■消えた木のそり
そりはかつておとうさんがつくるものと思っていました。木でできたリンゴ箱の底に竹スキーを貼り付けたりしたものがポピュラーだったのではないでしょうか。しかし、今じゃプラスチックのスノーボートが主流ですね。しかし、しかし〜、昭和38年型のぼくは、どうしてもかつて自分で愛用した楽しかった木のそりを復元したかったのでありますです。
■う〜ん、やっぱ木にしよう
ぼくにはプラそりへの偏見があるかもね。何度か使用した感想。「お尻痛い。」「仰向けの姿勢辛い。」「横転しやすい。」
しかし現在では、ホームセンターへ行けば明るい色のプラそりが390円という安価で手に入ります。やっす〜い。安すぎ。ですんで、主婦のみなさんは我が子にこのスノーボートを買います。当然です。
しかし、子供の頃に大好きだったそりあそびの思い出は、プラそりでは再現できないんです。もっと楽しかったはず。そんな思い入れ(思いこみ?)が木のそり作りへの情熱になりました。
■どうしよう滑走部分
かつて手軽に入手できた竹スキーが、今はもうぼくの周辺にはありません。じゃあそりの滑走部分をどうして作ろう。これが一番の悩みでした。どうしたらあんな風に先端が持ち上がったきれいなアールを作れるんだろう。子供用の短いスキーを貼り付けようか。イメージじゃない・・。
一時は曲げ木も検討しました。しかし、ホームセンターでは広葉樹の材木なんか目にしません。ネットで調べると、曲げ木に一番適した木材はハリエンジュとか。・・・聞いたこともない木の名前。通販も検討。早速ネット通販を調べる。・・・高い!1メートルものは10万円以上ですよ。
はい、曲げ木はこのようにして諦めました。
■犬ぞりが励みに
このとき、黒姫スキー場で見た犬ぞりの細い滑走部分を思い出しました。意外に細いのですよ!テレマークの細板なんてモンじゃありませんな。もっと細い。30〜40oていどだったんじゃないかな。あれでいいんなら軽く作れそうじゃないの!ということでこんな図面を書いてみました。

よ〜し、ここまで考えがまとまればできたも同然!さあ、作ろう。
■まず先端部接着

てなわけでまずは滑走部分の先端部を製作しました。使用するのはホームセンターで1本150円程度で売られている長さ1800oの2×2材。幅38ミリ 写真は、左右2本を1200oにカットし、先端に200oの短い木材を木工ボンドで接着しているところ。
■ダボ打ち

先端部分はまだ接着剤で着いているのみ。これでも十分といえば十分なのだが、見た目のかっこよさも重視し(主には気持ちの問題で)、補強ダボを打ちました。径7ミリの穴を空け、木工ボンドを少々流し込んだら、8ミリのダボを玄翁でトンテンカンと打ち込みます。気持ちのよい作業です。
■カンナかけ

ダボ部分の接着剤が乾燥したら、カンナかけです。
■意外にキレイ♪

結構綺麗なアールに仕上がりました。しかし、まだ不安。雪面に浮くだろうか。
■搭乗部分をのっけてみる

搭乗部です。
コンパネでできています。隠れたテーマは、「安価」ですからね!
■うわーいできた!

こんなかんじ。搭乗部ちょっと小さいね。
■早速試走へ

松本って、どういうとこだろね。ほんと雪が降らないの。クルマで30分の美鈴湖のちょい上まで行ってみました。冬期通行止めの美ヶ原林道です。戦没学徒慰霊塔の入口付近です。
長さ1200ミリのそりは、我が家の愛車スバルサンバーディアスの荷物室に横向けに入ります。
■意外に滑るじゃん

どきどきの初滑走。意外に滑る。ちゃんと雪面を走る。うれしいじゃん♪
なのにアニーローリー、肝心の陽がクルマの中から出ようとしません。寒いからじゃないよ。寒冷地仕様の赤子だからね。運転席に座り込んでハンドルやスイッチ類をがちゃがちゃぐるぐるして止まりません。
■やっと乗ってもらえました(^^ゞ

15分ぐらい経過。やっと運転席から離れてくれました。まあまあの感触。うれしかったのは主に製作主のみ。
ちゃんちゃん。
■で、いざ乗鞍高原へ

ふむふむ、むふふ。おとちゃんも笑顔になります。
滑走面や、搭乗部分の改良点が見つかりました。2号制作時に役立てます♪
(2010.1.17.)
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