
ブナの新緑が楽しめる所を、と言う訳で、莇ヶ岳の向いの飯ヶ岳に徳地町側から登ってきました。飯ヶ岳は中国山地最西端に位置し、中腹部にはブナ林が広がっています。さらに飯ヶ岳は”滑松”と呼ばれるアカマツの産地でもあり、松林も見られます。
コースは、途中、頂上へ尾根道を登って行く”近道コース”と、遠回りしてブナ林を通る”ブナ林コース”に別れます。”近道コース”は、急登になるので下りに使い、往路は沢の中を歩いたり、ブナ林を楽しんだりと、バリエーションに富んだ”ブナ林コース”で登ることをお薦めします。辿り着いた頂上からは、莇ヶ岳、弟見山、十種ヶ峰などの大展望が広がります。おまけに好展望の頂上は木陰付きで、木陰に座って展望できるという好条件を兼ね備えています。
昨年に開削されたばかりの新しいコースで、まだガイドブックなどには載っていませんが、お薦めコースです。
雀谷山から飯ヶ岳への縦走コースの登山記録はこちらです。
2002. 5.25(土) 晴れ
| 8:05 | 新南陽市発 いつも寂地方向ばかりへ行っているが、今日は初めて通る道なのでちょっと緊張。国道489で徳地へ向う。ドライブ日和の快晴の中、ほとんど車のない道を快調に飛ばすが、コース確認のため地図を見てる間にダンプ2台に抜かれて大きくペースダウン。どうしてこんなに田舎の一本道まで追い越し禁止になっているのか...。 さて国道489は途中で376になるが、徳地で”徳地IC”の案内を頼りに再び489に右折。佐波川に沿って進み、大原湖まで来たら右手に注意。”ふれあいパーク大原湖”を過ぎてすぐの分岐で右へ橋を渡る。”登山口”の案内板はない。いつもは国道から入る所さえ間違わなければ、あとは登山口まで一本道というパターンが多いが、今回は分岐が多くて困惑する。迷ったら”三本杉”の案内を探そう。”三本杉”の案内に従って進み、滑の集落を過ぎると最後は約4kmの未舗装路となる。 |
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| 9:10 | 滑三本杉着 この日は丁度”三本杉”の前で林道が沢へ崩れていて登山口の約1.5km手前で通行止めになっていた。と言う訳で臨時の駐車場に車を置いて出発。 |
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9:20 |
登山靴に履き替え出発 林道を進むとその”三本杉”が現れる。文字通り杉が三本立ってて樹齢290年なのだそうだが...。まっ、この案内のおかげで無事登山口へ辿り着いた訳だし”三本杉”に感謝しよう...。 林道沿いはアザミが沢山咲いていて、そのまわりをクロアゲハチョウが飛んでいる。クロアゲハがこんなに沢山飛んでるのを見たのは初めてで、ちょっと興奮。約20分余計に歩かされて本当の登山口に到着。 |
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| 9:40 | 滑登山口 登山口は林道突き当たりと言う訳ではなくて、林道はまだ先へ続いている。右へヘアピン気味に曲る手前左にある大きな駐車場の裏に登山口がある。駐車場裏の沢を登って行っても途中で登山道と合流するようだ。駐車場の端にコースの概念図があるのでコースを確認してから出発しよう。 さて駐車場裏の橋を渡って山に入ると早速登りになる。滑松と呼ばれるアカマツを植林しているところを過ぎ、登りが一段落すると左手が少し開けて松林が展望できる所にでる。ここを過ぎるとすぐに、尾根道を頂上へ登っていく”近道コース”と、遠廻りだがブナ林を通っていく”ブナ林コース”を分ける分岐点にでる。 |
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| 10:00 | 分岐 ここにもコース概念図が立っているのは有り難い。しかし、このコース図はなぜか左の”近道コース”で登って”ブナ林コース”で降りるよう矢印が入っている。個人的には、”近道コース”は急登になるので、遠廻りだが右手の”ブナ林コース”でブナ林を楽しみながら登るのをお薦めします。 と言う訳で分岐を右へ進むと、松の落葉が積もる道をやや下り気味にトラバース。分岐から約10分で沢に出る。 |
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| 10:10 | 沢に降りる 登山口前の沢を登ってくると、ここで”ブナ林コース”と合流することになる。 このコース、沢の中を歩くことになるのも面白い。滑滝状になっている沢を約5分登ると道は沢から右手へ外れる。 |
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| 10:15 | 沢からあがる 沢から出るとすぐに右手へ急登となり尾根に登る。この急登区間は笹が密集しており、コース開削の為この笹を刈り取った時の苦労が偲ばれる。 |
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| 10:20 | 尾根にあがる(大休止) 沢からの急登区間を登り切ると、大きなブナの木が出迎えてくれた。尾根に上がったようだが、まだ鹿野との町境の主尾根ではないようだ。新緑美しいブナ林の尾根でひと休み。 |
