
広島の十方山でブナの新緑を楽しんできました。実は昨年秋にも紅葉を見に行ったんですが、残念ながら紅葉には少し早く、おまけに10月だというのに吹雪に合って散々な山行でした。そこで今度は新緑の季節にリベンジ。期待通りの黄緑のトンネルの中を散策することができました。片道2時間近く登りっぱなしとなる山行はこの辺の山ではハードな部類に入りますが、美しいブナ林と大展望の広がる頂上、さらに麓の瀬戸の滝と3拍子揃った十方山は苦労に報いてくれるものと思います。
2003. 5.17(土) 晴れ
| 6:30 | 周南市発 駐車場確保の意味もあって、基本的に9時までに登山口に着くよう出発するので、今日は2時間掛かる吉和に向けて早起きして6時半発。いつもの寂地峽を通り過ぎ、冠高原も過ぎて国道186号で吉和へ。高速で来た人も吉和からは”めがひらスキー場”の案内を頼りに戸河内へ抜ける道を進む。スキー場前を通り過ぎると道は極端に狭くなる。道なりに数km進むと、左手に綺麗なトイレ、右手に駐車スペースが現れ、登山口に到着。駐車スペースは広く、20台くらいは停められそうだ。 |
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| 8:20 | 立岩登山口着 登山者向けではなくて、瀬戸の滝への観光客向けと思われるが、登山口に立派なトイレがあるのは有り難い。 |
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8:35 |
登山靴に履き替え出発 トイレのすぐ左手から山へ入る道があるが、これは瀬戸の滝への遊歩道で、十方への登山道はトイレの右手少し離れた所にある。瀬戸の滝を経由して十方に登る道もあるが、この道は大変な急登になるので、滝は帰りに寄ることをお薦めします。 さて、登山道を登っていくとすぐに瀬戸の滝への分岐があらわれる。 |
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| 8:40 | 瀬戸の滝分岐 ここから滝へ行くくらいなら、最初から遊歩道で行った方が遥かに綺麗な渓谷美が楽しめる。滝は帰りに寄るのでここは直進。 登山口から急登が続くが20分ほど登ると急登も一段落して沢沿いの道となる。カエルがゲコゲコ鳴く中を進むと小さな滝が現れ、その先で沢を渡ることになる。なおしばらく沢沿いに進むが再び小さな滝のあと、道は沢から離れて尾根に登る急登となる。登るにつれて林は明るくなり、期待通りの新緑の世界となる。沢から離れて約30分、立派なブナの木に見守られながら急登路を登っていくと、右手が少し開けて5合目に到着。 |
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| 9:35 | 5合目 見えているのが頂上かどうか定かでないが、遠くにのっぺりしたピークが見える。尾根道に上がってから、道脇にイワカガミの葉っぱが見られるようになるが、花はなく、もう終わったものと思っていたが、この5合目附近にだけピンクと白のイワカガミが花を咲かせていた。 5合目を過ぎると一旦下るがすぐにまた登りが続くようになる。眩しいくらいの黄緑の新緑のトンネルの中を5合目から20分ほど登るとあたりに笹が目立つようになり、樹林帯を抜けるのも近いと期待するが、まだまだブナ林が続く。一旦林が切れると、背後に寂地〜冠の山塊が望めるようになる。再び林に入るが、これを抜けると今度こそ笹の原になり、一気に展望が広がる。 |
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| 10:30 | 遭難碑 遭難碑を過ぎ、花の終わったショウジョウバカマや黄色い小さな花を見ながら進むと、前方の丘の上に十字架のように立つ山頂の標が見えてくる。 |
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| 10:40 | 十方山頂上(1319m)(大休止) 一面の笹の原で遮るものがなく、”四方八方”どころか”十方”見渡せる大展望が広がる十方頂上だが、残念ながら、北方の恐羅漢山の展望は、十方山自身の他のピークに隠れ、展望できない。それもそのはず、北北西のピークは、実はこの頂上よりも10m高い。どうしてこちらが”頂上”なのか...。登ってきた方向には、冠山〜寂地山の山塊が広がる。山塊の左のハッキリしたピークが冠で、山塊の右端、冠から3つ右のピークが寂地と思われる。寂地右手の奥の方には安蔵寺山と思われる山影が霞んで見える。冠の左奥は羅漢山がかすかに影だけ見える。...と、南方向の山は何となく名前が分かるが、東の広島の山は全く分からない。地図で確認...と思ったら、久々の山行で広域地図は忘れてきてしまった。と言う訳で、東方の山の名前は分からなかった。せっかく広島の山の名前を覚えるチャンスだったのに...。北方は、隣の恐羅漢が見えないのは確かだが、臥竜山、深入山が見えていたかどうかは定かでない。北方は1329mのピークや丸子頭、三ツ倉など十方山自身の他のピークに隠れてしまうので、山頂だけ見えていても山容までは見えないだろう。 |
