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これが、初代スカイラインの前期モデル、ALSID-I 型 スカイライン1500DX です。 スカイラインは、1945年まで東洋一の規模を誇った航空機メーカーである、中島飛行機 ( 株 ) の東京工場 ( エンジン設計部門 ) が分離独立して設立された、富士精密工業 ( 株 ) が開発した、最初の量産型の市販乗用車になります。元来、プリンス自動車工業の発祥は、立川飛行機の電気自動車設計部門であった、「 たま自動車 」となります。しかし、自動車用ガソリンエンジンの設計に関してはノウハウを持っていなかった為、「 富士精密工業 」にエンジンの供給を依頼。1951 年に完成した戦後初の国産高級車が、当時の皇太子殿下 ( 明仁天皇 ) も乗られた「 AISH プリンス・セダン 」だったのです。 |
そして翌年の1952年には、たま自動車は「 プリンス自動車 」と改称したのですが、その直後に富士精密工業に吸収される形で合併した為に、社名は「 富士精密工業 」に変わってしまいます。しかし、この合併直前に販社として独立、設立していた「 プリンス自動車販売 」が存在していた為、プリンスの名前はその後も継続して使用される事になったのです。
然る後、1961年に富士精密工業は社名を「 プリンス自動車工業 」に改称したため、名実ともにプリンス自動車が誕生したのです。 |
| 日本の量産型自動車では、初めてとなる独立式のリヤサスペンションです。半独立式としたのは、当時の日本は未舗装路が多く走行条件が非常にシビアなため、耐久性や整備性を考慮した結果だと云われています。世界的に見た場合でも、四輪独立懸架のサスペンションというのは、限られた著名な高性能車や一部の高級スポーツカーにしか無かったもので、このクラスの乗用車では、非常に稀な採用であったと思われます。 |
| 1957year 1500DX DATA | |
| Motor | L4 OHV 1484cc ( 75x84mm ) 8.0:1 GA30 ( G1 ) |
| MaxPower | 60PS/4400rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 10.75kgm/3200rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 125km/h |
| Weight | 1310kg |
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この時代の日本の小型車規格枠 ( 5ナンバー枠 ) は 1500cc が最大排気量であったため、トヨペット・クラウンや日産のオースチンという国産フルサイズ級は、すべて直列4気筒の 1500cc というキャパシティでした。初代トヨペットクラウンは水冷直列4気筒、OHV の 1.5L エンジンを搭載して 55PS という最大出力を発揮、また1957年当時の日産 (ダットサン) は、戦前からメカニズム継承した 大衆車 1000cc クラスのダットサン P110 以外は、イギリスのオースチン社とライセンス契約を行い、オースチン A50 ケンブリッジ ( BMC B ユニット 50HP ) をノックダウン生産していました。この当時、プリンス自動車のスカイラインは GA30 ( 後に G1型 と改称 ) エンジン ( 直列4気筒 OHV 1.5L ) を搭載して 60PS という最大出力を誇り、屈指の高性能セダンとして存在したのです。これは現在のスカイラインようなスポーツセダン ( クーペ ) というより、高級乗用車の高性能版という感じであったようです。また、
翌年の 1958 年には 70PS/4800rpm、11.5kgm/3600rpm までパワーアップされ、当時の1500ccクラスでは、世界最高の性能を誇っており、競合他社を全く寄せ付けない、ハイスペックを誇っていたという事です。
余談ですが、この当時は町の開業医クラスでも、ダットサン 110 型に乗って、お抱え運転手付きというような、自動車が貴重な時代だったので ( 現在の貨幣価値ではダットサンでも2千万くらい !? )、ダットサンより上級クラスになる当時のスカイライン1500 ( 全長4475mm、全幅1680mm ) は、まさしく高性能な高級乗用車であった訳です。 |
| 1960年に小型車規格枠 ( 5ナンバー枠 ) が 1500cc から2000cc に拡大された事に伴い、スカイラインにも兄弟車であるグロリアの1900cc エンジンが搭載されました。依然としてトヨペット・クラウン1900DX の90PS/14.5kgm やニッサンセドリック1900 の71PS/11.5kgm を上回る性能を誇示していました。実際の走行性能においてもプリンスは競合他社より優れた走行性能を持っており追随を許さなかったのです。 |
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初代スカイラインの後期モデルは、私が生まれる前に父が乗っていたクルマです。母がこのスカイラインで岩国市迄のドライブした記憶があると言っていますので、恐らく 1961、2年くらいの話では無いかと思います。 ( 1963年には英フォードのゾディアックがあったようですから ) 下の写真の広告にはプリンス自工では無く、富士精密工業と名前が載っており、販社がプリンス自動車販売 (株) と記されています。背景のジェット機は、F86セイバーですが、富士精密工業は航空自衛隊のジェット戦闘機のメンテナンスも請け負っていた関係で登場しているのだと思われます。( 国産初の実用ジェット機、T-1 練習機では無いのが残念ですが。)
両親が結ばれた時にあったスカイライン、私が奥様とのデートに使ったのもスカイライン!!!、そして恐ろしくも嬉しい符合がもうひとつ、僕は息子が2歳のときに、スカイライン( BNR34 カルソニック号です )の電動カーを買ってあげたのですが、我が家の昔の8mmフィルムを良く見ると、僕が1歳の時に父に買ってもらったペダルカーがこの、ALSI-2 型のスカイラインだったのです!!。1歳の赤ん坊にペダルカー!!!。馬鹿さ加減も同じという事でしょう(笑)。・・・歴史は繰り返すと云いますが・・・。 |
| 1961year 1900 DX DATA | |
| Motor | L4 OHV 1862cc ( 84x84mm ) 8.0:1 GB4 ( G2 ) |
| MaxPower | 91PS/4800rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 15.0kgm/3600rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 140km/h |
| Weight | 1315kg |
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初代のスカイラインの後期モデルには、1962 年に発売された 2 ドアクーペ / オープンボディの「 スポーツ 」 という自動車が存在していました。ミケロッティデザインのスポーツは、スカイライン 1900 デラックス ( というよりグロリア ) をベースに製作された、日本初の高級スポーツモデルとなります。また、日本の自動車としては、初めて世界的に著名なデザイナーにデザインを依頼した、市販乗用車となります。 1963 年に開催された第1回日本クランプリには、このスカイラインスポーツがR.W.ジョーンズ、生沢 徹らのドライブで出走しました。しかし自工会の申し合わせを愚直に守ったプリンス自動車は、本当にノーマルの乗用車のままで出場。サスペンションのみならず、エンジン内部までに及ぶ、徹底したワークスチューンを施したトヨタやダットサンに出し抜かれてしまう話はあまりにも有名です。この結果が、S54 スカイライン 2000 GT という日本最初の GT ( グランドツーリング )を生む結果となりました。 |
