・ルー♀
地球衛星軌道上の宇宙ステーション「コスモベース」指令セクションのオペレーター。12歳の少女。二言。
ロウ・ルー♂:ルウ・ルーの父。一言のみ。
ミラ・アッカーマン♀
「ネオオクサー」のパイロットとしてゴオのパートナーだったと同時に、恋人でもあった女性。
5年前の大ボス擬態獣との決戦の際に死亡した(と思われていた)。
最後に一言。

擬態獣(ぎたいじゅう)
5年前、世界各地に突然現れた未知の巨大生物で、人類の敵。
太古より地球に生息していたこと以外は一切不明である。
一度は世界中のスーパーロボットたちとゴーダンナーに倒されたが、その亜種が性質を変えて世界各地に出現、またしても人類を脅かす。

N:ナレーション


合計人数28人…(汗。 いやいや、半分くらいでできる…ハズ!!w
ヘリ・旧オペ・杏奈の友達・男子生徒・神父・システム音声・ルウ・ロウ・ミラは
かぶってやってもらえるかもvv
芝草・林・忍も、せりふが少ない…かな?w
ナレももしかしたら、なくてもいいかも…。






N:炎の中、微笑みながらミラ・アッカーマンは消えてゆく――。

ゴオ「ウアアアァァァァァァァーーーッ!!!!!

N:擬態獣の激しい攻撃を受けるゴーダンナー!
  街が瓦礫と化していく。
  避難する人々の車で高速は埋め尽くされていた。


ヘリ1「移動隊、進行速度に異常なし!」

ヘリ2「擬態獣確認! 避難作業を急げ!!」

旧オペ1「擬態獣は毎時10キロでセンタービル方面へ進行中」

ヘリ1「葵研究所到達まで約5分!
    ダンナーチーム、再起動まだか?!」

旧オペ2「ネオオクサー応答なし!
      クラブマリナー応答なし!
      ゴーダンナー応答なし!!」

N:研究所に残された葵博士の娘・杏奈も、荷物をまとめ
  逃げる準備を急いでいた。
  しかし飼いネコのぴんぴんがベッドの下に入って出てこない!


杏奈(幼)「ぴんぴん! ぴんぴん!」

N:やっとぴんぴんを引き出すと胸の中に入れ
  迎えに来たヘリに走る!


杏奈(幼)「ごめんなさいっ! 遅くなりました!!」

ヘリ2「葵博士が先にベースへ行けと!」

杏奈(幼)「はい!」

ヘリ1「来るぞ!!」

N:擬態獣がビルを砕き、目の前に迫る!

杏奈(幼)「うあぁっ!」

ヘリ2「つかまって!!」

ヘリ1「離脱します!!」

ヘリ2「ふり切れぇーッ!!」

N:何本も触手を伸ばし、ヘリを追う擬態獣!
  その一本がヘリに激突!


ヘリ1「くそぉッ!!」

ヘリ2「ダメだ! もたない!! ハッチが…ッ!!」

N:壊れたハッチが機体から吹き飛び
  そこから空へ放り出される杏奈!


杏奈(幼)「ひあぁぁぁぁッ!!」

N:ヘリ搭乗員が手を伸ばす――が、間一髪で間に合わない!!

杏奈(幼)「いやああぁぁぁぁーーーーッ!!!

N:その時、もはや沈黙したと思われたゴーダンナーの
  プラズマドライブが唸りを上げる!


ヘリ1「なにッ?!」

旧オペ2「ダンナー再起動! プラズマドライブ接続!!
      出力30%!!」

旧オペ3「30%?! バカな! なぜ立てる!!?」

ゴオ「オオオオォォォォーーーーーッ!!!

