トウモロコシのさまざま思いつくままに 備 忘 録
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中南米原産のトウモロコシは、米、小麦とならぶ世界三大穀物のひとつ、わが国では野菜感覚で食べているが、南米では主食としての重要な穀物である。
我が国に渡来したのは1570年、本格的に栽培が始まったのは明治時代から。品種は数千種にも及ぶが、現在栽培されているのは糖分の多いスイートコーンの部類に属し、種苗メーカーは競って品種の改良を行っている。

  
ビタミンEが老化を防止、リノール酸がコレステロール値を下げる

主成分は澱粉で、蛋白質、糖質、脂質をバランスよく含んでいる。ビタミンB、B、Eが多く、茹でても損失が少ないのがトウモロコシの特徴。とくに胚芽の部分にリノール酸やビタミンB1、B2、Eが多いので、細胞の酸化を抑え老化の防止に有効。リノール酸はコレステロール値を下げるので、動脈硬化のの予防に役立つ。
不溶性繊維である植物繊維も多く、、便秘解消、大腸がん予防にも効果的。

  髭の部分は漢方的な働き

トウモロコシを包んでいる髭の部分は、南蛮毛といい漢方として利用。髭を日干しにしたもので、利尿作用が高く、中国では慢性腎炎の治療、妊娠時のむくみ解消に用いられ、糖尿病に対しても薬効があるとされいる。
血圧降下作用、胆汁の分泌促進、止血作用、血糖降下作用があることもわかっており、肝炎や尿路結石、高血圧、鼻血の治療に南蛮毛の煎じたものが用いられる。

 美味しいとうもろこしは

美味しいトウモロコシは、収穫の時期を的確にとらえ、朝採りが原則です。
収穫した果実はなるべく早く食べることも大切です。
そのためには、早くお客様の手元に届ける必要があり、それまでに冷涼な環境に保存する必要があります。


  収穫の適期

① 種まきをしてから何日くらいで収穫したらいいのか

品種やその年の気象条件(生育)により異なりますが
サカタのタネのゴールドラッシュは83~84日、夢のコーンは約87日とカタログに記載されています(種子の袋にも記載されている筈です)。
また、絹糸(雌花)が出てから20前後、ゴールドラッシュでは22日~25日頃といわれています。いずれも気温や日照で早くなったり遅くなったりするので、収穫期が近づくと試し採りをして試食して見る必要があります。
さらに収穫期の幅が短く1週間ぐらいの間で収穫、早くても駄目、遅れると全く商品価値のない不味いものになってしまいます。
栽培規模の大きい場合は、播種期をずらして(段蒔き)栽培する必要があります。

② 朝の涼しいうちに収穫(朝採り)

早朝の気温の冷涼な時間帯に収穫することがベストなことは、すべての野菜に言えますが、トウモロコシは特にそれが肝要です。
気温がが上昇すると、果実の糖分が澱粉に変化すると言われています。


 食味をよくする栽培のポイント

 分けつは取らない 

分けつの除去は、雌穂の実入りを良くし、倒伏を少なくするだけでなく、食味にも悪いい影響があるようで、敢えて除去しない。

 雌穂の出穂前後は本葉を痛めない 

分けつを除去したり、薬剤散布をしたりすると、どうしても母稈を痛めがちです。痛みが大きいと、減収するだけでなく、食味にも悪い影響を与えます。

 収穫前に潅水をする


トウモロコシの食味は、みずみずしさにあります。土中の水分が充分な場合は問題がありませんが、
土が乾いているとみずみずしさも次第に失われ、食味も落ちます。みずみずしい雌穂をもぎ取るには、前日に畝間に潅水をします。

 とうもろこしのエクボ(笑窪)

トウモロコシは収穫時期を失すると子実にくぼみが生ずる。市場では「エクボ」、種苗メーカでは「萎び」と呼んでいる。このくぼみが生ずると美味しさが減退、商品価値は0となる。
一般に収穫適期の幅は5~7日間と言われているが、品種、栽培条件(気象)によって異なり、苦労するところである。
採りはじめは何人かに試食してもらったり、糖度を測定(糖度計)したりして、OKとなれば数日の間に収穫しなければならない。その短い期間に収穫可能な規模での播種期をずらしたりすることも必要です。
家庭菜園でも、一度に食べ切ることの出来ない株数であれば数回に分けて播種をする。しかし播種を遅らせた日数分が収穫適期が遅れるとは、気温の上昇の進み具合とで必ずしも一致しないことに要注意。

 
トウモロコシは1本の株から何個採れるの?