| 1962year SKYLINE SPORTS DATA | |
| Motor | L4 OHV 1862cc ( 84x84mm ) 8.5:1 GB4 ( G2 ) |
| MaxPower | 94PS/4800rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 15.6kgm/3600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 150km/h |
| Weight | 1220kg |
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これが2代目スカイラインの基準車です。
2代目スカイライン ( S50 ) は、兄弟車であったグロリアとは明確に別けられて1500ccの大衆車クラスを担うようになりました。グリスアップ不要のシャーシ、完全モノコックボディ、封印エンジン ( 40,000km または 2年の完全保証のメンテナンスフリーエンジン ) などを搭載した革新的な乗用車でした。70PS の高性能エンジンは、初代スカイライン1500 のユニットを改良したものでしたが、当時のライバル車であるいすゞベレット1500Dx ( 63PS、11.2kgm ) の公称スペックを上回り、当時では国産唯一のスポーツカーであった、SP310 型 フェアレディ1500 の 71PS / 11.5kgm、とほぼ同等のスペックを誇っており、依然としてクラストップのパフォーマンスを発揮していました。余談になりますが、当時はスバル360でも普通は無理しないと買えない時代であった訳ですから、このS50型スカイライン1500Dxは当時の感覚でいうと、現在の2.5から3Lクラスの最上級クラスに相当するモデルであったように思われます。 |
| 1963year SKYLINE 1500Dx DATA | |
| Motor | L4 OHV 1484cc ( 75x84mm ) G1 |
| MaxPower | 70PS/4800rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 11.5kgm/3600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 135km/h |
| Weight | 1000kg |
| スカイラインは、1963年の第1回日本グランプリでの雪辱を果すために、S40 グロリアの為に新開発された、国産エンジンでは最初となる直列6気筒 SOHC 1988cc の G7 ユニットをスカイラインに搭載しました。日本の歴史上かつて無い高性能スポーツ車が誕生したのです。スカイライン GT と名づけられたこのクルマは、その後のスカイラインの金字塔となりました。他所で語り継がれている伝説は、あえてここでは触れませんwww。 |
| 1964year SKYLINE GT DATA | |
| Motor | L6 SOHC 2valve 1988cc ( 75x75mm ) 8.8:1 G7 |
| MaxPower | 105PS/5200rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 16.0kgm/3600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 170km/h |
| Weight | 1095kg |
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1964年に100台限定で製作された、S54 型 SKYLINE GT は S40グロリア用のG7エンジンを搭載したホロモゲーションモデルです。これにオプションのWEBERツインチョークキャブレター40DCOEを3連装したクルマがレース出場車であり、後の S54B 型 2000GT-B となります。市販車であるS54B は3連WEBERと9.3:1の圧縮比から 125PS/5600rpm、17.0kgm/4400rpm のパワーを発揮 0-400m 17.8秒、最高速度 180km/h を誇りました( 後年のレースモデル用のG7CRユニットは170PS/7200rpmを発揮 )。 一説ではS54は正しいセッティングが行われていれば200km/hを超えるポテンシャルがあったという事です。 世間一般では、日本で最初にGT(グランドツーリング)を車名に使ったのは、いすゞべレットと言われていますが、これは市販車として S54B-II より販売が早かったという事です。1964年初頭に100台限定販売のホロモゲーションモデルであった SKYLINE GT は正式なカタログモデルでは無かったのがその理由です。しかし、GT を冠した自動車は、間違いなくスカイラインの方が先なのです。(べレットGTは1964年の日本グランプリ直前にカタログモデルとして正式販売されています。) |
| 1965year SKYLINE 2000GT-B DATA | |
| Motor | L6 SOHC 2valve 1988cc ( 75x75mm ) 9.3:1 G7 |
| MaxPower | 125PS/5600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 17.0kgm/4400rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 180km/h |
| Weight | 1070kg |

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海外のツーリングカーレースで上位を走る!、SKYLINE 2000GT-B ( S54B-II )。 先頭は直6 OHV、3L エンジンのフォード ゾディアック Mk4 。横や後ろを囲んでいるのは、 モンテカルロの覇者ミニクーパー!。はるか後方にはボルボ 1800クーペやベンツが見えます。 |
| PORSCHE 904 GTS と S54 スカイラインのコーナリングフォームを比較すると、904GTS はすでにリヤタイヤがブレークしており、オーバーステアによるドリフト体制に入っていることが判ります。対してS54は強烈なアンダーステアでフロントタイヤからスモークが上がっています。しかし、一般的な解釈からすれば、リヤブレイクを起こした、904GTS はこれ以上のコーナリングスピードのアップは望めない状態なので、この伝説の1戦が、あながちヤラセでもなかったように見受けられます(笑)。 |
| 1966年の日産自動車との合併に伴い、会社名はニッサンとなりました。後期モデルのS57スカイラインは1967年に発売されたので、ニッサン-プリンスという形で呼ばれるようになります。しかし、依然として100パーセントの純然たるプリンス製には変わりありませんでした。S57 型スカイラインには、プリンスの名作エンジンとして1970年半ば迄、使用され続けたクロスフローのSOHCユニットの G15 型エンジンが登場しています。88PSの高出力エンジンは他社の格上の乗用車と同じ出力であり、プリンスの最先端技術の結晶ともいえるものでした。また、当初はG15型のみであった、このユニットは、後にC10スカイラインやC30ローレルに搭載されてG18、G20型に発展、ツインカムエンジンに勝るとも劣らないハイパフォーマンスを発揮していました。1973年の排気ガス規制迄は、C110ケンメリスカイラインやC130ローレルにも搭載されて、L20型 6気筒ユニットを大きく上回るパフォーマンスを発揮しています。 |
