私たちの旅について
2006年11月15日から、18ヶ月間の世界一周旅行にでかけたふたりです。(当初16ヶ月の予定、途中2ヶ月延長)
カップルとはいえ、それぞれに旅への思いがありますので、まずはふたりの動機を記しました。
また、
のページでは、私たちのケースにおける、出発前の準備と、旅の途中で得た情報や起きたことを中心に記録しました。
とても個人的な、とても狭い範囲の経験を元にした情報です。さらに、日々情報の鮮度は落ちてゆきますので、旅の導入や、参考として使っていただければ良いかと思います。
動機
いっちーの場合
世界一周という言葉に惹かれて旅に出ようと思った。世界一周という言葉より魅力的なものが、今までの生活に見当たらなかったので、世界一周の旅に出ることを決意した。
「何のために世界一周するの?」と尋ねられる時がある、私はその問いにうまく答えることができない。私は何かを得るために世界一周に出たのではないし、未だ何のためになるのかもわからない。
ただ、旅に出たことにより多くの人に出会い、笑い、今とても充実した日々を送っている。
ハッチの場合
充電したい。それがいちばんの理由でした。
10年近くの会社員生活は、とても苦しく、ときに苛立たしく、それなのに、今では楽しかった思い出しか浮かばないほどに充実したものでした。
仕事に恵まれ、上司、同僚に恵まれ、逃げない覚悟さえ決めれば仕事はうんと楽しいと気づかせてくれた職場。私の生活にとって、仕事の比重は、経済的な意味を超えて大きなものでした。24時間のうちの長い時間を占めてもいましたから。
そういった渦中において、ふと、このまま年月が流れれば、擦り切れているであろう自分の姿が頭をよぎりました。焦りに近い感覚でした。
この感覚は、高校2年時にオーストラリアへの留学を決める前に持った感覚と近いものでした。留学時の1年間は、決断して良かったと心の底から思えるかけがえのない時間です。
いったん、今の時間の流れから降りよう。そう思いました。
しかし、だからと言ってどうしたものか…。思い巡らせている時に、1年間におよぶ世界一周旅行にでかけたカップルのウェブサイトを見つけました。私たちにも、できるかもしれないという思いが去来しました。
34歳となっているであろう帰国後の、再スタートは難しいかもしれません。でも、それがなんだというのでしょう。「長い人生の、1年や2年。30代前半、健康、若さ、体力があることを謳歌してきなさい」 おそらく40歳、50歳になった自分は、32歳の私にそう言うだろうと感じました。
金銭的にも、なんとかなりそうです。幸いに、不在を守ってくれる両親がいます。足かせになるとすれば、自分がしたいと思ったことを 「くだらない思い付きだ」 と言って、止めさせようとする心の中の声だけのような気がしました。
パートナーのいっちーからは、くだらないどころか 「おもしろそうだね」 という答えが返ってきました。彼も14年の間、ずっと働きづめだったのです。
さあ、休暇を取ろう、充電しよう!
前だけ向いて小走りでかけってきた20代だから、たまには、後ろを向いたり、止まってみたり、ゆっくり歩いてみよう。そして、ぐるっと世界を見渡そうじゃないか。
こうやって、自分たちへ世界一周旅行という時間と空間のプレゼントを贈るための準備が始まりました。

