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1日目
2005.12.29
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仕事納めも終わり、晴れて年末年始の休みに突入。午前中までスーツケースをごそごそ、寒さ対策の最終点検も終えた。飛行機の便は、JL8800で夜7時の出発だが、名鉄パノラマツアーの集合時間は2時間前の午後5時となっていた。この手のツアーでいつも集合時間と書かれてあるが、旅行者が集まったためしがない。この時間に指定の団体受付カウンターで航空券受取りの手続きをするだけだ。
ニュースを見ると、海外旅行者が過去最高との事。ましてや、今日は12月29日で出国ラッシュが予想される。早目に空港に着いているにこしたことはないと思い、最寄り駅、午後2時ごろのバスで成田空港へ向かった。道路は意外と空いていて、3時半に空港第2ビルに到着。空港ロビーは想像どおり大勢の人であふれていた。集合5時となっていても受付カウンターは早めに開ける事が多い。少し時間をつぶしたが
4時過ぎになって早めの受付を済ませた。ここではやはり航空券を受取るだけで、これから搭乗手続きのためJALのカウンターに進む・・が、これが長蛇の列となっていた。まぁそれでもなんとかチェックインを済ませ、やっとの事で出国。そしてフェアバンクス行きのJAL機搭乗ゲートに向かった。ハワイ行きの一行とは違ってなにやら皆の手荷物が膨らんでいる。列に並んでようやく着席。やれやれである。
定刻の夜7時になって飛行機は動きだしたが、滑走路も同様、離陸ラッシュらしい。40分ほどゴトゴト滑走路に向かい、やっとの事で飛び立った。機長のアナウンスで行きの飛行時間は約6時間半との事。この夏にローマへ出かけた時の半分なので、このくらいだとずいぶん楽だ。お決まりのジントニックと機内食(すき焼きと炊
きこみごはん)を軽くいただいて、そして映画を1本(ファンタスティック・フォー)。後は少しウトウトするとフェアバンクスにだいぶ近づいてきた。まもなく軽食が配られ、ほどなくして無事着陸した。日本とフェアバンクスの時差は、−18時間。時計を合わすと、29日の朝8時に戻った。外はまだ真っ暗である。機内では、それぞれに防寒着を出して着こんでいる。さーてどのくらい寒いのか。
フェアバンクスの空港は、通常近距離路線の中小型飛行機しか離着陸しないので、B747で300人以上も外国人が一度に入国すると大混乱になる。そのせいか、入国審査に並ぶにもA,B,Cとグループを分けて時間差をつけて並ばせていた。審査官は2名しかいない上に、米国では入国の際に両手人差し指の指紋を採取する事になったのでよけいに時間がかかる。
私のBグループが始まったのは1時間ほどたってからであった。ただどちらにしても、皆、ツアー客なので、全員が入国しないとホテルまでの送迎バスが出発しないので早く入国して1階のロビーで待つか、ここで待つかの違いである。皆の入国が終わりホテルまでの送迎バスに乗りこんだのは、もう10時になっていた。ここではまだ日の出前で、外はうす暗く、あたりまえだが、かなり寒い。ホテルは空港のすぐ近くで、5分ほどで着いた。ホテル到着後、バンケットルームで簡単な事前説明があり、部屋のキーを受取った。部屋は朝からすぐに利用できるのは立派だ。借用できる防寒具は、後で荷物と一緒に部屋に届けられるらしい。このプリンセス・リバーサイド・ロッジには、日本人が経営するA&Pツアーズ(AMERICA & PACIFIC TOURS,INC.)のオフィスがあり、ここが各社ツアー客の面倒を一手に引き受けている。親切なスタッフでオーロラ観賞からオプショナルツアーなどで期間中何かとお世話になった。 ■フェアバンクス・プリンセス・リバーサイド・ロッジ ホームページ:http://www.princesslodges.com/fairbanks_lodge.cfm 地図:http://www.princesslodges.com/fairbanks_lodge_directions.htm フェアバンクス空港の北側、チェナ川に面して建っているロッジ風のホテル <Pike's Landing Roadにある標識> <凍ったチェナ川からの全景>
<入口付近> <ロビー>
<ロビーの一角にあるツアーデスク> <館内図>
<室 内> <バスルーム>
↑ 内装、調度品など最近リニューアルされたらしくとても綺麗なホテルだった。 ■いよいよ初日のオーロラ観賞
オーロラ観賞旅行では夜型の生活になるが、考えてみれば、時差に慣れずに日本時間で生活するのがいいかも知れない。オーロラツアーの出発は、ロビーに夜10時集合と言われていたので、それまで、仮眠することにした。フェアバンクスでは、今日の日の出が午前10時57分。日没が午後2時50分(写真→)なので、夕方からでもちょうど寝るには好都合だ。