| 1967year SKYLINE 1500Dx DATA | |
| Motor | L4 SOHC 1483cc ( 82.0x70.2mm ) 8.5:1 G15 |
| MaxPower | 88PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 12.2kgm/4000rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 160km/h |
| 0-400m | 19.3 sec |
| Weight | 960kg |
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この4気筒の G 型ユニットシリーズは、なんと S54B スカイライン 2000GT-B のレース用ユニットである G7CR がベースになって製作されたという事です。この由緒正しいプリンスの血統を受けつぐ G15、G18、G20 というエンジン搭載車を所有できた恵まれたオーナー達は知っていたのでしょうか、レース用 G7 ユニット( G7CR ) がベースになっていた事を。
余談ですが、箱スカGT-Rの優勝を50勝でストップした、サバンナGT(RX-3)をツーリングカーレースで打ち破ったS30フェアレディ280Z-Gに搭載されていたLY280ユニットは、このプリンス製レースユニット G7CR がベースになっているという事です。 |
| 1968year GC10 SKYLINE 2000GT DATA | |
| Motor | L6 SOHC 1998cc ( 78.0x69.7mm ) 9.0:1 L20 |
| MaxPower | 105PS/5200rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 16.0kgm/3600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 170km/h |
| Weight | 1090kg |
| 2000GT後期モデルでは、衝突安全の為に全体がクラッシュパットに覆われたインパネに変わりました。このデザインテーマは、その後、長らく日産車全般に採用されて行きます。写真のハコスカは、3速ATモデルですが、未だ一般に普及していなかったオートマチックを積極的にアピールしています。 |
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おじさんは、私が2歳位から7歳頃迄の間、ずっと「お隣のおいちゃん」でして、クルマの事を色々と僕に教えてくれた根気強い人でした!。洗車テクニックのノウハウや、スペック(性能諸元表)の読み方!など、そしてプリンスの車がいかに優れているか等々・・・。また忙しい?父の代わりに、良く僕をドライブに連れて行ってくれました。ハコスカやたて目のグロリア、時にはボンゴでも・・・。 僕がこのハコスカに一番長く乗せてもらったのは、小学2年生の時に山口県の岩国市に我が家が引っ越す時でした。荷物より先に着くようにと僕と妹、母、叔母を乗せて送ってくれたのでした。この時の一番の記憶は、鉄板むき出しでゴムマット?一枚だけの質素なトランクルームです!。しかしその容量は大きくて、ブルーバード(510)やファイヤーバードのトランクに入らなかったコタツがすっぽりと入ったので、その場にいた皆が感心していたのを覚えています。こういった部分では、やはり桜井氏が最後に携わったR30こそ、スカイラインの伝統を受け継ぐ、最後のプリンス、スカイラインであったように感じています。また、パッセンジャーにとっては非常にタイトな室内で、スパルタンなイメージであったように記憶しています。 |
| 1972year SKYLINE HT 2000GT-X DATA | |
| Motor | L6 SOHC 1998cc ( 78.0x69.7mm ) 9.5:1 L20(A)SU-twin |
| MaxPower | 130PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 17.5kgm/4400rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 180km/h |
| Weight | 1095kg |
| 1972year SKYLINE HT 2000GT-R DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE 1989cc ( 82.0x62.8mm ) 9.5:1 S20 |
| MaxPower | 160PS/7000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 18.0kgm/5600rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 200km/h |
| Weight | 1100kg |
| 1990year KPGC10 SKYLINE HT 2000GT-R | |
| 0-100km/h | 6.8sec |
| 0-200km/h | 25.7sec |
| 0-400m | 14.7sec 「 161km/h 」 |
| 0-1000m | 26.5sec 「 202km/h 」 |
| MaxSpeed | 229.7km/h |
| 4th | 195km/h ( 8000rpm ) |
| 3rd | 154km/h ( 8000rpm ) |
| 2nd | 116km/h ( 8000rpm ) |
| 1st | 76km/h ( 8000rpm ) |
| 1960年代にR380というレーシングカーの為に設計されたGR-8エンジンの市販車用エンジンが、いくら1990年の最新技術を投入したとはいえ、30年もの時を超えて第一級のポテンシャルを発揮しているというのは驚くべき事実です。しかも搭載車両は空力的には最悪とも云えるものなのに・・・。この事実は戦時中の四式戦、疾風がアメリカで良質の燃料を搭載すると公表性能を上回る素晴らしい性能を発揮した事と重なります。基本設計が素晴らしく優れている証拠でしょう。 |
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| 1973year SKYLINE 2000GT-R ( KPGC110 ) DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4valve 1989cc ( 82x62.8mm ) 9.5:1 S20 |
| MaxPower | 160PS/7000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 18.0kgm/5600rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 200km/h |
| Weight | 1145kg |
| 1972year SKYLINE HT 2000GT-X DATA | |
| Motor | L6 SOHC 1998cc ( 78.0x69.7mm ) 9.5:1 L20(A)SU-twin |
| MaxPower | 130PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 17.5kgm/4400rpm( JIS-gross ) |
| MaxSpeed | 180km/h |
| Weight | 1150kg |

