谷川岳 登山
2008.10.4
走行距離:497km
実行人数:1名
最近運動不足なので体を動かしたい。
遭難数世界No.1の谷川岳に安全に登ってきます!
紅葉と谷川岳
気付けば最近全然運動をしていない。
「礼文島旅行2008(3-41)」以降、全くといっていいほど歩いていない。
さすがに怠惰な生活と健康を両立できるような年齢でもなくなってきたので、山
にでも登ろうかと思います。
選んだ山は「谷川岳」です。
槍穂縦走だとか「鳳凰三山」だとかいろいろ惹かれたけど、キツそうなので辞め
ました。
リハビリとして、確実に日帰りが出来る山。
だけど有名で達成感があって、景色のいい山。
そういう理由で「谷川岳」を選びました。
実は思いついたのが急でして、どこから登るか決めたのも出発当日。
イマイチ土地勘がないのでアドリブで行きます。
間違っても"魔の壁"「一ノ倉沢」のコースに行かないようにしないと。
僕なら確実に瞬殺されますから。
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10.3
21:10 横浜出発
関越道を使用するので、まずは国道16号で八王子ICを目指します。
22:45 中央自動車道 八王子IC
すぐに圏央道に乗り換え、さらに鶴ヶ島JCTで関越道に乗り換える。
ここからは群馬県と新潟県の県境を目指して北上です。
10.4
0:00 駒寄PA
群馬県に入りました。ここでトイレ休憩しました。
0:38 関越自動車道 水上IC


水上ICで降りる

暗闇の山岳路
1:03 谷川岳ロープウェイ駐車場
暗闇を慎重に進み、ネットで確認しておいた駐車場に辿り着きました。
入口が通常の車線と左右が逆のヘンテコな駐車場。右側通行だった。

駐車場に到着
雨風をしのげる立体駐車場なので寒すぎることもなく過ごしやすい。
トイレもあるし。
しかし照明が明るくて寝づらいかな?
車内でコンビニで買っておいた食料で夜食にし、仮眠します。
1:30 就寝
5:15 起床
眠いけど出発します。
外の明るさとかよくわかんないけど、きっともう明るくなり始めているはずだ。
5:27 行動開始
駐車場の外に出るとうっすら明るくなってきたところだった。
そしてすごく寒い。ヤバッ。ちょっと走ろうか?
ロープウェイに併設された立派な建物の中に入り、内部に何か役に立つ情報や
資料がないか物色してみる。
しかし何も目ぼしいものはありませんでした。では出発しよう。

ロープウェイを通過
ロープウェイを使うのが一般的だそうなんだけど、僕は使いません。
お金もったいないしね。時間なら充分あるし。
舗装路を歩いていると、数分で「谷川岳登山指導センター」が見えてきました。
<谷川岳登山指導センター>
5:40 谷川岳登山指導センター

登山の前に立ち寄ります
ここで登山届を出しておきます。
万一遭難したときに捜索隊が出てくれるようにね。
5:49 西黒尾根入口
舗装路を数100m歩いたところでこの標識が出てきました。
ここで間違いないよな、うん。
では、今より谷川岳登山のスタートです!

山頂の「トマの耳」・「オキの耳」の双耳峰まで、ここから3.7km。
標高差はおよそ1200m。所要時間は大体4時間強ってとこらしいです。
これだったら日帰りで余裕で往復できるね。
まだ下山のルートは決めていないんだけど、天神平方面を予定しています。
では出発!


いきなり激坂
ちょっと!のっけからすさまじい傾斜なんですけど!
寝起きなのでもう少しデリケートに扱って欲しいところだというのに、容赦無しの
激坂の洗礼です。
息が切れる。湧き水があったので飲んで呼吸を整えたりしました。
この道で合ってるんだよねぇ…?
確か15分ほど歩くと鉄塔があって、それが目印だったっけか?
5:58 鉄塔下
あった。目印の鉄塔だ。
そのまま通過し、歩き続けます。

鉄塔通過
登山口からずっと急な坂の続く森の中です。
周りの景色が全然見えません。
ポツポツと登山客がいます。5人くらい見かけました。
デッカいザックを背負い、クマ鈴をつけています。
本格的ですなぁ。てゆーか、僕が軽装過ぎるのか。
ヒョイヒョイと抜かせてもらう。気温が上がる前にサクサク進みますよー。
6:15、木々の間から日の出が見える。


わずかに見えた日の出
朝日に照らされる登山路
6:20、『← 土合1時間・谷川岳3時間 →』の標識の前を通過する。
山頂まで3時間で行けるの!?こりゃ結構飛ばさないと3時間って無理じゃない?
どうなんだろ?
するとすぐに目指す谷川岳が始めて姿を現した。
朝焼けに照らされ、山頂の両耳は雲の中。そして凄まじい絶壁。
カッコイイ!!


谷川岳、登場!