N:落ちた杏奈は、コンクリートの上ではなく、ゴオが操る巨大ロボット
  ゴーダンナーの手の中にいた。


杏奈N「――あの日、わたし達は出会いました。
     廃墟と化した街で、爆音轟く戦場で…。
     その腕は鋼のように力強くわたしを包み
     その微笑みはそこが戦場であることを忘れさせるほどやさしく
     その目は街を焼き尽くす炎より熱く燃えていました――」

N:助けられた杏奈の目には、自分を守るようにそびえ立つロボットの
  大きな背中が映っていた。


杏奈N「大地に降り立った戦士、それが私の――」




N:大戦から五年後――。
  杏奈は芽花園(めかぞの)学院高等学園の高校2年生に
  なっていた。
  杏奈が所属するロボット部は、今日もにぎやかに
  ロボットサッカーを行っている。


男子1「待ったぁ! 葵さん! とにかく今日こそ君を倒し
     交際を申し込む!!」

男子2「なにぃ!?」

男子3「てめぇきたねーぞっ!!」

男子4「ぬけがけなしっつったろーがっ!」

男子1「オレはB型なんだよ。」

杏奈「オモシロイ。でもゴメン! 今日は都合悪いのっ!」

N:部活用ロボットを機敏に動かし、ロボットの足でボールを
  蹴る杏奈。


友達1「あーバカだ」

友達2「今日もバカだ」

友達3「杏奈もねぇ」

友達1「いつまでも男つくんないから」

友達2「犠牲者増えんのよねぇ」

友達3「だいたい、いつから倒した相手とつきあうなんて話に
    なったのよ」

友達1「ふっ。」

友達3「おまえかよっ!」

N:ゴール前まで迫る安奈!

男子2「一人抜いたっ!」

男子3「二人目!!」

男子4「三人!!」

N:見事にゴールを決める杏奈!

友達2「やっぱスゴイ!」

友達3「誰も杏奈には勝てないわ」

友達1「あ〜今日も貞操守ったか」

杏奈「わたし誰ともつきあう気ないの! ごめんねっ!」

男子1「うぅ…葵しゃん…来るべき明日のために
    二人で地球の平和を守ろう…ガクッ」

杏奈N「――来るべき明日…。
     そう、5年前突如現れた人類の敵に勝利したあの日
     平和な明日がやってくると誰もが思いました。
     しかし、わずかに生き残ったもの達が世界中にひそみ
     今も我々の平和を脅かす存在となり…」



N:宇宙に浮かぶコスモベースで、エマージエンシーが鳴る!

ルウ「太平洋上に擬態獣反応確認。12号と認定」

ロウ「コースは?」

ルウ「日本です」

杏奈N「――そして、巨人達の戦いもまた
     休むことなく続いていました」



N:日本の対擬態獣防衛基地・ダンナーベースでは、コスモベース
  からの連絡に従い、Gガンナーの出撃準備が始まっていた。


モモチー「ゲート・オープン! Gガンナー、第3デッキへゲート・イン」

コナミ「ジェットボーイ、ハンガー・アウト」

影丸「発進口開け!」

コナミ「了解」

モモチー「カタパルト異常なし、オールクリア!」

コナミ「射出口、スライド開始」

光司「猿渡さんが今日もサブに入っていませんね」

静流「いいわ。どうせ今日も彼まで回らない」

芝草「頼むぜ、Gガンナー!」

モモチー「進路クリア」

コナミ「発進準備完了」

影丸「Gガンナー出撃!!」

光司「OK!!」

静流「出ます!!」

N:爆音を轟かせ、Gガンナーがベースから飛び立つ!

モモチー「結局来ませんでしたね、猿渡さん」

コナミ「あぁ、休むって。」

林「でも、サブパイロットが控えてないってマズくないっスか
  おやっさん」

芝草「誰がおやっさんだぁっ!」

林「いやぁほら! 喫茶店ならマスター、すし屋なら大将
  メカニックならおやっさん! 尊敬語っスよ♪」

芝草「なんだそりゃ…。
    今日は大切な約束があるんだと」

林「はぁ」

芝草「今はあんなだけどな、昔はすんげーパイロットだったんだぜ?」

林「じゃあ、前の対戦で大ボスを倒したって本当なんスか?」

芝草「あぁ…。勝つには勝ったが、ボッコボコにされてな。
    その上パートナーまで亡くして、今じゃ誰とも組もうとしねぇ…。
    あれだけの男が、もったいねぇよな」

林「だたの変人じゃなかったんスねぇ」

芝草「ははっ! あの頃の連中はもう残ってねぇからなぁ…。
    そう思われてもしょうがねぇか」



N:真っ青に晴れわたった今日、杏奈と挙式を上げるため
   タキシードに身を包んだゴオは、岬にある墓地に赴き
   ある墓の前で花を手向け静かに祈りを捧げていた。
   そこは、ミラ・アッカーマン――彼が愛した人の墓だった。


