沢村氏館           Topへ

沢村氏館は、川東地区で訊けば必ず教えてもらえる旧家である。
私も壬生野城の帰りに近くに畑仕事をしていた方に尋ねたら、「ああ、あの忍者屋敷の方かいな。
 今は退職されてるからご主人がみえる筈や」と親切に教えてもらった。

近くの集会所のスペースに車を置き、沢村氏住宅に向かうと、おりよくご主人らしき方が出てこられ、
そこでこちらの願望をお伝えすると、快く了承していただいた。


沢村氏は日本城郭大系によると、奈良時代に伊賀に鎮座した春日神社と共にこの地に住んだ、と
されている。 また、忍びで藤堂藩に仕えたとされ、「萬川集海」や「忍道梯階論」などの忍術書が
残されていたようだ。


この館は今に残る伊賀の館で、室町そのまま現在に移行してきた感を受ける。土塁はあくまでも高く。
外側を巡る堀切は青く澄んだ水をいつまでも湛えている、と想像してみよう。 単郭方形のこの城は、
この地方独特の乾方向に櫓台を持つ広場が残っている


☆所在地 三重県伊賀市川東

 

 

 
                                                 2006.6.17 撮影