Power Mac G4 CubeのHDD交換


 5/26に愛機G4 CubeのHDDを交換したので、備忘のためと、これからG4 CubeのHDDを交換しようと考えている人の助けとなればと思って、覚書を少々。デジカメの画像があれば、もっとわかりやすいんだけど、なにせ、初めての作業でそこまで余裕が無かったもんで、文章だけで勘弁して下さいませ。

注意!! 以下に紹介する内容は筆者自身の経験に基づくものですが、動作や安定性を保証するものではありません。本内容に基づいて生じるすべての損害等に対して筆者は責任を負いかねます。また、Macintoshの筐体を開けた時点で、 Appleの保証が得られなくなる可能性がありますので注意して下さい。あくまでもAt your own riskでお願いします。

前置き

 ファンレス静音PCのG4 Cubeも、2年くらい使っていると、だんだんとHDDからの高周波音が気になり始めてきた。もともと音が出ていたのか、それともだんだん大きな音になってきたかは定かではないけど、購入当初はなんて静かなPCだろうと感激した記憶があるので、多分経年劣化に違いない。最近は大容量HDDの値段もこなれてきたし、静音タイプのHDDと交換することを決意した。

 そもそも、うちのCubeくんは、ソ○マップのアウトレットで購入したものである。G4 Cubeの不幸な生い立ちは知る人ぞ知るところで、Cubeくんの購入時にはすでに生産終了していたんだけど、アウトレット(リファブリッシュ)ということで、Cubeの初期不良のトラブルは対策されているはず(勝手に想像)で、しかも定価のほぼ半額というお買い得であったため、ほぼ衝動買いで購入。(筆者は衝動買いの苦手な小心者なので、財務省に後押しをしてもらったのだが・・・(^^;)

 それまで使用していたPM9600はその拡張性の高さゆえ、CPUカードやビデオカードの交換、HDDの増設と、購入後も色々お金をつぎ込んでしまったので、Cubeくんの拡張性の無さも購入に踏み切った理由の一つであった。かく言うPM9600も、後付けパーツをばらしてオークションに出して、Cubeくんの購入資金に化けたのは言うまでも無い。実は、Cubeくん+USB対応プリンターを買ってもお釣りが来るほどになったのだが・・・(わらしべ長者大作戦(笑))。・・・・・話をCubeくんに戻そう。購入時、メモリだけは増設して、その後は、お金をつぎ込まずに使い倒して、気に入らなくなったら新しいのに買い替えれば良いじゃんと軽く考えていたのだ。

 450MHzとはいえ、G4プロセッサー搭載、音の良いステレオスピーカー、ファンレスによる静音設計、Appleならではのデザイン性(好き嫌いの話は置いといて)と、最新のOSXも問題無く動作するし(問題があったら困る)、非常に気に入って使っている。購入から2年が経過したが、筐体の傷つき防止のシールをはがさずに使いつづけているのは、筆者の貧乏性によるものであることは、あらためてここで言及する必要はないだろう。

 とまあ、そんなわけで、まさに愛機として使用しているCubeくんだが、最近HDDからの高周波音が気になり始めた。(前置きが長すぎるって?)

HDDの購入とその他の準備

 もともとCubeくんには、容量20GBのWesternDigital製のHDDが入っていた。最近は流体軸受け採用とかで静音をうたったHDDが各社から出ている。たぶんCubeくんには、発熱の関係から5400rpmの方が良いだろうと思ったんだけど、7200rpmのものは種類が多いが、5400rpmのものはそれほど種類が無く、熟考するほどのこともなく、Maxtor社のDiamondMax16シリーズの流体軸受けのものを選択。60GBは価格差が小さいこと、120GBまでは要らないだろうということで80GBを選択した(型番;4R080L0)。

 AppleのサイトにG4 CubeのHDD交換方法がpdfファイルあるいはQuickTimeムービーで掲載されている。それによると、TORXという特殊なドライバーを使用する必要があるらしい。さらにいろんなサイトを検索すると、CubeくんにはIDEが1系統しかないため、光学ドライブを外して、そのかわりに新しいHDDを接続してデータを移行すれば、もとのHDDから新しいHDDに簡単にデータが移せるらしく、さらにCarbon Copy Clonerなるソフトを使用すれば、起動ディスクのデータを丸ごとコピーできて、そのまま新しい起動ディスクとして使用できるらしいこともわかった(OSXのみ対応)。それまでは、外付けHDDケースを買って一旦データを退避させて・・・・なんて思って、ニの足を踏んでいたこともあったので、まさに渡りに船の情報であった。

 ここまで前知識を得ておけば、後は行動に移すのみ。ネット通販にてバルク品のHDDを発注。○クモインターネットショップにて、送料税込みで10000円くらい。以前購入したHDD(4.5GB SCSI, 22.5GB IDE)がいずれも25000円くらいだったことを思い出し、技術の進歩とデフレを今更ながら痛感。それにしても、金曜日に発注して日曜日のお昼ごろに届いたのにはビックリした。あわててホームセンターに行き、TORXドライバーを購入。通常のドライバーより微妙に高価だけど、工具には金をかけるのが持論(工具大好き)なので、vesselのビット交換式ラチェットタイプを購入(1300円くらい)。ネットからCarbon Copy ClonerとHDD交換マニュアルをゲット。これで準備は万端。

