■山22う202号型
■導入:昭和47年(1972年)、新製
■型式:三菱B805N
■車体:西工
■形状:リヤエンジン、前折扉
■冷房:ヂーゼル機器(サブエンジン)
■用途:貸切
■構成:202(S47.8〜S62.6)
204(S47.8〜H1.6)
205(S47.8〜S61.10)
(計4台)
旧式の車が概ね淘汰されたこの頃、遂に貸切車にも新世代の車が現れました。
営業路線での運賃収入が減るなか、高速道路の開通もあって、観光地への貸切需要が
見込めたためで、従来になく気合の入った仕様が目立ちます。
外板塗装は、このとき初めて専用の「貸切色」が採用され、メトロ窓と相まって、従来とは
異なる高い「車格」と、旅の上質感を演出しました。
装備面でも全車両を通じて初めて冷房が採用されたほか、運転手の仮眠装置なる
ものが特注で追加され、本格的な長距離運用に備えていたようです(右最前列の客席に、
運転席に向かって足が延ばせる可動式のオットマンを設置)。
ただし冷房装置は、予算の関係で202と203が準備工事で落成しており、翌年に西工で
サブエンジンの追加搭載を行ったといわれています。
車体は先のい1337号型と同様に西工(41MC、高速型)が採用されましたが、車台は
比較的廉価であるB805を選択したため、装備で重量が嵩む一方、高速走行を課された
貸切車としては非力(200馬力)であり、一部には不評だったといいます。
車体前の表示は「行燈」ではなく「方向幕」であり、表示を幾つか変えられるようです。
座席のモケットは、後の時代の車とは異なり、青色だったとことが判っています。
廃車後の204号と思われる車の解体作業を、管理人は幼い頃に目撃しました。