小谷城(清水谷)       Topへ    小谷城へ戻る

今日は清水谷から六坊まで登って見よう。

麓の児童館に車を停め、汗拭き用のタオルを肩に向かう。 はるかかなたは大嶽の峯。 
武者震いする。 しばらく歩くと小川に出る。 と、間もなく目の前に虫の影。 虫は無視という
駄洒落を言うまでもなく、口の中といわず鼻の中といわず穴という穴に入ってくる。

「なにくそ! お前らに負けてたまるか! 俺を誰だと思う! 泣く子も黙る・・・なんだぞ〜!」

虫には聞こえないのか相変わらず襲ってくる。 そのうち登り道にさしかかり、息はあがるし汗
は目に入るし、日頃の怠慢が恨めしくなる。

が、削平地があちこちに見られるようになると少し元気が出、さらに登ると

『あった! 三村屋敷跡の石垣だ!』 『いい、次は土佐屋敷跡の石垣だ〜!』

もうこの辺でやめようか、とナビの方を振り返ると、口の周りを虫だらけにして冷たい目でにら
んでいる。「こんなに美味しい物を食べさせたのに目的を達しないのは何事か!」と言われて
いるよう。 恐くなり先を急ぐ。 角を曲がると、なんとまあすぐそこが六坊だった。

ありがとうナビゲーター、君のおかげで到達できたよ。 心で念じ顔をのぞき込むと、まだ機嫌
が直っていないよう。 ついでに月所丸まで行けば機嫌もおさまるだろう。頼む、直ってくれ!
ああ、リーダーとは孤独なものだ。

 

 

 

 

 2003.8.30 撮影