仙界伝・封神演義外伝
『ある政治家の半生・武王回顧録第二部怒涛編
 象レース☆西岐の空に象が舞う!!』







太公望(たいこうぼう)
   崑崙山(コンロンサン)の道士。周の軍師となり、いろいろアドバイスしている。
   楊ゼン・天化からは師叔(スース)と呼ばれる。
四不象(すーぷーしゃん)
   太公望が乗る霊獣。空飛ぶカバw 「〜っス」が口癖。
姫発(きはつ)
   亡き文王・姫昌の第2子。周の王・武王。小兄(チイニイ)さまw
   やんちゃさんで、ぷりんちゃん(プリティ女の子)大好きっこ。
周公旦(しゅうこうたん)
   姫昌の第4子。宰相として姫発を支える。
   心労が多いようである。
楊ゼン(ようぜん)
   崑崙山の天才道士で超美形。変化の術を使う。
   宝貝・哮天犬(コウテンケン)を袖の中に持っている。
申公豹(しんこうひょう)
    仙人界でも1、2を争う最強のはぐれ道士。
    いつも上空から世の中のさまを見て楽しんでいる。
黒点虎(こくてんこ)
    申公豹が乗っている霊獣。かわいいトラ。
    千里眼を持つ。
雷震子(らいしんし)
   姫昌の100番目の子。
   師匠によって騙されて杏を食べ、浅黒い肌になり、天騒翼(テンソウヨク)と
   牙が生えてきた。
   義賊として、威勢よく悪者をやっつける日々を送っている。
黄飛虎(こうひこ)
   殷を捨て、周の武成王になる。大柄なおっちゃんw
   そのおおらかな性格は民に慕われている。
黄天化(こうてんか)
   飛虎の息子。崑崙山で修行していた。
   一人称は「俺っち」w 「〜さ」が口癖。
南宮カツ(なんきゅうかつ)
   周の大将軍だったが、黄飛虎に一番の地位を奪われたため
   よく飛虎に勝負を挑もうとする。筋肉質なおっちゃん。
妲己(だっき)
   今回は楊ぜんが変化した姿。超ぷりんちゃんw
那タク(なたく)
   宝貝人間(宝貝・霊珠子が本体)で蓮の花の化身。無表情。
   飛翔宝貝・風火輪を足につけている。母上大好きvv

これは、妖怪仙人・妲己を倒し、太公望達も崑崙山と一応決着をつけ
殷周易姓革命後、西岐が「周」として歩き始めた頃の物語である。(TV版)
『グルメバトル』の続きvv


太公望、姫発、周公旦が出ばってますw
次にセリフが多いのが、楊ゼン、申公豹、黒点虎、黄天化。
黄飛虎や南宮カツ、妲己、那タク、債務者、借金取りは1言2言くらい。
女の役が1人(しかも楊ゼン妲己w)だけど
おっさんの黄飛虎と南宮カツ以外は、女の方がやられてもよいかと…vv ダメ?w






天化「なんだぁ? このバカでかい生き物は」

旦「遥か西の方に住む、象という生き物です。
  ほら、バナナをお食べ」

天化「こんなの俺っち見たことないさ。
    あんたが面倒見てんのか?」

旦「そうです。私のただひとつの楽しみです」

天化「……」

旦「しかし、こうなってはもう彼らも売りに出すしか
   ないのかもしれぬ…」
    
(※こうなっては:姫発が12億8000万の借金したこと)

天化「周公旦(シュウコウタン)……」


         ☆       ☆       ☆


債権者1「ぬぉおおおっ!! 金返せ! 金ぇええっ!!」

債権者2「ちょっとぉ! 私んとこもねぇ、体がうず…いや違うわ!
      ツケがたまってんのよぉ!!」

債権者3「このままじゃ俺たちゃ破産だ!!
      公的資金で救済してくれぇぇ!!」

<債権者が城まで訴えに来ている中
  当の姫発は執務室に逃げ込んでいる>


旦「陛下! 出てきて下さい!! いるのは分かっているのです!!」

雷震子「小兄(チイニイ)! 勝手に俺を連帯保証人にしやがったな!」

天化「馬も戦車もみんな担保に取られちまった!
    これじゃ周軍は壊滅さ!」

楊ゼン「マンションに車、カードで買いまくったブランド品の山
     キャバクラにホモバーのツケ
     おまけに各種ローンの保証人まで!
     総額は日本円で12億8000万!!
 