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| 1976year KGC111 SKYLINE HT 2000GTX-E・S 5F DATA | |
| Motor | L6 SOHC 2valve 1998cc ( 78x69.7mm ) 8.6:1 L20E |
| MaxPower | 130PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 17.0kgm/4000rpm( JIS-gross ) |
| Weight | 1220kg |
| 0-100m | 7.65sec |
| 0-400m | 18.25sec |
| 0-1000m | 34.10sec |
| MaxSpeed | 166.67km/h |
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HT1800スポーティーGLのインパネ風景です。ステアリングは2000GT-Xと同一のものが装着されています。メーターは3連メーターとなりローレルのHTモデルなどと同一のテーマで纏められていますが、当時の欧州車では、最新のトレンドがこの3連メーターでした。
スカイラインの原点たるGLには、スカG以上にプリンス志向が反映されていたようです。 |
| 1972year KPC110 SKYLINE 2HT 1800 sporty-GL DATA | |
| Motor | inline4 SOHC 2valve 1815cc ( 85.0×80.0mm ) 8.3:1 G18 |
| MaxPower | 105PS/5600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 15.3kgm/3600rpm ( JIS-gross ) |
| Weight | 1015kg |
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GC210 2000GT-EX の室内風景です。ウッドに部分的に革巻きを施したステアリングは、GC10 2000GT-X 以来、継承されて来たデザインです。しかし、ケンメリの時代から比較するとメーターパネルなどは欧州志向のデザインになった事が特徴として挙げられます。
この C210 スカイラインより水平指針メーターが採用されました。当時の発表では、最新の航空工学、人間工学の観点より採用されたデザインとして発表されたように記憶しています。このメーターデザインのポリシー?にも紆余曲折があり、最終的には R33 スカイラインに至る迄、水平指針メーターは継承されて行きました。 |
| 1977year GC210 SKYLINE 2000GT-ES 5MT DATA | |
| Motor | L6 SOHC 2valve 1998cc ( 78x69.7mm ) 8.6:1 L20E |
| MaxPower | 130PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 17.0kgm/4400rpm( JIS-gross ) |
| Weight | 1195kg |
| 0-100km/h | 11.65sec |
| 0-400m | 17.95sec |
| 0-1000m | 33.65sec |
| MaxSpeed | 168.62km/h |
| 1980year KGC211 SKYLINE HT 2000 TURBO GT-ES 5F DATA | |
| Motor | L6 SOHC 2valve TURBO 1998cc ( 78x69.7mm ) 7.6:1 L20E-T |
| MaxPower | 145PS/5600rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 21.0kgm/3200rpm( JIS-gross ) |
| Weight | 1235kg |
| 0-100km/h | 10.1sec |
| 0-400m | 16.99sec |
| 0-1000m | 31.30sec |
| MaxSpeed | 188.90km/h |
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L20E-Tユニットは、最初は430セドリック/グロリアに搭載されました。この時のスペックは圧縮比を 7.3:1 というものでしたが、スカイラインに搭載するに当たって、ノックセンサー( ノッキング発生時に点火時期を遅角させる )が装備されて、圧縮比 7.6:1 になっています。さらにウエストゲートのインターセプトポントも2400rpmから2100rpmへと下がり実用域でのトルクアップが計られています。エンジン本体にも改善が加えられて、より低速型のカムシャフトがジャパンターボのL20E-Tには組み込まれています。従って430セド/グロに搭載された初期型では、典型的なドッカンターボ型であったものを、スカイラインでは使いやすいフラットトルク型に改善した事になります。
ドイツではBMW2002 turbo や PORSCHE930 turbo などが70年代初期に登場して、天井知らずのパワーゲームを展開していましたが、日本では1980年になって登場した日産のL20E-T型が最初のターボモデルとなります。この後、各社がターボ装着向けてに邁進する訳ですが、日産ではL20ユニットはターンフローという吸気と排気が同じ方向に付いている形式の為、ターボ装着による吸排気管の取り回しが楽に短く行えてターボラグも少ない事を特徴として挙げてターボは日産というアピールを行っていました。しかし、その後のパワーアップによってインタークーラーが必須となると、逆に熱に影響されやすいターンフローはインタークーラーを装着しても不利に働き、配管の取り回しも複雑になるため、結局L20E-Tのインタークーラー装着モデルは日産から発売される事はありませんでした。 |
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トップモデルの2000 TURBOGT-E・S に搭載される L20E-T ユニットについても、別物と言っても良いくらいの大幅に改良が行われました。頑強に過ぎる L20ユニットのエンジンブロックは適正化を計り10kgもの軽量化を実現。さらにカムシャフトプロフィールやバルブリフト量の変更、ターボハウジングの内製部品への変更、エンジン内部のフリクション低減、排気効率の向上などの全体に渡るモディファイが実施されて、従来の2400rpmから発生していたターボ過給開始ポイントが1900rpmという低回転から発生するように改善された結果、先代のジャパンターボと比べても1秒近くの加速タイムの短縮を実現しています。
ターボGT-E・S は、卓越したシャーシ、サスペンション性能によって、従来の国産車には存在しない安全で豊かな走行フィールを提供していました。 |
| 1981year KDR30 SKYLINE HT 2000 RS 5F DATA | |
| Motor | L4 DOHC 4VALVE 1990cc ( 89x80mm ) 9.1:1 FJ20E |
| MaxPower | 150PS/6000rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 18.5kgm/4800rpm( JIS-gross ) |
| Weight | 1115kg |
| 0-100km/h | 9.1sec |
| 0-400m | 16.50sec |
| 0-1000m | --.--sec |