神父「探しものは見つかりましたかな? 
    5年という時間は、贖罪には十分過ぎると思いますよ」

ゴオ(贖罪、か…。君は俺を許してくれたのかい…?
    あの日から探し続けた心のかけら、俺はようやく見つけた
    ような気がする…。
    やっと言えるよ…。ありがとう、君を忘れない――)

神父「迷える仔羊よ、汝と汝の伴侶となる者に神の祝福を――」

ゴオ(今度こそ――約束を…果たす!!)

N:一方、新婦控え室。

霧子「そろそろ目立ってきたね、お腹。大丈夫?」

杏奈「あはっ。ぴんぴんに赤ちゃんができちゃうなんて
    ホントびっくり。
    てゆーか、ぴんぴんがメスだったのがびっくり」

霧子「5年間知らなかったおまえがびっくりだね」

杏奈「いいもーん。また家族が増えるんだもんね〜。
    幸せいっぱいだねっ」

霧子「ネコが? ヤツが?」

杏奈「わたしがvv」

N:控え室のドアが開く。

忍「おばさん、兄さんが来まし…あっ、杏奈ちゃん…杏奈ちゃんっ」

霧子「こらこらダメだよ、そこで待ってなきゃ」

杏奈「えへっvv どう? ウエディング・ドレスvv」

忍「ケッコンして下さい。」

杏奈「オモシロイ。」

N:ゴオが結婚を申し込んだ日の思いに耽る霧子。


<回想>

霧子「なにもその年で結婚しなくったっていいだろ?
   卒業したら、ウチでパイロットやるつもりだったんだろ?」

杏奈「ほら、命助けてもらったワケだし…」

霧子「鶴の恩返しかっつーの」

杏奈「わたしね、お母さんみたいなお母さんになりたいの…」

霧子「それだけじゃないだろ?」

杏奈「……[照]」
<回想終わり>


N:思い切るように煙草の火を消すと、椅子から立つ霧子。

霧子「さぁてと! 行こっか!」

杏奈「うん!」

霧子「いい顔だよ、おめでと。
   結婚は戦いだ。相手に打たせず自分が打つ! ガツンと一発
   くらわしてやりな!
   家庭の平和も世界の平和も、最初が肝心なのは同じだからね」



N:その頃太平洋上では、Gガンナーと擬態獣が交戦していた!

コナミ「Gガンナー、射程圏内に入ります」

光司「OK! ガツンと一発、くらわしてやるぜ!!」

静流「ジェットボーイ、ギア・ダウン!」

N:ジェットボーイから解き放たれたGガンナーが、海上に降り立つ!

光司「おっしゃあっ!!」

静流「12号確認! ストロングバスター・セット!」

光司「OK! ストロングバスター!! セット・アップ!!!」

静流「二時の方向! 見える?」

光司「2.0です!」

静流「あんたの視力は聞いてない」

光司「OK! …該当データありませんね。新種のようです」

静流「一発でイケる?」

光司「OK! ターゲット・ロックオン!!」

静流「カウントスリーで発射!」

光司「世界の平和のためにッ!!」

静流「スリー! ツー! ワン!」

光司「ファイヤーーーーッ!!!!

N:擬態獣に直撃!

光司「終わったぁッ!!!」



N:教会の鐘の音が空に響く。

神父「それではただ今より、神の御名において
    猿渡ゴオと葵杏奈の挙式を執り行う」

忍(杏奈ちゃん、おめでと)

霧子(この年であんなでっかい息子ができるとはねぇ…)

ゴオ「お母さん! おじょ、お嬢さまを俺…あぁいやっ!
   ボクにください!!」
←回想

霧子(先に手ぇつけとけばよかったかな?)

神父「汝、葵杏奈は猿渡ゴオを夫とし、生涯変わらぬ愛を
    誓いますか?」

杏奈「はい。誓います」

忍「うぐっ[泣]」

神父「汝、猿渡ゴオは葵杏奈を妻とし、生涯変わらぬ愛を
    誓いますか?」

ゴオ「はい、誓い…いぃぃっ?!! おわっ!」

N:通信機である伊達眼鏡から、突然静流から映像が送られてきた!