太公望「おそらく町の娘達に、手当たり次第貢いでおるのだろうのぅ」

四不象「ダメっス! 扉の内側から溶接されてるっス!」

旦「陛下! 出てきて下さい! 陛下!!」

<姫発、ケータイでぷりんちゃんの電話w>

姫発「やぁ、ごぶさた! ケータイの番号変えるのに
    手間取っちゃってね。
    いやなに、大したことないよ。
    借金取りなんて、喉元過ぎれば何とかってね。
    まっ、金なんてどうにでもなるもんさ。
    俺んちには何しろ100人の保証人
(※兄弟)がいるかんなぁ」


太公望「仙界伝・封神演義外伝
     『ある政治家の半生・武王回顧録第二部怒涛編
      借金返済象レース☆西岐(セイキ)の空に象が舞う!!』」
     
(↑タイトルコールw)


         ☆       ☆       ☆


借金取り「まず今月までに5000万!
      耳を揃えて支払って頂きますからな!
      さもなくば、城の中の物を差し押さえさせて頂きます!!」

旦「分かった。至急、公的資金導入の採決を仰ぐことにする」

楊ゼン「やれやれ…。大変な剣幕ですね」

旦「アイタタタ…。私の胃はもう長くは持たぬ…」

四不象「このままじゃ、西岐城まるごと差し押さえられてしまうっス!」

太公望「うーん…仕方あるまい。ひとつ知恵を貸してやるかのぅ」



旦「競馬大会?!」

太公望「手っ取り早く国庫に金をかき集めるには
     公営ギャンブルが一番なのだ」

姫発「あぁ! ギャンブルなら俺にも自信があるぜ!」

旦「賭け事も借金を増やした一因では?!」

姫発「ぐぁっ…は、腹が痛くなってきた!
    あ、あとはよきにはからえ」

旦「陛下!」

太公望「まぁまぁ、まずはわしの話を聞け。
     こういうものは、わしら胴元に必ず金が残るように
     なっておるのだ」

楊ゼン「そうなんです。
     お客は競馬場に入るために入場料を払い
     さらに馬券を買って賭けに参加します。
     勝った者は、負けた者が払った馬券代を配当として
     山分けします。
     よって主催者側、つまり私達には入場料が確実に
     残るのです」

姫発「面白れぇ!
   競馬場なら、金利で塩漬けになった土地がいくらでもあるぜ!」

四不象「そんなどっかの自治体みたいな」

旦「ダメです! 小兄さまのことです。
  せっかく儲かった入場料も、ギャンブルにつぎ込んで
  借金を増やすのは明らか!」

姫発「いやぁ、そう言うなよ。俺だって反省してるんだからさ。
    入場料だけで確実に金を作る! 約束する!
    この通りだ!!」

旦「ダメと言ったらダメです! 公営ギャンブルなどとんでもない!
  第一競馬場の建設費用なんて、もう出ませんからな!
  あっ…だ、誰か! 胃薬を持て! アイタタタタ…」

楊ゼン「確かに、ブラックリストも回って
     もう借金は無理ですからねぇ…。
     実現すれば面白いイベントになると思うのですが…」

太公望「うーん…難儀だのぅ」

姫発「大丈夫! 競馬場くらいこの俺がこの腕で作ってやるさ!」

太公望「はいぃ?」

姫発「なぁに、見てろって!」


         ☆       ☆       ☆


姫発「そんじゃお前ら、いくぜ!」

<町の人々が集まって、競馬場を建設している>

雷震子「すげぇ! どっからこんなに集めたんだ?」

天化「何でもみんな昔、姫発に世話になった事があるとか言ってるさ」

雷震子「小兄に、世話?」

天化「あぁ。町の人が困ってると、その場で助けなきゃ気が済まん!
    とか言って
    怪我をした子供の手術費用を出したり
    貧しい家の出産費用を立て替えたり
    暴力亭主から逃げ出した女に店を持たせてやったり。
    そんな様子だったらしいさ」

