補陀楽寺城 Topへ
「補陀楽寺城は、甲賀町大原市場の西方に位置し、その名の通り補陀楽寺の周囲に土塁が残る平地城館で
ある。その立地は杣川へ向かって北から南へ徐々に傾斜する位置にあり、北側は土塁内部より高くなっている。
現在は寺の北東面・南東面の二面に土塁が確認できるが、元は少なくとも北西面を加えた三面に土塁が残って
いた(平成7年区画整理に伴う発掘調査後に消滅)。これらは地籍図でも確認できることから半町四方の方形館と
見られる。
現在東端が開口しているのは近代以降の改変である。JR草津線開通以前は、本来、杣街道に直行する道が残る
南西面が正面であろう。
発掘調査では、遺構から信楽焼きの擂鉢や甕などが出土しており、時期は中世後半から近世に至るものである。
土塁下層の溝からは16世紀後半の異物が出土しており、土塁の構築時期はこの頃と考えられている。」
甲賀市史より抜粋
☆所在地 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場小字中野
2011.10.13 撮影