PT○○


巷では、特にオークション等ではレッドウイングのエンジニアには付いていれば必ず「PT○○」と差別化を図るべく紹介されているのを見かけると思います。一体この「PT○○」とはどういう意味なのでしょうか。ここではこの「PT○○」について考察します。

PT○○について


画像

結論から言いますと、「PT○○」とは、○○年規格のProtective Toeという意味でしかありません。詳しくはレッドウイングジャパン公式HP内のFAQにもありますので、そちらにお譲りしますが、ここでは上の画像にもありますように「ANSI Z41 PT91 M I/75 C/75」 と、この全てを解明することにします。

ANSI

ANSIは米国規格協会(American National Standards Instituteの略)の事。ここで承認されたものはANSI規格と呼ばれます。日本で言えばJIS規格のようなものです。

Z41

Z41はANSIが定める安全靴(protective footwear)の規格基準。

PT

PTはProtective Toeの意。

91

1991年。Protective ToeのANSI規格の更新は8年毎ですので、この数字の前後は83と99です。

M

Mはmaleの意。つまり、男性靴の事です。女性靴なら勿論F(female)と表記されますが、レッドウイングに関しては見かけた事がありません。という事はレッドウイングは男性用ということでしょう。

I/75

I はIMPACTの意。IMPACT TEST(衝撃テスト)を表しています。75は3基準ある衝撃テスト(30、50、75)のうち、一番上のレーティングです。I/75のテストとは、実際には18'(18フィート、約5.48m)上から75lbs(75パウンド、約34.01kg) の錘を落下させます。このテストにクリアしているという事です。

C/75

C はCOMPRESSIONの意。COMPRESSION TEST(加圧テスト)を表しています。75は衝撃テストと同じく、3基準(30、50、75)の一番上のレーティングです。C/75のテストとは、実際には2500lbs(2500パウンド、約1133.97kg)で加圧します。このテストにクリアしているという事です。

と、結局は工業規格の事しか表記されていないのですが、PT○○ばかりが一人歩きしているというのも可笑しな話ですね。因みにレッドウイングのスチールトゥは2006年からASTM(米国材料試験協会、American Society of Testing and Materialsの略)規格になっています。



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