神父「コホン!」

ゴオ「すみません!
   静流悪い! あとにしてくれ! 今ちょっと大切な…〔こそこそ〕」

静流「すぐ来て! 大変なの!!」

ゴオ「いや、俺も今大変な時で…」

静流「これを見れば、イヤでも飛んで来たくなるわ!
    こんな…変わり果てた姿で…っ!!」

ゴオ「クラブマリナー!!!」

N:それは、先の大戦で一緒に戦ったクラブマリナーが
  擬態獣に寄生されている姿であった――。




影丸「クラブマリナーのパイロットはどうなってる?!」

コナミ「反応ありません!」

N:擬態獣から爆風を受け、吹っ飛ばされるGガンナー!

光司「ウアッ!! 完全に寄生されてやがるッ!!」

影丸「戦う相手が誰であろうと、街は絶対に死守しろ! いいな!!」

静流「了解!」

光司「ストロングバスター!!



ゴオ「うおあぁぁぁーっ!!」

N:教会を飛び出そうとするゴオ。

杏奈「ゴオちん!!」

忍「兄さん!」

ゴオ「すまん!」

杏奈「式はどうなるのっ!?
    『はい、誓い――』のあと言ってないっ!!」

霧子「わかってやりな。仲間だったんだよ、昔の」

ゴオ「すまん!!」

N:杏奈と乗るはずだったウエディング・カーに、急ぎ乗り込むゴオ!

杏奈「ばかあぁぁっ!!」

霧子「覚悟を決めな!」

杏奈「お母さんまでっ」

霧子「おまえはロボット乗りと一緒になるんだ。そしておまえの母は
    そいつらのボスなんだよ」

ゴオ「すぐ戻ってくる! 待っててくれ!!」

N:霧子も一緒に車に乗り、ダンナーベースへ走り去る。

杏奈(わかった、お母さん。そうだった…覚悟決める!
    わたし、ロボット乗りの奥さんになるんだもんね。
    ゴオちん、いってらっしゃい!
    わたし信じてる…信じてるけど――。
    待ってるような女じゃないのっ!!)

杏奈「ゴメン、忍っち! バイク借りるねっ!!」

忍「ええっ?!」

杏奈「ぴんぴんよろしくーっ!!」

杏奈(岬の墓地を抜ければ、こっちの方がベースに早い!!
   先にガツンと一発よね、お母さん!)

N:草むらを通り抜け岬に出ようとした時、地響きが杏奈を揺する!

杏奈「なにっ?!」



N:擬態獣がクラブマリナーの性能を利用してはったシールドで
  ストロングバスターの弾が全てはじかれてしまう!
  そのひとつが杏奈のいる岬に直撃!


光司「ちぃッ!! クソぉぉッ!!」

静流「近づき過ぎだわ! ストロングバスターじゃ危険すぎる!!」

光司「OK! ガトリングアーーームッ!!

N:散弾を受けながらもなお、Gガンナーに迫る擬態獣!

光司「静流さん! ヤツのシールドをなんとかしてくれッ!!」

静流「了解! ジェットボーイ、ゴーッ!!
   ショック・ウェーーブ!!!

N:ジェット・ボーイ、シールドを相殺!!

影丸「そうだ! あのシールドはもともと我らのもの。
    怖るるに足りん!!」

コナミ「シールド反応消滅!」

光司「OK! …なにッ!?」

影丸「どうした?!」

光司「ヤツがいねぇ!!」

モモチー「レーダーにはちゃんと映っています!」

静流「ハッ! 上よ!!」

光司「しゃらくせぇぇぇーッ!!」

N:ガトリングアームを空へ向けて打つ光司!
  しかし効かない!!


静流「逃げて! 光司ーーーッ!!!」

N:目の前に現れた擬態獣が、Gガンナーに一閃!

光司「グアァッ!!」

静流「光司!!」

N:擬態獣がもう一度Gガンナーにアタック!

静流「アアァッ!!」

モモチー「Gガンナー戦闘不能!」

コナミ「搭乗者、交信できません!」

N:その時、ゴオがダンナーベースに到着する!

