事業スタート
お寺の裏山に120本の桜植樹で始まった里山整備、その後も地区東西の里山と里山沿いの遊休農地、放棄地にと範囲を広げました。桜も最初の神代曙の他に、切花で市場に流通している啓翁桜を『桜で名所、桜で特産』を目指して植樹、特産物にならなくても景観として活かせることから、これからも増やしていく予定です。
桜以外にも
地区の住居地域には八重紅枝垂れ桜を植え、地区南端を流れる一級河川日詰川堤防にさくら堤を作りました。このさくら堤は400mの区間に50本の色の濃く、4月下旬に咲く八重桜『紅華』を植えました。成長すれば大野で唯一のさくら堤になる予定です。
この間にも初夏と秋に咲くアジサイ『エンドレスサマー』を桜の木の下に植樹、今後も増やして行き、夏から秋の花の名所を目指します。アジサイは地区を東西に走る市道沿い周辺にも植えて散策路として癒しの空間を提供いたしま
す。
カタクリ発見
桜公園に隣接してカタクリの群生地を発見、整備と保護に乗り出しました。19年春には見事な花が咲き、カタクリの里として公開することにしました。平成20年春に『第一回春の花まつり』としてイベントを開催、マスコミに取り上げられたこともあり、中部、関西、北陸各地から多くのカタクリファンが押し寄せて頂きました。訪れた多くの人から当地のカタクリの絶賛の評価と励ましの言葉を頂きました。
この言葉と励ましにカタクリの里の範囲の拡大を計画、社国土緑化推進機構、社福井県緑化推進委員会、大野市よえい助成を頂き、範囲を一挙に3ヘクタールまで広げました。この際の事業にはカタクリの里までの作業道と園路の拡幅と新たな道を整備して散策路として活用することにしました。

未来の展望
名称も矢桜公園から、地域全体を花と緑のあふれる農村公園として整備、拡充して行こうという思いから地区全体の総称として『矢ばなの里』と名称をつけました。矢ばなの里はカタクリ以外はまだ整備が始まったところです。桜にしてもアジサイにしても、10年、20年先に誇れるものになるものばかりで、2代、3代と守り続けて人に誇れるものばかりです。
桜が教えてくれた宝物
ただ、カタクリはこの地に万葉の時代から延々と生き続けてきた矢ばなの里の自然そのものです。このカタクリも桜を植樹して矢桜公園として整備したから見つけられたものです。これまで、清流も無く、寺社仏閣など地域資源は何も無いところと思い込んでいたわれわれを、桜がカタクリまで導いてくれたと思っています。桜とカタクリは矢集落の誇れる宝物です。右かたくり写真:2009/4/3