天神平のロープウェイ駅
(相当望遠してます)


赤く染まる葉
ところどころで紅葉みたいなのを見かけました。
木に巻きついているツタみたいな植物が紅葉してました。
まだまだこれから標高が上がるので、山頂付近はちゃんとした紅葉を見ること
ができるかもしれないね。
6:51、初めて視界が大きく開けました。
すごい!山頂とは逆側の天神平方面が全て見渡せます。
先客のタンクトップの登山者(以下、"タンクさん")、そして後から来たYさんも
足を止めて撮影する。

急に広がる青空


タンクさん
一面の山々
6:55、このルートで初めての鎖場が登場。
うん、この西黒尾根って凄まじい傾斜を一気に上るルートで、鎖場がたくさんある
って聞いてたんです。
鎖登りは大好き。早速しがみつきます。


鎖を登るYAMA
鎖にぶら下がりながらこんなアホみたいな写真を撮るのに夢中になっているので、
後ろからYさんやタンクさんが来てしまうんですよね。
すぐに鎖登り再開。まだ先頭はキープしときます。
鎖場を越えると尾根に出て、左右共に景色が開けます。
いよいよ壮大な谷川岳の地獄の一部を垣間見ることが出来ます。


目の前は断崖絶壁
なんて荒々しい山なんだ。
なんか神経にズッシリとのしかかって来るような圧迫感を受けました。
あの崖は一ノ倉沢を始めとするロッククライミングのメッカへと繋がっている。
しかしそこは世界一の遭難数を出す魔の絶壁。
今まで何人もの高名なロッククライマーや愛好者が命を失ってきた。
谷川岳の遭難者数はダントツの世界一で、それはエベレストのおよそ4.5倍もある
そうだ。
僕の両親の知人もここで亡くなったしね。
数々の事件の記録は今まで読んできたから、実際目の当たりにしてちょっとビビ
ッちまったよ。


尾根沿いの道にて
谷川岳の全貌
7:04、2つ目の鎖場が登場しました。
日本三大急登の1つであるこの西黒尾根、4箇所ほど鎖場があります。
気をつければ登りは問題ないと思うけど、下りは相当難易度が高くなるかと思い
ます。岩とか滑りやすいしね。
帰りは西黒尾根を使うのは辞めよう。
この普段履いているような靴ではちょっと危険だ。


再び鎖場
鎖場を登ると、ここから先の山頂へと続くルートが一望できました。
1. ダラダラ尾根の道
2. ちょびっと下り
3. 凄まじい登り
4. 耳の片方を目指して一直線
「3」が凄そうだよ。長い登りになるよ、きっと。ここから見るだけでビビる。

山頂はまだ雲の中
くそっ。山頂はまだ雲の中です。一回も山頂を見れていません。
あそこは雨なんだろうか。ヤバイな、雨具とかたいした物は持ってないよ。
とりあえず天候が回復することを願いながら、ダラダラと尾根を歩きます。
紅葉が始まってきて目に楽しい。



両側は切り立った崖
山頂へと続く道
7:17、傾斜のゆるい道を歩いていると、「ガレ沢のコル」に出ました。
ここで「巌剛新道」のコースと合流するんですね。
今まであんまり目印になるようなスポットのなかった西黒尾根なので、記念に
パシャパシャ標識の写真を撮っているうちに、Yさんに抜かれました。


ガレ沢のコル
始まる激坂登りとYさん
ここからはかなりテクニカルな登りです。
無造作に散らばっているかのようなゴツゴツした岩の上を、慎重に見極めて歩い
ていきます。
ペンキの矢印も各所に散らばっているので、どこを通るのがもっとも負担が少な
いかを考えながら登っていかねばならない。
足元ばかりを見ていたけど、ちょっと顔を上げてみる。
すると山頂の両耳が初めて雲から出現していた!
あそこが僕のゴール!


トマの耳&オキの耳
右側は相変わらずの絶壁
まだ山頂は400m以上も上にある。
2/3くらい来たとはいえ、これは相当な高低差です。
もうちょっと待っていたら山頂は完全に姿を現すんだろうか?
今のままではあそこは寒そうなので、意図的にペースを遅らせた方がいいんじゃ
ないだろうか。
そう思い、朝ご飯を食べることにしました。
7:40 朝ご飯


YAMA&双耳峰
コンビニで買っておいたオニギリを食べ、スタミナ回復のために板チョコをかじる
。うん、元気になってきた。
食べている間に、抜かし返したYさんにまた抜かれました。
タンクさんも僕より先に行ってしまった。まぁいいか。
食後はまた激坂です。キツそうだから休みながらゆっくりと登ろうか。
Yさんの数10m後方を同じくらいのペースで進みます。


ザンゲ岩
一枚岩で休む
<ザンゲ岩>
8:05 ザンゲ岩
激坂がひとしきり終わる地点にある、こんもりしたデカい岩です。
ここまではかなりシンドかったー。この山の登りでは一番キツかったかもしれない。
暑いし、もう汗だくです。
しかし苦労して得たものは大きい。
もう天神平のロープウェイは遥か下界にポツンと見えているだけだし、代わって山
頂は手の届きそうな位置まで近付いてきています。


ザンゲ岩
(左の写真中央がロープウェイ乗り場)
今まで歩いてきた道を振り返って見下ろしてみた。
たぶんここからは2つ目の鎖場の直後くらいからの部分が一望できます。
あのナイフエッジを延々とここまで歩いてきたんだなぁ、僕。


西黒尾根のエッジ
マチガ沢
谷川岳の両耳の手前側、「トマの耳」はもうすぐそこに見える。
肉眼で耳に立っている人が見えるくらいだ。
しかし雲はなかなか完全には晴れてくれないみたいです。
なんとなく、切りのいい8:30にはあそこに着きたいので、このままのペースで行っ
てしまおうかなぁ。
8:16 四ノ沢の頭
小さい鉄塔の足元に標識が落ちていました。
拾い上げると「四ノ沢の頭」と書いてありました。


四ノ沢の頭
両耳まであと一歩
ちょびっと歩き、山頂直下の立て札のあるところまで来ました。
ついに雲の中に入っちまった。
もうあと「トマの耳」まで150mしかないというのに、残念な結果です。
反対側の「肩の小屋」は青空をバックに見えるのに、頂上は雲の中。
悔しいなぁ。
Yさんが「トマの耳」に到達したのが見えた。よーし、僕も行くぞ。


最後の標識
肩の小屋
Chapter.1 Chapter.2
Chapter.1
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