よく尋ねられます。1株から商品価値のあるものは1個です。
家庭菜園では、1株から雌穂は数個出ますので、肥培管理を良くすれば2本目は小さくても採れるかも知れません。
2本目からは未熟のうちに採ればヤングコーンとして利用できます。
ヤングコーン用の品種は無いそうです。

 
栽植密度

栽植間隔は、30cm~40cm位とされています。家庭菜園では面積あたりの収穫量を考えると30cmでも良いと思います。その場合は、2条植えを奨めます。1条ですと雄花の分布密度が少なく受粉が完全に行われない憂いがあります。
私は、畝幅150cm~145cm(溝を含む)の畝に2条、千鳥植え、37cm間隔で植えています。

 
培土(土寄せ)

倒伏防止や除草、施肥の効果を高めるために培土をすると言う指導もありますが、反面、根を痛めるので好ましくないと言う説もあります。やるとすれば根が溝まで伸張しない早期がいいのかも知れません。

 
雄花と農薬の散布

種まき後、50日ほど経過すると茎の先端から雄花が出始めます。この頃からアワノメイガやアブラムシが発生します。雄花が、アワノメイガで食害されたり、アブラムシで雄花周辺の茎葉が黒く汚染されたりします。この頃から適用農薬の散布を的確にしないといけません。雄花がアワノメイガの巣窟になると言うことで雄花の役目が終えると除去するという方法もありますが、役目をおえる時期はいつなのか素人目には難しく、また規模が大きいとその労もたいへんです。
 

 
分けつはそのまま
                
 とうもろこしは成長とともに株元から数本の側枝(分けつ)が出ます。この側枝を除去した
 ら良いのかという質問を受けます。除去はしないで下さい。
 除去すると個体を傷めたり、倒伏しやすくなります。また、緑が少なくなり炭素同化作用
 がそれだけ劣り、子実の充実、食味に影響すると考えられます。
 




 2番目の雌穂の除去

雌穂は、生育の良いものは2番、3番と出て来ます。最初に出たもの(一番上のもの)を残して他は除去すると、残りの雌穂の肥大が良くなるという説もありますが、反面個体を傷めるので好ましくないと言う説もあります。

 ハクビシン
近年、ハクビシンが平地にも生息し、農作物を荒らし、住居にも入り込み悪さをすると言うことを耳にしていた。
我が家にも、天井裏に鼠にしては足音が大きいものを耳にするようになり、「ハクビシン」」ではと懸念していた。
昨年、育苗中ハウス内に入りみ発芽直後のトウモロコシの種子を食い荒らすものがあらわれる。、さては鼠かなと思って、「粘着のネズミ捕り」を仕掛けも餌だけを失敬して罠に掛からない。
トウモロコシの収穫時期を迎えて、いよいよと思う頃から子実が食い荒らされているものを散見する。そしてある朝、収穫のために畑に出かけると畑から猫にしてjは大きく犬にしては小さい動物が逃げ去るのを見かける。これは噂の「ハクビシン」だ!
その後、、収穫も大方終わる頃に強風が吹き荒れてトウモロコシは倒伏、彼らにとっては子実が手の届く格好の餌場、大半が食害に会う。
トウモロコシの全ての収穫を終えたある日、近くの川の架橋の上に車に跳ねられた小動物を見かける。その頃から我が家の天井裏にも異様な音がしなくなる。
今年は、ハクビシンと対峙するのが課題の一つ。


  
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