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4日目
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朝一番でレンタカーを返却し、今日はバンクーバー市内を探索する。今回のツアーにはバンクーバー・トロリー一日乗車券が付いてきたので、まずは、トロリーなるものに乗ってみたい。目的地は、バンクーバー市民の憩いの場、スタンレーパークを目指す。
バンクーバー・トローリーは、あのサンフランシスコを走るケーブルカーに似たデザインの小形観光バスで、ギャスタウンを起点に市内の所要スポットを巡回している。料金は1日乗り放題でCA$33とやや高め。今回はクーポン券をもらったのでいいが、買ってまでは乗らないなーと思いつつ、始発のギャスタウンへ向かった。もっとも市内からスタンレーパークへの直行なら、市バスの方が断然安くて
(CA$2.25)便利で早い。ちなみに、市バスだと19番に乗れば、スタンレーパークのバス停に到着する。(#58728 STANLEY PARK LOOP BAY 2)
さて、トローリーの始発乗り場だが、ギャスタウンの名物、蒸気時計(詳細は1日目)の先(東)にある。ケーブルカー風の派手なバスが止まっているので、すぐに分った。
クーポン券を乗車券に変えてもらい、出発を待つ。ここから出るバスは、このトローリーとは別に、デッカータイプ(後部にデッキ席のある)の赤いバスもある。時刻表によると20分おきに交互に出発しているようだ。発車時刻になって、動き出した、ドライバーが要所々でガイドをしてくれる。ドレイク通り(Drake St.)に面したクォリティ・インまで南下し、バラード通り(Burrard St.)→ロブソン通り(Robson St.)を経てスタンレーパークへ入った。この間、トローリーの停留所は12か所。もちろん1日券なので乗り降り自由である。■スタンレー・パーク(Stanley Park)
ダウンタウンに隣接して、敷地面積400ヘクタールの広大な自然公園が広がっている。ここがスタンレーパークだ。活気ある市街地とは一変、緑の香りと静けさに包まれ鬱蒼とした森林が残されている。自然を愛するカナダ人ならではの憩いの空間である。ここまで乗ってきた、トローリーは、スタンレーパークを一周しない(トローリーは公園の東側の一部を回ってダウンタウンへ戻る)ので公園に入ってすぐの停留所(Aquarium)で下車。インフォメーシ
ョンセンターの横(Coal Harbour)から出ている無料シャトルバスに乗り換えた。夏期期間中(6月中旬〜9月下旬)は、この無料バスを利用しない手はない。トローリーと同じ会社の経営なのかバスの形は、今まで乗ってきたトローリーとあまり変わらなかった。シャトルバスは約15分おきに出発しているようで、公園内の外周を巡回し、停留所は15か所ある。また、シャトルバスの他に、ユニークな観光馬車も運行されていた。バスは“Coal Harbour”→“Totem Poles”→“Brockton Point”→“Empress of Japan”→“Lumbermen's Arch”→“Ravine Trail”を経由し、スタンレーパークの最北端で最も高い位置にあるプロスペクト・ポイント(Prospect Point)に到着、そこで下車した。ここから眺めるライオンズ・ゲート・ブリッジ、ファースト海峡は素晴らしい。スタンレーパークを代表する絶景ポイントの一つである。
スタンレーパーク内では、シーウォール(Seawall)と呼ばれる周遊道(8.8 km)の他に、無数のトレイルが整備されている。シャトルバスで主要ポイントを効率良く探索いるのもいいが、せっかくの自然環境なので、緑の中を歩いてみたいと思い、プロスペクト・ポイントで一息いれたのち、シワッシュ・ロック・トレイル(Siwash Rock Trail)へと歩み出した。ここからは、巨木が生い茂り、地道のゆっくりとした下り坂でところどころで海が見えたりする林間コースだ。
ゆっくりと森林浴を楽しみながら1kmほど歩くと、海の見える展望台のようなところに出た。ここから、トレイルの名前にもなっているシワッシュ・ロック(Siwash Rock)が眺望できる。この岩は、地下からのマグマの吹き出しによって砂岩と溶岩が混ざり合って出来たもので、頂上に1本のモミの木が根付いているのが印象的。この岩にはちょっとしたインディアンの伝説もあるようだ。
![]() シワッシュ・ロックからトレイルをさらに500mほど南下してくると、シーウォール(海岸沿いの周遊コース)との合流地点となり、スタンレーパークでも人気のサード・ビーチ(Third Beach)に出た。今日は風が少し冷たいのか、あまり泳いでいる人はいないが、ここには、レストラン、トイレ、バス停、駐車場などがあり、ちょっとしたビーチパークになっている。
ちょうど昼時でもあり、このあたりでは評判の高い、レストラン「Sequoia Grill」に入ってみた。以前は、ティーハウス(The Teahouse)という名前でデザート系がメインだったようだが、今は感じのいいレストランになっている。そこそこ混んではいたが、運良くテラス席が空いていたので、そちらを希望し、もちろん注文はシーフード&ご当地ビール、コカニー(Kokanee)をオーダー。ビーチを眺めながらの贅沢なランチタイムとなった。
評判どおり新鮮な食材と素材を生かした味付けで、どれもすべて美味しくいただいた。ゆっくりと食事をした後は、ここから、再び、シャトルバスに乗り、そしてバス停「Miniature Railway」で市バス19番に乗り換え、バンクーバー一の繁華街、ロブソン通り(Robson St.)へと出た。 ■ロブソン通り(Robson St.)