| MaxSpeed | 193.80km/h |
| ようやく姿を現した R30 スカイラインの為に作られたFJ20E-Tユニット。このハイパワーユニットは、スカイラインに世界基準のスポーツカーとしてのポテンシャルを与えました。0-400m 加速を15.4 秒で走り抜ける RS-TURBO は 当時の 911ポルシェ SCS に遅れる事、僅か 0.1秒!!!。世界のスーパースポーツと勝負出来る初めての国産車だったのです。世界初のシーケンシャルインジェクションをはじめ、従来の国産ユニットでは考えられない程コストの掛かったエンジンユニットです。 |
| 1983year KDR30 SKYLINE HT 2000RS-TURBO 5MT DATA | |
| Motor | L4 DOHC 4VALVE TURBO 1990cc ( 89x80mm ) 8.0:1 FJ20E-T |
| MaxPower | 190PS/6400rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 23.0kgm/4800rpm( JIS-gross ) |
| Weight | 1165kg |
| 0-100km/h | 7.5sec |
| 0-180km/h | 29.5sec |
| 0-400m | 15.40sec 「 145.1km/h 」 |
| 0-1000m | 28.80sec 「 174.9km/h 」 |
| MaxSpeed | 212.0km/h |
| 4th | 201.6km/h |
| 3rd | 159.9km/h ( 7500rpm ) |
| 2nd | 115.0km/h ( 7500rpm ) |
| 1st | 66.8km/h ( 7500rpm ) |
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基本的には前期モデルと同じインパネデザインですが、より質感の高いパーツで構成されているので、前期モデルのようなスパルタンな感じがありません。写真のATモデルは最後の追加モデルとして、末期に RS-TURBO に設定されたものですが、そのパフォーマンスはドイツの本家スポーツセダン、BMW323iを超えるパフォーマンスを発揮したという事です。
ドライブフィールやプレミアムな質感などは劣っていたとは思いますが、AT 車でも欧州の高級スポーツモデルに匹敵するパフォーマンスを発揮したのは、Z31フェアレディZと同じく、この DR30 スカイラインが国産車で最初であったようにも思います。 |
| 1984year KDR30 SKYLINE HT 2000RS-X TURBO-C 5MT DATA | |
| Motor | L4 DOHC 4VALVE TURBO 1990cc ( 89x80mm ) 8.5:1 FJ20E-T |
| MaxPower | 205PS/6400rpm ( JIS-gross ) |
| MaxTorque | 25.0kgm/4400rpm( JIS-gross ) |
| Weight | ----kg |
| 0-100km/h | 7.4sec |
| 0-160km/h | 21.4sec |
| 0-400m | 15.40sec 「 145.0km/h 」 |
| 0-1000m | --.---sec 「 speed control 」 |
| MaxSpeed | ---.--km/h |
| 4th | ---.--km/h |
| 3rd | 168.0km/h ( 7500rpm ) |
| 2nd | 120.0km/h ( 7500rpm ) |
| 1st | 70.0km/h ( 7500rpm ) |
| 1981年に発売された DR30 型スカイライン 2000RS 。1972年に箱スカ HT2000GT-R がサーキットから姿を消してから、実に 3 世代、10 年のブランクを経てサーキットに戻ってきたのです。箱スカ当時の PMC・S( プリンスモーターリストクラブ・スポーツ )では無くDR30スカイラインは新しく「 PDC 」( プリンスディーラーズクラブ )によってサポート、運営されての復活を遂げたのでした。当時のPMC・Sは事実上はワークスチームでしたが、PDCはディーラーズが示すようにメーカー主体では無かったのです。日本全国の |
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| また、当時のツーリンカーレースであったグループ A レースにもDR30スカイラインは参戦する事になりました。かつてのようにデビューウインを飾るような華々しいものではありませんが、 |
| 発売当初はDR30 2000RS-TURBO を超える、グロス 210PS を豪語していましたが、馬力表示が実車に搭載された状態により近い、JISネット表記に変わったのを、契機として、 180PS/6400rpm、23.0kgm/4800rpm という現実的な馬力表示に変更されました。しかし、この後もエンジンの改良は続けられて中期モデルでは 190PS/6400rpm、24.5kgm/4800rpm へとパワーアップを果たしました。( 但し、外観は初期モデルと同じで、通称「赤ヘッド」のままです ) |
| 7代目のスカイラインは、当初、「都市工学」「ソフトマシーン」というキャッチコピーを掲げており、スーパーホワイト旋風を巻き起こしたマークIIを意識した販売政策が展開されていました。残念ながら多くの顧客はスカイラインにそのようなものは求めておらず、却って自らのセールスポイントであった、「硬派なスポーツセダン」という国産車の中では稀有な存在点をも見失う残念な結果となりました。 |
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| GTS という名称も、このセブンススカイラインから始まりました。2door Coupe の GTS が好評であったので、セダンモデルも GTS シリーズを追加発売するようになりました。このマイナー後のGTSセダンはなかなかのポテンシャルを持っていたのですが、初期のパサージュのイメージがどうしても拭い去れずに、世間には認められなかった「スポーツセダン」です。マイナー後のRB20DEユニットは150PS/5400rpm、18.5kgm/5200rpm(JIS-net)を発揮して、後のR34のNEO6ユニットと比較しても遜色無いパフォーマンスを実現していました。 |
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| RB20DET-Rという名称を与えられたGTS-R専用のエンジンユニットは、ステンレスの等長エキマニ(タコ足)に、ギャレットのT04という大型タービンで武装、これまた専用の大型インタークーラーを装備してグループA仕様では400PSを発生していました。外観もリヤに大型スポイラーを装着し、フロントのエアスポイラーも固定式で大型のものが装着されています。2000GTS-Rは時の王者であるフォードシエラに戦いを挑み、見事に勝利したレース用ホロモゲーションモデルです。スカイラインにレース用限定車が用意されたのは、G7エンジンを搭載したS54スカイラインGT以来というものでした。 |
| 1987year KHR31 SKYLINE GTS-R 2door Coupe 5MT DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE TURBO 1998cc ( 78x69.7mm )8.5:1 |
| MaxPower | 210PS/6400rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 25.0kgm/4800rpm( JIS-net ) |