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| 11:20 | 休憩を終え出発 まだ下山するには時間も早いし、北方の展望が得られないので、”丸子頭”と呼ばれるあたりまで行ってみようと頂上を出発。頂上から北に向けて道が2本でているが、案内板がなく何処へ行く道なのかわからない。頂上の標から北へ向かっているのが丸子頭を経て内黒峠へ向かう道、やや西よりの所から北へ向かっているのがシシガ谷へ降りる道だ。 丸子頭への道を行くとすぐに林の中に入っていく。あまり通る人は少ないようで、やや荒れ気味の道が続く。軽いアップダウンの道が続くが、ずっと林の中で展望が広がることはない。そのうちに登りになると膝が痛くなり始めた。丸子頭まで行くと時間が掛かり過ぎそうなので、どこか切りのよい所で引き返そうと思っていると、頂上から30分ほど歩いた所で、少し林が切れて北方が開けた所にでた。 |
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| 11:50 | 北方が開ける(小休止) 単に左手の林が少し切れただけの所だが、隣の恐羅漢山や砥石卿山、その右手遠くには、臥竜山、深入山が望めた。しかし、のんびりとは展望していられない。砥石卿でもそうだったが、立ち止まっていると、足に一杯ハエがとまってきてまさに五月蝿い。どうして足ばっかりにとまるのか? 私の足が臭いのは認めるが、こんなに沢山集まらなくっても...。 |
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| 12:05 | 頂上へ引き返す これ以上先に進んでも、丸子頭という所が果たして展望のある所なのかどうかも分からないし、膝も痛いのでここで頂上へ引き返すことにした。 |
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| 12:35 | 十方山頂上(大休止) お昼時にもなって、頂上も先程より人がだいぶ増えている。これだけ沢山人がいると、色んな人がいるもので、三角点に腰掛けて昼を食べてる人がいれば、頂上を示す標の根元にお店を広げる人もいる。当人達は先に来た者が何処に陣取ろうが勝手だと思っているのだろうが、三角点と頂上の標は空けておくべきではないだろうか? 他の人への配慮もして欲しいものだ。 |
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| 13:10 | 休憩を終え出発 下山は来た道を戻る。寂地の山々を見渡しながら笹の原を下って行き、遭難碑を過ぎると樹林帯に入っていく。しばらくすると一度林が切れて寂地の山々が広がるがすぐにまた林に入ると、あとはずっと緑のトンネルの中を行く。 |
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| 13:40 | 5合目 登りは1時間掛かった5合目〜頂上区間も下りは30分で到着。小休止してから20分ほど下ると瀬戸の滝へ降りる分岐が現れる。 |
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| 14:10 | 瀬戸の滝分岐 今朝も見落としてしまったこの分岐(前回も見落とした)。登り時は見にくいが、下りでは見つかると思う(右手に注意)。これは登山口からすぐにあった立派な道標のある分岐とは別の分岐である。瀬戸の滝へはここから右手に下っていく。分岐近くに葡萄のように花が鈴なりになった房を沢山釣り下げた木(木じゃなくてツルかな?)があたりに甘い香りを漂わせていた。 分岐からは大変な急降下が続く。従って先に滝に寄ってから頂上を目指すのはお薦めできない。10分位下ると登山口からすぐにあった立派な道標のある分岐からの道と合流。さらに下ると滝が見えてくる。(この写真以降は昨年秋(10/27)に撮った写真です。) |
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| 14:25 | 瀬戸の滝(大休止) 30mくらいの立派な大滝。その上部奥にはもう一段の滝が覗いている。滝壷前のベンチでマイナスイオンをたっぷり浴びてクールダウン。(ただし、しぶきもタップリ浴びる)もう登山口まで10分くらいなので時間の許す限りのんびり大休止。しかし背後の斜面が崩れて大きな岩がベンチまで転がってきていて、ちょっと落ち着かない。雨の日は御注意を。 |
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| 14:45 | 休憩を終え出発 滝から登山口までは沢沿いの遊歩道となる。この遊歩道は、苔蒸した大きな転石など自然味あふれるいい雰囲気の中を行くので、この滝を見に来るだけでもお薦めだ。 |
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| 14:55 | 立岩登山口帰着 約6時間程度の山行だったが、登りで膝が痛くなったのが気になる所。日帰りで痛むようじゃ困るな...。(しかも未だに治ってない...。) |
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| 15:10 | 立岩登山口発 | |
| 17:00 | 周南市帰着 |
