■□■□■□■□■□■□■1997年日本百名山完登■□■□■□■□■□■□■

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山回顧 ■□■□■□■□■□■□■□■
(1999年12月 著)
97年10月10日、午後2時北アルプスの槍ヶ岳山頂に立っていた。
1週間前の積雪20cmもあって南岳から奥穂、そして前穂まで一面銀世界だった。
今でも脳裏に焼き付いている。
91年から始めた深田久弥の「日本百名山」踏破も、ここ槍ヶ岳で最後の100山目であった。
人影の少なくなるのを見計らって、カメラのシャッターを押してもらう。
数日前作った看板を手に持っての1コマ、横には女房がいて、
そう一座目から一緒に北は利尻岳南は屋久島にある宮之浦岳までの100座、
1年間で34座登ったこともあった。
残雪期を除くと殆ど毎週の山行だったと思う。
夏の北アルプスと南アルプスは梅雨明けの7月下旬から
山小屋の終わる8月いっぱいまでがベストシーズンで、9月に入ると台風の季節で
待機することも多々あった。
九州地方には6座あり、ある年の4月23日に屋久島に入り宮之浦岳から北上、
最後は大分の九重山まで一気の山行だった。
高い山の山麓には温泉が必ずあって、九州では祖母山を除いて
全て温泉宿で下山時は温泉三昧だった。
北の北海道には9座で、それでも5回で終わった。
多いのは中部地方で60座あってとくに上信越国境の山々は、全部90座以降となる位
夏場であっても雪があるのと、登山口までのアプローチがタクシーでの往復であった。
槍ヶ岳で百名山の完登を終えた我々は、吹雪の槍ヶ岳山荘を後に下山、
徳沢園のテント場では、当社の山岳部員数名と二人の娘が祝杯に駆けつけてくれ、
その晩は銘酒に酔ったのだった。
百名山を終えて、よく聞かれることは、登って一番よかった山は、とか
又登りたい山々はどこかということで、大抵登るコースによっても違うし、
同じ山でも季節によっても変わりますと答えている。
我々の場合は「ピーク・ハント」しただけであって、ただ100座の頂に立っただけと思っている。
なにかの目標に向かって進むことは、言うまでもありませんが、
目標は高く持てば持つほど成し遂げた時の感激は、感無量の一言に限る。
今夏、スイスのブライトホルン(4164m)に登ることが出来た。
高山病のこともあって、昨年12月から好きなタバコもやめた。
今度の目標はキリマンジャロ(5895m)だ。
〜完〜
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