太公望「姫発め、なかなか人望は厚いようだ」

天化「あっ、師叔(スース)」

太公望「娘達に貢いだとばかり思っておったがのぅ」

四不象「切符がいいんスね…」

姫発「これ終わったら飯にすっからな!
    そぉれっとぉ!!」

姫発N「ともすれば、絶望の神に心が支配されてしまいそうな時
     闇を照らしてくれるのは人の心。
     私はこの時、こみ上げる熱いものをグッと堪えていた。
     涙は見せられない。
     辛いが、これも指導者たる者の宿命なのだ。」


         ☆       ☆       ☆


姫発N「多くの人々の協力を得て、競馬場は完成した。
     周公旦もそれを見て、しぶしぶ許可を出してくれた。
     第一回・西岐競馬大会は、ついに開催までこぎつけたので
     ある!」

<会場観客席>

姫発「おいおい、見ろよ太公望(タイコウボウ)!
    すっげぇ客だぜ?!!」

太公望「うーん、大盛況だのぅ!」

姫発「おぉ! レースクイーンの入場!!」

<妲己に変化した楊ゼンが、レースクイーン達と登場>

楊(妲己)「妲己(ダッキ)&ザ・借金ガールズよんvv
       ご会場の皆様、本日は武王陛下の借金返済に
       ご協力して下さって、どうもありがとうvv
       今日はわらわ達がたっぷりおもてなししちゃうわんvv」

姫発「おお〜〜っ!! 妲己ちゃ〜んvv
    町中探したよーっ! 一体どこにいたんだぁ?」

太公望「あの中身は楊(ヨウ)ゼンだぞ?」

姫発「なにぃ?!!」


<会場上空>

黒点虎「あれ? 西岐城のそばでなんかやってるよ」

申公豹「おぉ、競馬ですか。面白そうですね。
     易姓革命も終わって退屈していたとこです。
     ちょっと覗かせてもらいましょう。
     しかし走るのはあの動物なのでしょうか…?」

<会場観客席>

太公望「第一回武王杯!
    西岐城『象』レース大会!!
(←マイクw)

旦「わ、私のゾウがっ!! 聞いてませんぞ!!」

姫発「いやぁ、すまん!
    なにしろ軍馬はみんな差し押さえられてっかんなぁ」

旦「しかしっ!」

太公望「まぁよいではないか。象レースの方が話題性もある!」

<スタート地点>

飛虎「あぁ? なんで俺達が騎手なんだ?」

南宮カツ「負けねぇぞ! お前だけにはな!!」

四不象「南宮(ナンキュウ)カツさん、やっぱ勝負に熱いっスね!」

雷震子「これちゃんと走るのか?!」

天化「まさか乗るとは思わなかったさ。
    あれ? あんたレースクイーンじゃ…」

楊(妲己)「んふふvv
       人手が足りないから、こっちでもお手伝いなのんvv」

<会場上空>

申公豹「騎手は、黄飛虎(コウヒコ)・天化(テンカ)の親子に南宮カツ。
     四不象(スープーシャン)に雷震子(ライシンシ)。
     おや、コスプレもありですか」

黒点虎「楊ゼンの妲己。象もあれは…」

<会場観客席>

旦「〔ため息〕これだから反対だったんだ…。
   中止です! 絶対取り止めです!!」

太公望「入場料だけで、借金を返してあまるほどの金が
     集まっておるのだぞ?」

姫発「お前も象と別れずに済むんじゃねぇの?」

旦「そんな強引な!」

太公望「それでは! よーーーい!!」
(←マイク)

旦「うあぁっ! 待って!!」

太公望「どん!!!
(←マイク)

<レース・スタート!!>

旦「こらぁ! 南宮カツ!! そんなに鞭を当てるな!
   私の象だぞぉぉっ!!
   あっ…また胃がシクシクと…あっ…」

太公望「大方の本命は、黄飛虎の2番と南宮カツの3番だな。
     馬券、いや象券もそれが一番売れておる!」

姫発「だがよ、このレース、4番のスープーが勝つさ!」

太公望「おぉっ?! ギャンブラーの勘と申すか?」

姫発「そんなんじゃねぇ。俺には綿密なリサーチによるデータがある。
    スープーは浮いているから体重が問題にならねぇ。
    それに一番いい象を密かにあてがっておいた」