| Weight | 1340kg |
| 0-100km/h | 7.1sec |
| 0-200km/h | 34.0sec |
| 0-400m | 14.9sec 「 152km/h 」 |
| 0-1000m | 27.4sec 「 190km/h 」 |
| MaxSpeed | 222.5km/h ( 7200rpm ) |
| 4th | 195.1km/h ( 7500rpm ) |
| 3rd | 149.9km/h ( 7500rpm ) |
| 2nd | 103.5km/h ( 7500rpm ) |
| 1st | 59.9km/h ( 7500rpm ) |
| ステアリングギア比は13:1、イタルボランテのスポーツステアリングが標準で装着されていました。グループAで勝利を収めたGTS-Rに何故GT-Rを名乗らないのかという声もありましたが、この時は既にR32 GT-Rの開発を行っていあたため見送られたという話らしいです。しかしながら、KPGC10、DR30、BNR32と同じ系列で評価を受けても良い名車であると私は思っています。 |
| 歴代のスカイラインでも最も美しいエキゾーストサウンドを奏でるのは2000GTS-Rでは無いかと思っています。S20やRB26DETTのエンジンサウンドは文句無く素晴らしいものですが、ことマフラーから聞こえて来るサウンドに関しては、RB20DET-Rの管弦楽器の音色ように美しく、滑らかなサウンドが一番では無いかと思っています。直列6気筒の中では、L型チューンドユニットの次に好きな音色です(笑)。 |
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| 1989year HCR32 SKYLINE 2door Coupe GTS-t TypeM 5MT DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE TURBO 1998cc ( 78x69.7mm )8.5:1 |
| MaxPower | 215PS/6400rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 27.0kgm/3200rpm( JIS-net ) |
| Weight | 1280kg |
| 0-100km/h | 7.0sec |
| 0-160km/h | 16.9sec |
| 0-400m | 15.0sec 「 151km/h 」( 14.97sec ) |
| 0-1000m | --.--sec 「 no time 」 |
| MaxSpeed | ---.--km/h ( no time ) |
| 4th | 176.0km/h ( 7000rpm ) |
| 3rd | 148.0km/h ( 7000rpm ) |
| 2nd | 101.0km/h ( 7000rpm ) |
| 1st | 59.0km/h ( 7000rpm ) |
| 4doorモデルについても2doorと同じくダウンサイジングが行われて、スポーツセダンと呼ぶに相応しいディメンジョンで構成されています。写真を見るだけで、そのスポーツライクな操縦感覚が伝わって来るように感じられます。 |
| HCR32 SKYLINE GTS-t Type-M のインテリアは、先進的なデザインで構成されています。ワイパーやヘッドライトスイッチなどは、インパネに付属したクラスタースイッチで操作するようになっており、これは1980年代に登場したいすゞピアッツァやマツダコスモ、スバルアルシオーネ辺りが採用したものが国産車では最初になります。これは欧州のデザイナーが新しいインパネ操作系を模索していた事に端を発します。これがR32にも及んだように思われますが、近年、賛否両論を巻き起こした BMWのiドライブも、この延長にあるものだと思います。 |
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| 後期モデルの GT-R Vspec-II です。BNR32 GT-R は現在ではそれ程のハイスペックという訳でもありませんが、正にレースで戦う(勝つ)為に作り上げられた点が、GT-R という称号に相応しく、また無敗のままレースを終息させた事に関しては歴代最強である事に変わりはありません。この最終型 BNR32 は箱スカの時と同じく、駆け込み需要が発生したモデルです。 |
| 1989year BNR32 SKYLINE GT-R 5MT DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE TWIN-TURBO 2568cc ( 86x73.7mm )8.5:1 |
| MaxPower | 280PS/6800rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 36.0kgm/4400rpm( JIS-net ) |
| Weight | 1430kg |
| 0-100km/h | 5.5sec |
| 0-200km/h | 20.0sec |
| 0-400m | 13.2sec 「 168km/h 」 |
| 0-1000m | 26.3sec 「 213km/h 」 |
| MaxSpeed | 249.7km/h |
| 4th | 219.0km/h ( 8000rpm ) |
| 3rd | 168.0km/h ( 8000rpm ) |
| 2nd | 113.0km/h ( 8000rpm ) |
| 1st | 69.0km/h ( 8000rpm ) |
| 1993年に登場した9代目スカイラインは、これまでの2Lの枠組みを超えて 2.5L の排気量を持つモデルをトップグレードとして製作されました。スカイラインでは初めて4気筒のベーシックグレードが消滅、ラインナップすべてが直列6気筒エンジンを搭載したモデルで構成されています。また5代目のジャパン( C210 )以来、連綿として受け継がれて来たホイールベース 2615mm というサイズを変更した最初のモデルでもあります。これによって、高速域でも安定した走行性能を実現した画期的なモデルとなりました。 |
| R33 は スカイラインの伝統に則り、コーナリングマシーンとしての完成度を求めた設計が行われました。特にフロントサスペンションの剛性や性能に関しては当時では随一のポテンシャルを誇っており、次期モデルのR34 でもそのまま継承されて第一級のポテンシャルを誇示している事から、その設計の素晴らしさが伺えます。ハイキャスの電動化やアクティブLSD の開発、ガソリンタンクに樹脂製のポリエチレンタンクの採用してオーバーハング内に納めるなど、限られた中で出来得る限りの技術開発、性能アップを行ったのが、R33 型スカイラインなのです。 |
| GTS25t Type-M 2door Coupe の前期型ですが、このクルマは空気抵抗値 cd 0.25 という数値が社内データとして記録されているという噂です(笑)。実際に高速域では少々のリフトは感じるものの、他のスカイラインにはない安定感が実感出来ます。最高速度についても某自動車誌ではリミッターを解除して、240km/hを超えた記録が残っています。これは、R33 が、いかに優れた空力特性を持っている証拠では無いかと思われます。 |
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高速域での性能が高められた反面、日本国内には多いタイトコーナーが連続するワインディング路やミニサーキットというような場面では、乗り手にある程度のスキルを要求する事になります。しかしR33 スカイラインの特徴は安全に速く走れるというものでもあるように思われます、その代表的な車種が、基準車のトップモデルに設定されたアクティブLSDモデルであり、高い限界性能はドライバーのミスに寛容に出来ています。