ゴオ「すまん! 待たせた!! 今から出る!!」

モモチー「猿渡さん…! 出撃ですか…!?」

ゴオ「声が小さい!」

モモチー「は、はいっ! 了解です!」

コナミ「最後に出たのいつ?!」

モモチー「去年の大雪の日」

コナミ「てゆーか交通整理じゃん!」

モモチー「てゆーかなぜタキシード?」

N:霧子も指令セクションに向かう!

霧子「状況は?!」

影丸「不利な接近戦に持ち込まれ、交信不能です」

霧子「よし! ゴーダンナー出撃準備!」

コナミ「プログラムスタート!」

モモチー「本基地は第一次非常体制に入りました。
      非常マニュアルに従いコードαを発令!
      繰り返します。本基地は第一次非常体制に入りました」

影丸「発進口開け!」

ゴオ「ジェットボーイ始動!」

モモチー「進路クリア」

コナミ「発進準備完了!」

影丸「ゴーダンナー出撃!!」

ゴオ「ゴーーッ!!!

N:ベースからゴオダンナーが飛び立つ!!

ゴオ「死ぬんじゃねぇぞ! 光司! 静流!!
    待ってろよ、クラブマリナー!!!」



コナミ「通信回復! Gガンナー、交戦中です!」

静流「マルチコンデンサー停止! ストロングバスター大破!
   ウィングキャノン使用不能! ガトリングアーム残弾ゼロ…。
   ここまでか…ッ!!」

N:擬態獣に引き裂かれるGガンナー!

静流「これが本当の奥の手ねッ!!」

モモチー「Gガンナー、バトルユニットを強制解除しました!」

N:静流の操縦するコアガンナーがGガンナーを脱ぎ捨てる!

コナミ「静流さん! コアガンナーの装甲じゃあ、12号の攻撃は
    受け切れません!!」

静流「ゴオが来るまで、もたせてみせるわッ!!」

N:擬態獣に反撃するも、シールドに阻まれ吹っ飛ばされてしまう
  コアガンナー!


静流「ゴオが、来るまで…ッ!!」

N:擬態獣がコアガンナーに迫る!!

静流「くッ!!」

ゴオ「おりゃあぁぁぁぁッ!!!

N:間一髪、上空から降り立ったゴーダンナーが擬態獣を撃退!!

ゴオ「生きてるか!!?」

静流「私を誰だと思ってるの? 言った通り飛んで来たじゃない」

ゴオ「すっぽんぽんにひん剥かれちまって、ズタボロじゃねぇか」

静流「自分で脱いだのよ」

ゴオ「光司は?!」

静流「死んだわ」

光司「死んでません…。」

ゴオ「クラブマリナー! こんなんなっちまいやがって!!」

N:擬態獣の腕を力任せに引きちぎるるゴーダンナー!

ゴオ「そぉぉりゃあぁァァーーーッ!!

コナミ「い、一撃…!」

モモチー「すごいパワー…!」

影丸「あれがおまえ達の知らないヤツのパワーだ」

静流「ゴオーーッ!!!」

ゴオ「なにッ?!」

影丸「ドリルアンカー?!」

ゴオ「ドワァァァァアーーーーーーーッ!!!!

N:クラブマリナーの武器であるドリルアンカーをまともに食らう
  ゴーダンナー!!


霧子「…巨人、未だ目覚めず、か…」

N:その時、ネオオクサーのプラズマドライブが鼓動を始めた!

コナミ「博士! 旧ダンナーベースの緊急迎撃シツテムが作動
    しています!!」

霧子「なんだって?!」

コナミ「永久封印ドック起動プログラム、ON?! そんな…!!」

システム音声「ネオオクサー封印解除」

モモチー「ネオオクサー?!」

コナミ「おそらく被弾が原因と思われます!」

モモチー「あっ! 侵入者です!」



N:岬には、ミラの墓と共にその地下にネオオクサーも封印していた。
  爆破の衝撃で気を失っていた杏奈が目を覚ますと
  そこには鎖に繋がれたネオオクサーが静かに佇んでいた。


杏奈「あ〜ドレスがボロボロ…。ん…?」

システム音声「ネオオクサー発進準備」

杏奈「これは…っ!!」

システム音声「起動システム準備完了。起動システム準備完了」

杏奈「お墓の地下のロボット?! あっ! あの音!!」

N:ゴーダンナーが成す術もなく擬態獣に撃たれる轟音が
   岬の地下にも届く!