太公望「フフフフ…甘いのぅ!
     勝つのは一番! 楊ゼン妲己の象だ!!」

姫発「チッチッチ! 俺だって妲己ちゃんを応援したいのはやまやま。
    しかし…」

太公望「楊ゼンだと言うておるのに」

姫発「そうとも! 冷静に考えればあれは道士。
    霊獣や宝貝(パオペイ)には乗り慣れてるだろうが
    地上の動物はどうかな?」

旦「おや? そういえば私の象は5頭のはず。
   だが今走っているのは6頭ですな!」

姫発「なに?!」

太公望「楊ゼンの奴、哮天犬(コウテンケン)にしか乗らんと
     言い張ってのぅ」

姫発「と、ということは、妲己ちゃんが乗っているのは…」

太公望「象の着ぐるみを着た哮天犬なのだ!!」

旦「そういえば鼻が動いておらんぞ!」

姫発「なんだとぉ!!? 太公望! それじゃ詐欺じゃねぇか!!」

太公望「わしが哮天犬に乗せたわけではない!
     情報分析ではわしの方がうわ手だったということよ!
     カーッカッカッカッカ!!(笑)」

旦「二人とも、何をそんなに興奮しておる!
   入場料で儲かったのでは?
   レースの勝敗などどちらでもよろしかろう!」

姫発「あはは…そ、そうだよな。何も気にすることぁねぇんだ。
    気にすることはよ…あ…ははは…」

旦「小兄さま、もしや…?!」

<会場上空>

申公豹「楊ゼン妲己が追い上げてきましたね」

黒点虎「つまんない出来レースだね」

<会場観客席>

姫発「太公望! 覚えてろよ!!」

旦「逃がしませんぞ、小兄さま!」

姫発「離せよ! ああぁっ!!」

<姫発のポケットから大量の券がばらまかれる>

旦「こ、この券は…!!」

太公望「スープーの4番だのぅ」

姫発「くっそおおおぉ!!
    入場料全部つぎ込んで買い占めちまったんだ!!」

旦「ご無体な! だから言わんことでは…!
   あっ…イタタタタタ…い、胃に穴が…っ
   天国の父上、すみませぬ! 周はもはやこれまで!!」

太公望「大丈夫だ! わしが20億の借金をして
     楊ゼンの1番を買い占めておる!」

旦「か、勝てるんでしょうな?!!」

太公望「バレさえせねば、大穴うけあいだ!
     そぉらきたーーーーっ!! カーッカッカッカッカ!!」

旦「勝って下さい!!
   負ければ周は破産した上、姫(キ)一族兄弟100人
   禁治産者です!!」

太公望「性格には現在99人だが?」
     
(※注:第1子・伯邑考が亡くなっているので)

姫発「南宮カツが追い上げたぞ!!」

太公望「な、なんだと?!」

旦「南宮カツ! この馬鹿者!! 鞭を打つなと言うておる!
   もはや象だけの問題ではないっ!!」

<会場上空>

申公豹「おぉ! 妲己に半身、いえ、半象身まで追い上げた!
     なかなか見上げた根性ですね。
     南宮カツ! 頑張りなさーいっ!!」

黒点虎「熱くならないでね、申公豹」

<会場観客席>

旦「誰だ応援しているのは!? この国を売る気かっ!!?」

太公望「こりゃいかん! 予想外の伏兵だ」

旦「逃げろ! 逃げろ妲己ちゃん! 国家の存亡がかかっておる!!
   おのれ南宮カツ! お前こそ今ここにある危機だ!!」

太公望「なんとしても勝て! 楊ゼン!!
     周の運命がかかっておるのだ! あああ?!!」

姫発「妲己ちゃんが…っ!
    ととと、飛んだぁーーーーっ!!!

旦「そうでしたな! 哮天犬なら飛べるんでしたな!
   それなら必勝間違いなし!」

太公望「ちがーーうっ!!
     象として出走しとるんだから、地上を走らねば失格だ!」

旦「それはごもっとも…。じゃやっぱり周は!!」

姫発「おーし、スープー! もうお前だけだ!!
    絶対に勝て!! 勝て!! か、か、かあぁぁぁ?!!」

<会場上空>

申公豹「なんと、四不象が象を持ち上げて飛んでます!
     あの霊獣にこんな力が眠っていたとは…」

黒点虎「あ〜あ、ハーネスくわえて…。あれじゃ象は首吊りだよ。
     それよりほかの象、あのスピードじゃコーナー
     曲がりきれないよ!
     うあああぁぁっ!! フェンスに激突するよーっ!!」

<会場観客席>

太公望「スープー! なんでお前まで飛ぶ?!
     二人とも失格で、わしも姫発も共倒れではないかーーっ!!」

姫発「大変だ! 象の群れが城を破壊して猛突進してるぞ!!
    町にも火の手が!!」

旦「なんですとぉぉおおおっ!!!!??
   ああああっ!! 町がっ! 城がっ!
   私の象がぁぁあああ!!
   ぱおーーーーーーーーーーん!!

