◆ 水温も上げての薬浴も大切 ◆

 薬品の成分は、魚のエラから体内へと吸収されます。特に、体内にはびこった病原菌を死滅させたり、それ以上の増殖を防ぐには、効率の良い薬品の吸収が必要になります。
 それには水温がかなり重要になってきます。普段飼育している水温より高めにすることによって、代謝が高まり、有効成分を吸収しやすくなりますので、薬浴と共に水温のほうを高め(28℃〜30℃程度)にしましょう!



◆ 薬浴をする際は規定量を守ること ◆

 以下の病気の改善にあたっての薬浴は、きちんと定められている規定量を必ず守ることが大切です。規定量をたくさん投入してもその効果は変わらずに、かえって魚のほうにダメージを与えてしまいます。また、少なく投入してもかえって治らなくなる場合もありますから規定量は守りましょう!『濃度0.3%=量3g』 (もちろん少なく投入しても大丈夫な場合もあります)


白点病  もっともよく見かける病気で、小さな点が付着する。感染すると体をこすりつける行動をとる場合がある。水温が20℃以下に出やすい傾向がある。
 治療法としては、水温を30℃程度に上げて0.3%〜0.5%の塩を投入するか、メチレンブルー・グリーンFリキッドなどで薬浴をする。また、試していませんが鷹の爪を入れると良いとされている。
コショウ病  白点病より細かい点がつく病気で、主に水質の悪化が原因で発病する場合が多い。白点病と同じく、水温が20℃以下に出やすい傾向がある。
 治療法としては、水温を30℃程度に上げて0.3%〜0.5%の塩を投入するか、メチレンブルー・グリーンFリキッドなどで薬浴をする。
目濁り  目に白い幕が現われ、最終的には目が落ちてしまう病気で、PHが低下・水質悪化、ストレスなどが原因で発生する病気である。早期発見が大切で、発見が遅いと目が無くなってしまうので日ごろの観察が大事である。
 治療法としては、たくさんの量を一度に水換えするのではなく、4分の1程度の水換えをこまめにして水質を安定させることが大切。薬浴としてはエルバージュで薬浴する。
水カビ病  体表の傷ついた部分から糸状の菌が付着して、白い綿状のものが綿帽子のように付着して繁殖する。とくに体表が傷ついた個体に発生しやすい病気である。
 治療法としては、メチレンブルー・グリーンFリキッドなどで薬浴すると良い。1週間薬浴をした後、改善されていないようなら再度薬浴をする。
マツカサ病
(エロモナス菌)
 エロモナスという細菌が要因で発病する病気で、鱗が松かさのように逆立つとても困難な病気で、主に水質の悪化や、ストレスが原因で起こる病気である。
 治療法としては、パラザンDやグリーンFゴールドリキッドでの薬浴と水質の改善が必要とされているが、治療はなかなか難しい。初期の段階では治る場合もあるが、発見が遅れて悪化した個体では治すことは困難である。治療よりも、病気に感染しないよう定期的な換水をして、水質を安定させる予防が大切である。
ポップアイ
(エロモナス菌)
 エロモナスという細菌が要因で発病する病気で、目が飛び出してしまうとても困難な病気で、主に水質の悪化や、ストレスが原因で起こる病気である。
 治療法としては、パラザンDやグリーンFゴールドリキッドでの薬浴と水質の改善が必要とされているが、治療はなかなか難しい。初期の段階では治る場合もあるが、発見が遅れて悪化した個体では治すことは困難である。治療よりも、病気に感染しないよう定期的な換水をして、水質を安定させる予防が大切である。
穴あき病
(エロモナス菌)
エロモナスという細菌が要因で発病する病気で、体表の鱗一枚くらいの白い膨らみが出来て次第にその膨らみが大きくなり、やがて鱗が剥がれ穴があいたように肉が見えてきてしまいます。
 治療法としては、パラザンDやグリーンFゴールドリキッドでの薬浴と水質の改善が必要とされる。また、薬浴と共に0.5%程度の塩を入れると効果的である。治療よりも、病気に感染しないよう定期的な換水をして、水質を安定させる予防が大切である。
腹水病
(エロモナス菌)
 エロモナスという細菌が要因で発病する病気で、肝臓が冒されて腹に水がたまってしまう病気である。
 治療法としては、パラザンDやグリーンFゴールドリキッドでの薬浴と水質の改善が必要とされているが、治療はなかなか難しい。初期の段階では治る場合もあるが、発見が遅れて悪化した個体では治すことは困難である。治療よりも、病気に感染しないよう定期的な換水をして、水質を安定させる予防が大切である。
尾腐れ病
(カラムナリス菌)