後期モデルのGTS25t Type-M 2door Coupe のインテリアです。 ステアリングのデザインが変更されて、全体的に立体的な造詣に変更されました。シートに関してもよりスポーツライクな形状に変更されています。この写真では、CD付きのステレオが装着されているので、スペックIIかアクティブLSDのタイプMだと思われます。 また、シートベルトに着色されているカラーは、後期スカイラインのイメージカラーでもあったダークグレイパールと同じカラーになっているのが意外にお洒落な部分かも知れません(笑)。ステアリングはなかなか良いデザインだと思いますが、初代キューブと同じパーツというところが当時の日産の台所事情を伺わせます( ちなみに R34 スカイラインでは先代マーチ後期モデルとステアリングを共有しています )。 |
| これはセダンの後期モデルに追加された GTS25 TypeS/S というモデルです。 前期には 2door Coupe GTS25 TypeS というモデルが設定され、通常の190PS というパワーをデュアルモードマフラーの設定などにより 200PS に迄パワーアップしたスポーツモデルが設定されていましたが、後期ではセダンに TypeM のサスペンションを移植したスポーツモデルとして TypeS/S が設定されていました。 |
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R33 は賛否両論を巻き起こした車種ですが、特にGT-Rに関しては意見が分かれていたように思います。発売前は否定的な意見が大半でしたが、実際に登場したBCNR33 に触れて意見が変わった人やメディアも多くありました。RB26DETT ユニットこそ継承されましたが、シャーシ、サスペンションに関しては全く新しく作り直されたと言って過言では無いくらいに手が加えられ、R32GT-R の弱点とも言われた限界領域でのイニシャルアンダーが見事に解消されていた事が大きな特徴です。また、この BCNR33 GT-R ではドイツのニュルブルクリンクサーキット(オールドコース)で、先代の BNR32 GT-R が記録したラップタイムから、21秒のタイム短縮が可能になったという事で( マイナス21秒のロマン )というキャッチフレーズがカタログに掲げられました。
空力に関しても、cd 値 0.35 をマーク、リヤの可変ウイングを最大角にしても、cd 0.39 という数値に収まり、基本ボディのデザインの優秀性を物語ります( R32GT-R は cd 0.40 )。これは、BNR34 GT-R が数々のエアロパーツで武装したにも関わらず、0.39 であった事からも、BCNR33 の優秀性が証明されています。ちなみにcd 0.35 のセッティングでは、フロント揚力0.09、リヤ揚力-0.03 という値をマークしており、フロントゼロリフトには届いていませんが、フロントよりリヤの方が大きいダウンフォースを得られている点が、正常で優れた空力デザインである事を物語っています。 |
| 後期GT-R の特別モデルとして設定された、4door GT-R です。箱スカ以来、実に30年近いブランクの後に復活したセダンの GT-R です。オーテックの特別車両は、先代のR32でもセダンにNAのRB26を搭載したモデルや、R31でもGTS-Rよりも速い?!という評判だったオーテックバージョンが存在しましたが、やはり4ドアGT-Rに優るものは無かったと思います。 |
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| BCNR33 は正式に輸出された最初GT-Rとなりました。それ以前にも、スカイライン自体はオーストラリアなどでは販売されていましたが、ヨーロッパ(イギリス)では初めての販売でもあったようです。ターボポルシェやフェラーリと並び賞されるスーパースポーツとして認知された、初めての日本車であったように思います。 |
| 1995year : BCNR33 SKYLINE GT-R Vspec 5MT DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE TWIN-TURBO 2568cc ( 86x73.7mm ) 8.5:1 RB26DETT |
| MaxPower | 280PS/6800rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 37.5kgm/4400rpm ( JIS-net ) |
| Weight | 1540kg |
| Weight Balance | 54.6 / 45.4 ( 1569kg ) |
| 0-100km/h | 4.4sec |
| 0-180km/h | 13.8sec |
| 0-400m | 12.7sec [ 174km/h ] |
| 0-1000m | --.--sec ( speed control ) |
| MaxSpeed | ---.--km/h ( speed control ) |
| 4th | ---.--km/h ( speed control ) |
| 3rd | 174.0km/h ( 8000rpm ) |
| 2nd | 118.0km/h ( 8000rpm ) |
| 1st | 71.0km/h ( 8000rpm ) |
| 2ドアクーペでは、R33 と比較して ホイールベースでは-55mm、フロントオーバーハングは-5mm として運動性能の向上を試みたのですが、逆にセダンではリヤのオーバーハングが+45mm も延びた為、リヤのヨー慣性モーメントが増大しており、リヤの挙動が遅れて来る感覚が増長されています。しかし、これはあくまでクーペとの比較であり、R33 セダンと比較した場合では、依然としてショートホイールベースによる振り回し易さは利点として存在しています。さらに225/45/17 にサイズアップされたタイヤも、振り回し易い確かな操縦性に大きく貢献しているように思います。 |
| 1998year ER34 SKYLINE 2door 25GT-TURBO 5MT DATA | |
| Motor | L6 DOHC 4VALVE TURBO 2498cc ( 86.0x71.7mm )9.0:1 |
| MaxPower | 280PS/6400rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 35.0kgm/3200rpm( JIS-net ) |
| Weight | 1430kg |
| 0-100km/h | 6.4sec |
| 0-400m | 14.6sec 「155km/h」 |
| 0-1000m | --.--sec ( speed control ) |
| MaxSpeed | ---.--km/h ( speed control ) |
| 改良を重ねられた RB26DETT ユニットは、デビュー当時と同じ 280PS/6800rpm(JIS-net)という馬力表示でしたが、最大トルクは40kgm/4400rpm(JIS-net)を発生しています。初期の36kgmから4kgmのアップですが、実際にはパーシャル域のパワーなどは大幅にアップされており、ゲトラク製の6速マニュアルのきめ細かいクロスレシオのお陰もあり、R32の頃とはかなり違った走行フィールになっているようです。しかし、国内での自主規制が如何に無意味なものであったかは、BNR32からは大幅にポテンシャルアップされたBNR34のRB26ユニットが証明していたようにも思われます。 |