姫発N「四不象はおよそ100m飛んだ所で墜落し
     ほかのジョッキー達は、フェンスをぶち破って暴走する象から
     振り落とされてしまった。
     あとには、楊ゼン妲己のニセ象が空に漂っているのみで
     あった…。」

<象がフェンスをぶち破った地点>

南宮カツ「俺は! 俺は西岐の星だぁああ!!」

飛虎「まだ言ってやがる」

雷震子「飛んでもいいなんて聞いてねぇぞ!」

天化「黄巾力士(コウキンリキシ)の方がまだマシさ!」
    
(※黄巾力士:崑崙山の宝貝ロボット。乗って操縦できる)

楊(妲己)「また一国の最期を看取ってしまったわんvv
       罪作りなわらわ♪」

<会場観客席>

旦「あああああああッ!! 周が…周が燃えていく……。
   父上、これよりお詫びに参りますぅぅぅッ!!!」

姫発「いかん! 旦が切腹した!!」

太公望「きゅ、救急車を呼ぶのだーっ!!」



姫発N「こうして、第一回西岐競馬、あ、いや、象レース大会は
     大盛況のうちに幕を閉じた。
     空を飛んだ楊ゼンとスープーが失格となり
     勝者はのちほど南宮カツに決定された。
     フェンスに突っ込んだのが黄飛虎より一象身早かったらしい」

<会場上空>

申公豹「いい暇つぶしでした。おや?」

黒点虎「那タク」

申公豹「お前も馬券、いや象券を買ったのですか?」

那タク「南宮カツ一点買い、特券2枚。
     これから母上に貯金してもらう」

<母上のところへ飛んでいく那タク>

申公豹「俗世の欲にまみれぬ者に、運命は微笑むのですね」

黒点虎「あいつは宝貝だからね」


         ☆       ☆       ☆


姫発N「ハリウッドもびっくりの大がかりなアトラクションに集まった客は
     皆大満足だったらしく、その反響は嵐を呼んだ」


楊ゼン「オホン! 3万2725通目の苦情です」

旦「もうよい、放っておけ。アイタタタタ…」

姫発N「切腹した周公旦は、幸いにも胃潰瘍の穴に刃先が貫通し
     一命を取り留めた」

楊ゼン「それから、被害増額が100億円を突破しました…」

旦「よいよい。
   ところで、ヒットマン達から連絡はあったか?
   国はともかく、象達の仇だけは必ず取るゾウ!!」


姫発N「そして私、武王・姫発は、超債務国家となった周を救うべく
     軍師太公望達とともに経済協力、並びに政府開発援助を
     求める国際訪問団を結成。
     各国を歴訪する日々を続けたのである」


姫発「ちきしょーっ! ベガスじゃ大負けだ!」

天化「へへへっ! 俺っちはツキまくりさ!」

姫発「あっ! 雷震子お前まで! ちょっとよこせ!
    末っ子のくせに生意気だ!!」

雷震子「なにすんだ、兄貴!
     これは誰のだ? ドイツだオランダだ? 俺んだよ!!
     ダメったらダメ!!」

太公望「よさぬか姫発!
     まだまだモナコや香港、マニラがある!
     マカオもあと50年はやっておる!
     ヨーロッパならロンドン、サンデモ、カンピオーネ、ヴェネチア
     ウィーン、アムステルダム、マドリッド、バーデンバーデン
     ニースにディボンヌ!
     韓国ではソウルに釜山(プサン)に済州島(サイシュウトウ)!
     南米まで飛べば、エクアドルにコロンビアにベネゼーラに
     ペルーもあるぞ!
     ついでにカリブ海に寄ってだなぁ……」
(フェイドアウト)



ちゃんちゃん♪