先ほどのスタンレーパークとは、また一変して、ここは大都会のショッピング街である。高級ブランドショップ、ホテル、レストラン、カフェテラス、ファーストフード ・・・とひしめき合い、華やかな通りだ。ロブソン通りの中程に、サーモン・ビレッジ(Salmon Village)と書かれた1軒のお店を見つけた。その名のとおり、サーモンを売っているお店だ。カナダと言えば、サーモンが特産であるが、ここまであまりお店を見かけなかったもので、思わず入ってみた。お土産用のスモークサーモンを中心に、いろ
んな商品がある。せっかくなので、スモークサーモンを少しとこの店のオリジナルというインディアンキャンディーなるものを買った。キャンディーと言っても「あめ」ではなく、サーモンジャーキーをメープルシロップに付けこんだものだそうだ。これで一応、お土産もできた。
ロブソン通りからホーンビー通り(Hornby St.)を曲がりイングリッシュ湾へ向かって15分ほど行くと、街路樹が美しい住宅街となり、この先の入り江を渡ると小さな島、グランビル・アイランド(Granville Island)だ。ダウンタウンからこの島へは、バスでも行けるが、イングリッシュ湾の入り江を渡す可愛い小形ボート(アクアバス・Aquabus)が便利である。
■グランビル・アイランドボートが到着すると、その人の多さと活気に驚かされる。実に人間味のある空間で、ダウンタウンとはまた違った生活感のある賑やかさだ。それもそのはず、目の前がパブリック・マーケットで、島全体がショッピング・センターと文化施設、商業施設でなっている。買い物客、観光客、地元の人達が行き交い、ちょっとした下町ゾーンを形成している。 まずは、気になるマーケットに入ってみた。広い建物の中には、野菜、果物、肉、魚、パン、乾物等々、小さな店舗がひしめき合っている。昔、日本によくあった公設市場のイメージだ。言わば、バンクーバー庶民の台所である。いろんな店を覗いて歩くだけでも退屈しない。でも、ここでは、時間と体力が必要。疲れたら中2階のドリンクコーナーで一休みできる。
グランビル・アイランドには、この他、大型店舗、衣料店舗、レストラン、博物館、劇場など個性ある施設が隣接していた。また、グランビル・アイランド・ブリューイングと呼ばれるビール工場もある。島内だけで、まる1日でも楽しめそうだ。 ■サンセット バンクーバーには、美しい日没を観賞できる場所がある。その名も、サンセット・ビーチ・パーク(Sunset Beach Park)と呼ばれている。イングリッシュ・ベイ(English Bay)の少し南側に位置する砂浜がそうだ。今日は天気も良かったので、水平線に沈む真っ赤な夕日が期待できる。日没時間まで一旦ホテルで小休止して、時間を見計らって出かける事にした。午後7時を回ると、だいぶ日も傾いてきたので、ホテルでタクシーを呼んだ。運転手にサンセット・ビーチを告げると、10分ほどで到着した。いい感じに日が傾いている。ビーチでは、砂浜で遊んでいる人、犬を散歩につれて来た人、同じように日没を見ている人達など何人かいたが、静かで落ち着いた雰囲気である。目の前のイングリッシュ湾には、遠くには大きな船舶が見え、手前には何艘かのボートが行き交ってている。空は日の傾きにともなって、どんどん赤く染まり、サンセット・ビーチに相応しい光景だ。水平線のわずか右側の半島に沈みかけるとまたたく間に日は落ちていった。バンクーバー最後の夜のいい思い出となった。
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