午後9時前になって、起きた。防寒具は届けられている。大きなバッグに上着、オーバーズボン、ミトンの手袋、しっかりした靴が一式入っていた。十分重ね着をした後、防寒着で身を包みそして日本から持ってきた耳あて、帽子をかぶって準備OK。もちろんカイロも用意した。荷物は、カメラと三脚そして予備の電池に小型の懐中電灯。こんなものだろう。
ロビーに降りると、すでに同じ様な格好をした人達が大勢集まっていた。今日は、日本から到着したほとんどの人がオーロラ観賞に参加する。このためのバスは計6台が用意された。オーロラを見るためには市内から45分ほど北東にあるスキーランドと呼ばれる小高い山の上に上がる。ここでは昼間はスキー場で夜になるとオーロラ観
測場に一変する。山の上なので見晴らしがよく、また市内から少し離れていてあたりは真っ暗なのでオーロラの観測に適しているという訳だ。時間になって割り当てられた3号車のバスに乗りこんだ。客がそろった時点で出発する。A&Pのスタッフが同行し、スキーランドまでの道中、オーロラの説明やスキーランドの施設の説明など聞いた。スキーランドには建物が2つあって、駐車場にあるメインの建物には、係員がいてあたたかい飲み物(コーヒー、紅茶、ココア)のサービスとトイレがある。そして少しゲレンデの方へ降りたところにある建物は、オーロラの出現を待つための待機場所として利用できる。どちらの小屋も若干の暖房があり、また部屋の照明は赤の電球を使って極力暗くしてある。 ●スキーランドホームページ:http://home.att.net/~Skiland/
■オーロラ出現!
フェアバンクスのオーロラは、夜10時頃から深夜3時くらいに出現する確率が高いらしい。また3日間滞在すれば、95%以上の確率でオーロラに出会えると言われている。せっかく冬のアラスカまで来たのだから、ぜひオーロラを見たい。確率と現実は別だからあとは運しだい。今日は、ちょうど新月にあたるので、スキーランドは暗やみに包まれている。また晴天にも恵まれた。あとは、オーロラ現象を待つだけだ。A&Pツアーズのオグ氏は、オーロラは粘りだと言っていた。とりあえず、スキーランドの施設をざっと見て、暖かいココアを片手に外に出てみた。防寒具のおかげかも知れないが、思ったよりも寒さは感じなかった。これだと外でも粘れそうである。
このあたりは本当に闇に包まれている。空は満天の星が輝いていて、これだけでも十分美しい。小屋の中でもモニターがあってオーロラの状況が分るが、外でも多くの人がオーロラをじっと待っている。カメラもかなりセットされていた。こちらもおもむろに、デジカメを小型三脚にセットし、ゲレンデの上に立てた。北斗七星が美しい。しばし星を眺めていたが、北の方からなにやら(肉眼では)白っぽいものが見えてきた。雲のようにも見えるが、徐々に明るくなり間違いなくオーロラだと確信した。カメラをそちらへ向け、電源を入れてシャッターを押した。露出時間は15秒なので少々時間がかかる。しばらくして液晶モニターに映像が写しだされた時。肉眼以上にオーロラらしく写っていた。撮ってみるまでは不安だったがなんとか小さなデジカメでも撮影できそうだ。そうしている内に次々とオーロラが姿を現し、明るさと勢いが増してきた。ゲレンデの上は、騒然となった。初日からオーロラが見えるとは思っていなかったので感激だ。肉眼で見る初めてのオーロラだ。
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オーロラの動きは意外と早い。まるで生き物のように見えるときもある。神秘的な様々な姿をみせてくれる天体ショーだ。オーロラに見とれていると長く外にいたせいか、結構冷えてきた。カメラは何の防備もせずに、撮っていたが、大丈夫そうである。ただ液晶画面が凍結してきたのか、映像に残像が出だした。撮影には影響ないが、とりあえずポケットに仕舞いこんで少ししたら回復した。電池も問題ないし、意外と強いものだ。 オーロラ観賞は、深夜2時までで、乗って来たバスに戻る。暗いしバスが多くて迷いそうだが、なんとか3号車が見つかった。天体ショーはまだまだ続くだろうが、今日はこれでお別れ。感動の舞台、スキーランドを後にした。
■フェアバンクス近郊のオーロラ観測所フェアバンクスには、スキーランド以外にもオーロラ観測に適した場所がいくつか紹介されている(JNT)。比較的近郊で条件が良いのがスキーランドという訳だ。明るいオーロラであればチェナ川に面したプリンセスホテルのデッキからも観測できるらしい。 |
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