ゴオ「ウアアァァァッ!!」

静流「ゴオ! 逃げてッ!! あなたの間合いで戦えなければ
   勝ち目はないわ!!」

N:コアガンナーから脱出した静流が叫ぶ!

静流「ゴオーーっ!! 無駄死にはやめてえぇぇぇーーーッ!!!」

N:爆音のする方へ走り、岬の裂け目から見た杏奈の目に飛び込んで
  きたものは――。


杏奈N(そこには、あの時と変わらぬ背中があって…)

N:街を守り戦うゴーダンナーの姿だった。

ゴオ「ドアアアアァァッ!!」

杏奈「ゴオちん!!」

ゴオ「もうあとがねぇ!!」

静流「ジェットボーイ!

ゴオ「ダブル・アターック!!!

N:2機のジェットボーイの襲撃を受け、隙を見せた擬態獣に
  すかさずゴーダンナーが攻撃!!


ゴオ「もらったぁ!! そおぉりゃあァァッ!!」

杏奈(そうだ、あの背中だ…。わたしはあの大きな背中の奥に
   何があるのか、知りたかったんだ…)

システム音声「ネオオクサー発進準備完了」

N:シールドに阻まれ海に沈むゴーダンナー!

杏奈「ゴオちんが死んじゃう!!
   行かなきゃ! 助けなきゃ!!
   ねぇ、お願い乗せて! 動くんでしょ?! ロボット!!
   ネオオクサーってこれでしょ?! お願い開けて!!
   準備完了って言ってるじゃない!!!」

霧子「そんなに乗りたいか?」

杏奈「あっ?!」

 
 
N:忍たちが岬に駆けつける!

忍「杏奈ちゃーん!」

神父「あれは?!」

N:ネオオクサーが封印から解き放たれ、その巨体が立ち上がった!

杏奈「基本は同じパターンだ! イケる!!」

N:ネオオクサーに乗り、操っているのは杏奈!

影丸「使える装備をこっちでサポートする」

霧子「基本はしっかり叩き込んであるからね。あとはおまえ次第だ」

杏奈「わかった!」

コナミ「博士…」

霧子「責任は私が取る。なぁに、初体験にはちょうどいい頃さ」

モモチー「あっ! ダンナーのダメージレベル、限界を超えました!」

ゴオ「やべぇ! もうエネルギーが切れそうだ!!」

霧子「よし! ネオオクサー出撃!!」

杏奈「了解っ! オクサーウィング!!」

忍「飛んだぁ!!」

N:ゴーダンナーの前に降り立つネオオクサー!

杏奈「エンジェル・ウォール!!

N:擬態獣の攻撃をバリアで防ぐ!

モモチー「気絶しました」

霧子「電気ショック。」

杏奈「あぅっ! グラビティ・ボンバーーッ!!!