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| 10:35 | 休憩を終え出発 ブナ林の尾根を進むと道はすぐに大きく左へ折れる。真直ぐこの尾根をたどると町境の主尾根に出られそうであるが、ナタでもないと進めそうもない。左へトラバースして行くとすぐに左手が開けてピークが見えるようになるがこれは頂上ではないと思われる。もう少し進むとこのピークの右手に頂上と思われるピークが垣間見られるようになる。 尾根に上がってから10分ほど進むとやや下り気味になり、小さな沢にぶつかって道がなくなってしまう。この沢というか溝を歩くしか道はないので左手に下っていくと、すぐに右手に道が続いている。北方にトラバースしていったのち、登りに転じると主稜線にでて、正面に向いの莇ヶ岳が迎えてくれる。 |
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| 10:55 | 主稜線に出る 莇ヶ岳-弟見山の稜線を眺めながら、約10分続く最後の急登を登り切るといよいよ大展望の頂上へ。 |
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| 11:05 | 飯ヶ岳頂上(937m)(昼食) 頂上は大きく開けていて、真西方向を除き330度のパノラマが広がる。東方に莇ヶ岳、弟見山、北方には美しい山容の十種ヶ峰が見える。南方には、頂上にアンテナが見える石ヶ岳など沢山の山々が遠方に連なって見える。 さらに、ここの頂上が素晴らしいところは、木陰があること。この大展望を楽しみながら木陰で休憩することかできる。 |
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| 11:50 | 昼食を終え出発 まだ、帰るには早いので、もう1周してみることにした。恐らく1時間くらいで1周できるはずだ。 ”近道コース”は、林の中を急降下して、南側の谷へ向けて降りていく。結構急降下が続くので、これを登りに使うのは辛そうだ。一旦は南へ降りるが、途中で北へトラバースして尾根道に戻り、結局は北側の松林を見ながら下っていくことになる。そして再び薄暗い林の中に入ると、頂上から30分足らずで”ブナ林コース”との分岐にでる。 |
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| 12:15 | 分岐 ここからは再び朝と同じ”ブナ林コース”を行く。今回のコースは、ガイドブックには載っていないのでコース図がない。そこで、1/2万5千の地図を片手にどこを歩いてるのかチェックしながら歩いたのだが、ハッキリ言って何処を歩いてるんだかよく分からない...。日頃ほとんど地図を見ずに歩いてるので、どのくらい歩くと地図上でどれだけ移動した事になるのか全く掴めない...。やっぱり日頃から地図をみながら歩かないとイケマセンね。 と、言う訳で、今回のコースタイムは、何度も立ち止まって”現在位置”を確認していたので、いつもに比べると、かなりスローペースになってます。 朝と同じブナの木の下で休憩して、再び主稜線の最後の急登を登り切ると頂上に帰着。 |
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| 13:20 | 飯ヶ岳頂上(937m)(大休止) 地図を見ながら歩いたのと途中で休憩を取ったので1時間以上掛ってしまったが、さっさと歩けば1時間掛らずに1周できそうだ。で、1周すると、またこの大展望の頂上の木陰で休憩できるので、時間と体力の許す限り何周でも廻る事ができる。(...そんなに同じ所ばかり廻ってどうする...。) |
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| 13:45 | 休憩を終え出発 私は余計に1周しただけで帰る事にする。今度は地図を気にせず”近道コース”の急下降を転がるように降りて行くと、先程より10分短縮して分岐に到着。 |
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| 14:00 | 分岐 アカマツの植林地帯を抜けて、頂上から30分ほどで登山口に帰着。 |
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| 14:10 | 滑登山口帰着 登山口の沢で足でも洗って帰れば、さっぱりできるのだが、車はまだまだ遠いのでそうも行かない...。 同じ土の道なのに、山道と違って、林道を歩くのはなんだかだるい...。地面の固さが違うのかな? これが舗装してある林道だと、さらに疲れてしまう。行きはともかく、帰りの林道歩きは辛い...。 |
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| 14:30 | 車に帰着 今日のコースは、ガイドブックにも載っていないコースだったが、ブナの新緑が楽しめ、さらに頂上は展望が良く、なかなか良いコースであった。 |
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| 14:45 | 滑発 | |
| 15:50 | 新南陽市帰着 |