 尾びれが溶けるようになくなっていく病気で、優雅なヒレを持つベタにとっては致命傷的な病気であるが、初期の段階であれば治すことも比較的に容易である。初期にはヒレ先が白濁するので早期発見を心がける。また、一見 水カビ病のように見えるが、カラムナリス病は菌糸が見えないので区別がつきやすい。
 治療法としては、カラムナリスは塩に弱いので0.3〜0.5%の塩での塩水浴か、パラザンDやグリーンFリキッドなどの市販の治療薬を入れる。早期発見が大切である。
口腐れ病
(カラムナリス菌)
 口の部分が炎症を起こし、赤っぽくなる。やがて黄色・灰白色に変色し、欠けていってしまったり、口の開け閉めが出来なくなってしまう。初期には口元が白濁するので早期発見を心がける。また、一見 水カビ病のように見えるが、カラムナリス病は菌糸が見えないので区別がつきやすい。
 治療法としては、他の個体に移らないよう隣接をし、カラムナリスは塩分に弱いので0.3〜0.5%の塩での塩水浴か、パラザンDやグリーンFリキッドなどで薬浴をする。早期発見が大切である。
エラ腐れ病
(カラムナリス菌)
 エラ部分に菌が増殖して腐っていってしまう病気で、非常に見難いために発見が遅れる場合が多い。エラ蓋の部分が白くなるので、早期発見を心がける。また、一見 水カビ病のように見えるが、カラムナリス病は菌糸が見えないので区別がつきやすい。
 治療法としては、病気の個体を他の個体が冒されないよう隣接して、カラムナリスは塩分に弱いので0.3〜0.5%の塩で塩水浴か、パラザンDやグリーンFリキッドなどで薬浴をする。早期発見が大切である。
エラ病
(ダクチロギルス)
 寄生虫(ダクチロギルス)が魚体に寄生する病気で、主にエラ部分に寄生することからエラ病と呼ばれている。ウジ状で卵は水中に浮遊しているが、孵化するとすぐに魚体に吸着する。水底でじっとして呼吸が荒かったり・水面で鼻あげしている・エラを開けっ放しにしているようならこの病気に冒されている可能性が高い。また、エラ腐れ病と間違えやすいのも注意が必要である。水温が20℃以下で発生しやすい。初期の段階ではエラ部が白っぽくなり悪化するとエラが崩れてしまう。
 治療法としては、0.3〜0.5%の塩水とパラザンDと兼用して薬浴すると良い。3日後に水を半分交換して再度薬浴をする。
イカリ虫
(寄生虫)
 形がイカリのように見えることからこの名前がついている。全長約1pくらいで個体の体表に頭を食い込ませて養分を吸い取っていく。
 治療法(対処)としては、増殖力が強く水槽内を丸洗いして天日干し、またはハイター漬けにするか、リフィッシュを投入して退治していく。また、リフィッシュは卵には効果がないので、1〜2週間後にもう一度リフィッシュを入れて退治していくしかない。イカリ虫のついた魚はピンセットで抜くとよい。また、同じ水槽内の魚は十分注意が必要である。他の水槽への感染に注意したい!
ヒドラクリック!(拡大表示)
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 クラゲやイソギンチャクの仲間で、プランクトン・ブラインシュリンプを食べて成長していく、触手で餌を捕らえて毒を注入して麻痺させる。とても繁殖力が強く、すぐに増殖してしまう。とくにブラインシュリンプを与えている稚魚の水槽にいつの間にか現われて、稚魚を麻痺させて死んでしまう場合があるので要注意!!
ヒドラは主に、他店から持ち込んだ水草などから進入する考えと、ブラインシュリンプの卵から進入する考えがあがる。
 治療法としては、いったん稚魚を別の水槽に移して、ヒドラの発生した水槽や器具は丸洗いするしかない。また、稚魚があまりにも小さい場合は移動は逆に危険なので、ヒドラをスポイトなどで小まめに退治していくしかない。
また、10円玉を入れるという説もあるが、我が家では試していないので何ともいえません・・・(;^_^A
ストレス  主に水質の急変や悪化、水換えのサイクルが短すぎる時、温度の変化(不適温時の飼育)などに起きやすい。他にも騒音のある環境や、他のベタにおびえている時にも起きる。症状としては、食欲が無くなり元気が無くじっとしている、たまに狂ったように動き回る、呼吸が荒い、普段より色が薄くなっている(色抜け)などがあがる。
 改善点としては、水質の安定や水温の安定を心がける。水換えの間隔と量を安定させることと、水質を安定させるために「汲み置き水」で換水をさせる。また、水質をもっと気にすることが大切です。とりあえず水温を26〜28℃に保ち塩を0.3%投入して回復を待ちましょう!