HDDの取り外し

 マニュアルを見ると比較的簡単そうで、ヒートシンクのT8のTORXネジを3本外すだけとなっているんだけど、そうは簡単には行かないのが世の常。なんと一番端はドライバーが入らないのだ。そこで、上面のパネルを外すことに。上面4隅と側面4箇所のT10のTORXネジを外し、上面のパネルを外す。TORXネジは長さが違うものがあるので注意。ようやくHDD固定ネジを外すことが出来る。AirMacカード側のドア(?)を開けて、IDEケーブルと電源ケーブルを外し、反対側からHDDを抜き取る。電源ケーブルが硬いので、マイナスドライバーを使って少しずつ慎重にこじって外せばOK。

光学ドライブの取り外し

 光学ドライブを固定しているT10のTORXネジを4箇所外し、光学ドライブを上に抜く・・・抜く・・・抜けない・・・IDEケーブルと電源ケーブルが引っかかってなかなか抜けない。シャシーの隙間から何とか指を突っ込んで、ケーブルを外し、ようやくドライブを外すことが出来た。取り付けられるのかな?という不安がよぎったのは言うまでも無いが、外してしまったので、もはや引き返すことは出来ない。
(後から気がついたんだけど、光学ドライブ側の金属パネルは上にずらすと外れます。金属板を外してから光学ドライブを外すともっと簡単に外れるはず。)

HDDのフォーマットとデータ移行

 新しいHDDをジャンパーでスレーブに設定し、光学ドライブにつながっていた電源とIDEに接続。元のHDDも電源とIDEに接続。モニターとキーボード、マウス、電源を接続すると、起動開始。・・・するはずなのだが、勝手に再起動を何度も何度も繰り返す。認識されてないのかな〜と接続を確認し、再度立ち上げると無事起動。しかも新しいHDDもちゃんと認識しているらしく、一安心。OSX付属のDiskUtilityで新しいHDDをフォーマット。
 しかし、新しいHDDは全くと言って良いほど音がしない。裸にしているのに、しかも元のHDDはキーンと元気に(苦笑)音を立てているのにだ。壊れてるんじゃないか(いや、壊したんじゃないかかも)と、耳を近づけてみたり、さわってみたり。アクセス音がカサカサ聞えるので一安心。フォーマットが終わればデータの移行。root権限でログインし、前記のCarbon Copy Clonerにてデータ移行。日本語化された最新版Ver.2.1.6を使用したんだけど、元HDDと新HDDを指定しただけで、他の設定はデフォルトのまま。結構時間がかかるので、この間に風呂に入るのも良し、一服するのも良いだろう。小心者の筆者は、ずっとそばに付いていたが。データ移行が終了する直前に、なんだかDarwin関連のエラーが出ていたが、とりあえずデータが移行してあれば、システムは再インストールすればいいやということで、データ移行は終了とした。HDD直下のファイル数が10個くらい足りない気がしたが、システム関連ばかりなのでそれも無視。我ながら結構男らしい(笑)。

光学ドライブの取り付け

 上記取り外しの項で書いたように、ドライブ側の金属パネルを外して作業。電源とIDEケーブルを接続して、元の位置にセットし、4本のネジで取り付け。外した時のあの苦労はいったい何だったんだろうか。光学ドライブが付いてしまえば、後は楽勝。

HDDの取り付け

 新しいHDDをジャンパーでマスターに設定(これを忘れないように注意)。HDDの片側に元のHDDから外したプラスチックのレール(これもTORXネジで固定されている)を取り付けて、HDDを所定の位置にセット。IDEケーブルと電源ケープルを接続してからヒートシンクとHDDを固定。AirMacのドアを閉める。上面パネルをネジの長さに注意しながら固定し、筐体の中にシャーシを戻して作業完了。

ワクワクドキドキの起動

 Cubeくんに元通り色んなケーブルをつないで、最後に電源ケーブル。そして起動。今度はスピーカーもつないであるので、ジャーンという元気な起動音とともに無事起動。HDDの音はほとんど聞えず、ほぼ無音。ときどきアクセス音がカサカサ聞えるのみで、高周波音はまったく無し。音がしないって快適なんだと改めて実感(^^)。一応、光学ドライブも音楽CDにて作動チェックし、問題無し。無事に作業が終了したことと、音が小さく、いやほとんど音がしなくなった喜びのあまり、安らかに眠ってた連れ合いを文字通りたたき起こして、無理やり報告(^^;)。
 てなわけで、初めての作業だったけど、2時間くらいで、トラブルもほとんど無く無事に終了。デザインのために、拡張性を少なからず犠牲にしているマシンなので、ちょっとした作業になっちゃったけど、メンテナンス性は思ったより悪くないみたい(強がり)。TORXでなくプラスネジかHEXネジだったらもっと良かったのに。手を加えると、やっぱり愛着がますますわくもんで、Cubeくんにはとりあえずあと2年くらいは現役で頑張ってもらおうかな。




 本コンテンツ中に含まれるシステム名・製品名は一般に各メーカーの商標であり、TM、(R)マークは明記していません。
もどる
copyright(c) May 27, 2003 "yama0314"