影丸「カウントダウン! ブレイクアウトまで55秒」

モモチー「了解!」

ゴオ「なぜオクサーがここにいる!? 封印したはずだ!!」

杏奈「助けに来たっ!」

ゴオ「杏奈か?!」

霧子「能書きはあとだ。おまえ達、合体しな」

ゴオ「が、合体って…っ!」

霧子「ダンナーのエネルギーはもうほとんどない。合体して一気に
   ケリをつけるしかないだろう」

ゴオ「しかし…ッ!!」

杏奈「わたしも一緒に戦う!」

ゴオ「バカ! 素人になにができる! 早く逃げろッ!!」

杏奈「バカってなによっ! ゴオちんみたいには戦えないけど
    こうやって守ることぐらいはできる!!」

ゴオ「ダメだ! 帰れぇッ!!」

杏奈「ヤだ!! 病める時も健やかなる時もどんな時も一緒!
    わたし達結婚したんでしょ!!?」

モモチー「けっ」

コナミ「ケッ」

静流「……コン」

霧子「ちなみに、紹介が遅れたが私の娘だ。よろしくな」

コナミ・モモチー「ええーーーっ!!!?」

影丸「残り30秒。」

ゴオ「ダメだと言ったらダメだ!! 俺はおまえを戦いに巻き込む
    ために一緒になったんじゃない!!」

杏奈「そんなボロボロになって戦ってるのに、黙って見てるだけ
    なんてわたしはイヤッ!!」

ゴオ「わかってくれ! オレはもう二度と、愛する者を
    失いたくないんだ!!」

杏奈「ゴオちんだけじゃない…。ここで負けたら、もっとたくさんの人が
   戦いに巻き込まれちゃう!
   みんなの大切なものを失くしちゃう!!」

ゴオ「くっ…! ダメだダメだダメだああぁぁッ!!
    俺はイヤだーーーッ!!!

モモチー「ブレイクアウトまであと10秒!」

影丸「覚悟を決めろ! ゴオ!!」

杏奈「このバカちんがあぁっ!!
    それでも男か、泣きごと言うな!
    そのロボットはなんのためだ?!
    大事なものを守るためじゃないのか?!
    名前も知らない街の人達は
    大事じゃないのかああぁぁーーーっ!!!

モモチー「ブレイクアウト!」

ゴオ「ウォアアァァァァーーーーーッ!!!!

コナミ「12号活動再開! ゴーダンナー、合体します!!」

ゴオ「ドライブ・チェンジ!! ゴーッ!!!」

杏奈「ドライブ・チェンジ!! ゴーッ!!!」

N:合体形態へと姿を変える二機!

ゴオ「ダンナー!!」

杏奈「オン!!!」

N:オクサーの機体がダンナーにインサート!
  杏奈の操縦席がゴオの操縦室にせり上がる!


ゴオ「リボルバー・オープン!
    ゴーダンナー・ツインドライブ!!

N:ゴーダンナーとネオオクサーが合体した最強形態が姿を現す!!


神父「迷える仔羊に神の祝福を――」


N:杏奈の太ももの間からトリガがーセットされる!

杏奈「うぁっ! なにこれ?!」

ゴオ「説明はあとだ、杏奈! そいつを握れ!」

杏奈「う、うん!」

ゴオ「俺が合図したら、その引き金を引くんだ!」

杏奈「りょ、了解!」

ゴオ「ダンナーのエネルギーはあとわずか!
    残り全てをそいつに賭ける!!」

N:炎を上げて、ゴーダンナーが大空に飛ぶ!

ゴオ「スパイラル・ファイヤーーーッ!!!

N:突進する擬態獣にゴーダンナーの拳が一閃!!

ゴオ「カウンター・ナックル!!

N:ダメージを受け、よろける擬態獣!!

ゴオ「いくぞ! 杏奈!!」

杏奈「はいっ!!」

N:ENGAGE!!

ゴオ「食らえ!!
   ハーート・ブレイカーーーッ!!!!


N:ゴーダンナーの拳が擬態獣にめり込む!!

ゴオ「今だ! 打てえぇッ!!」

杏奈「ハアァッ!!」

N:トリガーを引く杏奈!
  擬態獣を中から爆撃! 固まる擬態獣!!


ゴオ「さらばだ! クラブマリナー!!
   おまえが守ったこの街を、おまえが守りたかった人達を
   おまえの手にかけはさせないッ!!」

N:空高く舞い上がり、そのまま擬態獣めがけ一気に蹴りを
  振り下ろす!!


ゴオ「ソォーール・ブレイカーーーーッ!!!!

コナミ「12号爆散!」

モモチー「クラブマリナー沈黙!」

N:戦い終わった直後、ゴーダンナーのエネルギーはENPTYに!

霧子「巨人を起こすのも、骨が折れるわね」

N:その時霧子のケータイが鳴り、クラブマリナーの映像が
   送られてくる。


霧子「転送! あっ!! そんな…! まさか…あんた…っ!!」

N:それは、クラブマリナーから人が倒れ出てくるものだった。
  爆死したと思われていた、ミラ・アッカーマンの姿であった――。




<回想>
ゴオ「約束するよ。俺は永遠に、君に愛を誓う…」

ミラ「私も…。愛してる、ゴオ」





<第一話・完>