PHショック  ベタは水質の悪化には多少強い傾向があるが、水質の急変にはとても弱い傾向があります。換水時に一度に多量の水換えをした後にPH(ペーハー)ショックは起こり、水質の急変・水温の急変によってショック状態を起こすというものです。症状としては、底のほうで横たわる、明らかに弱ったように泳ぐ、力を維持できず沈む、狂ったように泳ぐなどのように普段とは確実に違ういわゆる「踊る」という不規則な行動を示します。
 改善点としては、ただちに他の魚の入ったいわゆる「こなれた水」を入れてあげて水質の改善を心がけることが大切です。また、水質調整剤(テトラ アクアセイフなど)を入れて水質安定化を心がけてください。早期発見が大切ですから水換え後には十分注意が必要です。
ヒレが溶ける  ヒレが溶ける原因としては、別の水槽に急に移した・換水をした後などの水質の急変が原因だと考えられます。
 対処法としては、水質を安定させることが大切です。また、同じ状態に戻るということは難しいです。色が溶けた部分から変わってしまったりします。
ヒレに穴があく
(ピンホール)
 「ピンホール」という症状でもあり、ヒレに穴があく原因としては、換水した後などの水質の急変や体調不良などが原因で起こることが多いです。ヒレの端部に近いほど治りが早く、付根に近いほど治りにくいようです。
 対処法としては、水質が安定した水槽で飼っていれば、徐々に回復していきます。軽いものなら3・4日で治ります。また、体表を保護するために塩や粘膜保護(アクアセイフなど)を入れることも効果的です。
ヒレが固まる  ヒレが固まる原因としては、温度が下がったときや、あまりフレアリングをさせずに水換えや観賞(日々のチェック)を怠り、餌だけ与えているとよく起こります。水中のバクテリアのバランスがくずれて水生菌がはびこるために起こる症状です。
 対処法としては固まってしまうとそのヒレは元には戻らないために、ヒレをカットする方法などがあります。カットしたヒレは若い個体なら再生してきますが、年老いた個体は再生しません。また、繁殖などには問題はありません。
ヒレがボロボロになる  ヒレがボロボロになる原因としては、オスの入った水槽に知らずに別のオスが入ってしまった場合、ひらひらしたヒレをかじる性質をもつ魚と混泳させていた場合にボロボロにされてしまいます。
 ヒレは回復はしていきますが、もとの様にというのは難しいです、しかし観賞的価値はなくなりますがブリーディング(繁殖)には使えます。
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※ このHPはブラウザの文字サイズ(中)で作成されています。
油膜の除去  普段 餌を与えていると、餌から出た油分が水面にたまり空気中の酸素を水に溶けにくくしてしまったり蛍光灯の光を反射してしまったりします。このような油膜が出る水槽はエアーを送っていない静かな水槽に起こりやすく、エアーのある水槽には起きにくい性質があります。
 対処法としては、キッチンペーパーを浮かべて油を取る方法がありますが、あまり効果がありません。そこで、エアーを利用して水面を泡立てて油ごとはじかせて飛ばしてしまう方法があります。
割れない水面の泡  ベタを飼育していてエアーポンプから出た泡がなかなかはじけないまま水槽にたまってしまっている場合があります。これは水質が悪化している時に起こることで、この泡が割れにくいほど水質が悪化していることが言えます。また、悪化しているほど臭いもきつくアンモニアのような魚の死骸の臭いがしてきます。
 対処法としては、ただちに半分〜3分の1の水換えをして、今後の換水サイクルを作り・心がけましょう!水換えが行き届いている水槽は、泡のはじけかたも良いはずです。
飼育水の白濁  水槽を新しく立ち上げた後などによく起こります。原因としては、濾過バクテリアの不足・餌の与えすぎ(残餌)・魚の入れすぎなどがあがります。白く濁っているのは雑菌で、この雑菌が増えることにより魚のほうも酸欠を起こし死んでしまいます。
 対処法としては、濾過を強化することやバクテリアを増殖させてあげましょう!バクテリアを増殖させることにより雑菌の栄養源をバクテリアが吸収し、雑菌はいなくなり水が透き通ってきます。また、バクテリアリングなどを入れることも有効です。
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