東京大学医学部附属病院老年病科第3研究室(神経)
当研究室は、高齢者の脳機能をメインテーマとしています。特に、高齢者の自立を損ない生活の質に大きな影響を与えるアルツハイマー病、うつ病をはじめとした老年精神疾患、脳血管障害、パーキンソン病をはじめとした神経疾患を診療の対象としています。平成12年より、当科外来において「物忘れ外来」を開始し、物忘れを主訴とする多くの患者様の診療にあたっています。
また、私たちは、これらの疾患によりセルフケア能力の低下を来たした虚弱高齢者の診療機会が多く、虚弱高齢者に即した効果的な医療・介護を求められます。高齢者総合的機能評価CGAを通して、高齢者の全人的包括的医療・介護のあり方を常に模索しています。 神経内科学や老年精神医学ばかりでなく、それに老年医学、リハビリテーション医学、予防医学、老年社会学の知識、技術、態度を統合した「老年科医の視点」で診療にあたっています。
一方、未曾有の高齢社会を目前に、現在健康な高齢者の方が、虚弱高齢者に移行しないための方法の開発が社会の要請であり、アルツハイマー病などの老年疾患の予防法の解明が必要です。当研究室では、分子生物学、遺伝学の手法による基礎的研究に加え、食事、運動、休養などの生活習慣への介入あるいは、抗酸化療法、ホルモン補充療法などの抗加齢医学的介入による、脳機能の老化や老年疾患の予防法の確立を目指しています。
亀山祐美(旧姓 梅田)
山口 潔
竹村 彩
植木 彰(自治医科大学教授)
飯島 節(筑波大学教授)