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| BNR34 GT-R では、マルチファンクションディスプレイによって、エンジンの稼動状況を、よりきめ細かく把握できるようになっています。従ってBNR32や、BCNR33 に存在していた3連メーターは設定されていません。一連の RB のターボ車ユーザーならば、水温補正の稼動状況が把握出来るマルチファンクションディスプレイの存在は、羨ましいに違いありません(笑)。ちなみに3連メーターは基準車の25GT TURBO に受け継がれて設定されています。 |
| BNR34 GT-R では、標準のGT-R と Vspec、Vspec-II 以外にも Mspec というモデルや Vspec-II Nur 、Mspec Nur というモデルが後半で追加されました。会社の存亡の危機に陥っても、GT-R だけは作る程に赤字という理想?!が貫かれており、日産(プリンス)の想いの深さを伺い知る事が出来ます。しかし歴代GT-R と同じく基本設計に関しては基準車と共有せねばならず、高価なカーボンディフューザーも BCNR33 GT-R の空力特性を超える事は叶いませんでした。 |
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| 2001年6月、XVL というショーモデルが新型スカイラインとして発売されました。膨大な債務を抱えて混迷を極めた日産は、Z32フェアレディの生産中止、次期モデル( Z33 )の開発中止という決定の中、R34 スカイラインに続く次期モデルの開発も無く、スカイラインそのものが廃止決定されていたということです。新しく上級スポーツセダンとして研究開発されたXVL はスカイラインやローレルに取って代わる新しいモデルとして「試行」されていたに過ぎないように思われます。しかし、日本の自動車史そのものであるスカイラインという自動車を存続させる為に、XVLにスカイラインという名称を与えるように決定したのは、ルノーからやって来たカルロス・ゴーン社長だったと云われています。この決定が無ければスカイラインは過去のクルマとなり復活はあり得なかったと思われます。 |
| 日産の新しいスポーツセダンコンセプトがV35スカイラインです。初期にはR32スカイラインのシャーシを使い、フロントミッドシップや重量バランスの研究を行ったという事でも判りますが、あくまでスカイラインの持つ「スポーツセダン」という特徴を、既存のイメージ( スカイラインを含むすべての日産車 )に捉われない形で進化させるという研究が進められました( V35 スカイラインセダンは 52:48 の重量配分 )。プレミアムスポーツという概念はこの時にはあったのでしょう。エンジンユニットについてはスカイラインでは初めての V6 ユニットを搭載、2 代目の S54 スカイラインより絶え間無く受け継がれていた、直列6気筒エンジンを廃止しました。当初は 2.5L の VQ25DD ユニットと、3.0L のVQ30DD ユニットを搭載して発売されました( VQ30DD エンジンはマイナーチェンジで廃止 )。長年に渡って 2L を最上級モデルとした小型車であり、R33 型、R34 型で初めて 2L と2.5L を中心にしたラインナップを展開したスカイラインでしたが、ここに来て 2L モデルを廃止。完全に上級モデル(プレミアムスポーツ)として存在するに至ったのです。さらには、正式なカタログモデル( インフィニティG35 )として輸出も行われるようになり、北米では大好評を以って迎えられました。 |
| 日産として初めての総アルミの4輪マルチリンクサスペンションは、フロントのロアーアームを独立した2本として、ダブルピボットとしています。これは欧州では、1970年代から試行されているサスペンション形態であり、BMWでは、初代 7シリーズのE23(1978-1986)のドッペルゲレンクと呼ばれたダブルロアアームから始まり現在に至っています。メルセデスも現在は同じ形式のタイプを採用している事から、ダブルピボットには大きなメリットと可能性があるように思われます。発売時点では相変わらず理解されなかった画期的な技術ですが、国産自動車で先鞭を付けたこのサスペンションは後世にも語り継がれる事になると思われます。同じくルマンの経験によって得られたフラットライドコンセプトも本田技研が同じようにフラットライドを掲げ出したので、批評も少なくなったように思います(笑)。 |
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| V35スカイラインのイメージスケッチですが、目指すものが「スポーツライクな高級セダン」という感じで伝わってきます。一説にはポルシェデザインに依頼したデザインをベースにしているという噂ですが、真後ろから見たシルエットなどは、アウディ辺りとの近似性も感じます。また、フロントフェンダーの造詣あたりにも「ポルシェ」のイメージを彷彿させられるような造詣があるように思っています?(笑)。この時点でゼロリフトの発想はあったのでしょう。 |
| 2001year V35 SKYLINE 300GT Sedan 5AT DATA | |
| Motor | V6 DOHC 4VALVE 2987cc ( 93.0x73.3mm ) 11.0:1 VQ30DD |
| MaxPower | 260PS/6400rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 33.0kgm/4800rpm ( JIS-net ) |
| Weight | 1490kg |
| 0-100km/h | 8.2sec |
| 0-400m | 15.9sec |
| 0-1000m | 29.20sec |
| MaxSpeed | ---.--km/h ( speed control ) |
| V35スカイラインの発売から、約1年半後の2003年に登場した2ドアクーペは、Z33型フェアレディZとの近似性が非常に高く、事実上フェアレディの4シーターモデルというべき成り立ちで構成されています。その運動性能もフェアレディ Z そのものであり、歴代のスカイライン( GT-Rを除く )の中では事実上「最速」の記録を残しています。エクステリアデザインについては、賛否両論であったセダンとは違い、いかにも・・・という流麗なボディスタイルは、今後の新しいスカイラインを象徴しているようにも思われます。野暮な硬派モデルが歓迎される時代は終わったのです・・・。 |
| 2003year CV35 SKYLINE 300GT 2door Coupe 5AT DATA | |
| Motor | V6 DOHC 4VALVE 3498cc ( 95.5x81.4mm ) 10.3:1 VQ35DE |
| MaxPower | 280PS/6200rpm ( JIS-net ) |
| MaxTorque | 37.0kgm/4800rpm ( JIS-net ) |
| Weight | 1530kg |
| 0-100km/h | 6.6sec |
| 0-400m | 14.6sec |
| 0-1000m | --.--sec ( speed control ) |
| MaxSpeed | ---.--km/h ( speed control - 180km/h ) |
| V35スカイラインでは、BNR34 GT-Rで試みられた空力特性の向上に一層の努力が注がれています。セダンでは cd 値 0.27 ( リヤウイング装着時は cd 0.26 )を達成しており、フロントゼロリフト実現しています( 2ドアクーペは、cd 0.29 )。この空気抵抗値はセダンボディでは、世界的に見てもトップクラスであり BMW の新しい E60 5シリーズなどど遜色ない数値です。 |