乗鞍岳(3,026m)

(主峰の剣ヶ峰から眺めた槍)
<2007年9月22日>
 趣味に登山が加わって数年。近隣の低山を中心に楽しんでいたわけだが、夏場になれば特に山仲間たちの活躍が羨ましく聞こえてくる。
 そう、メジャーな山へ登って絶景を楽しんでこられた興奮が伝わるのだ。
 「良いなぁー、登ってみたいなぁー」
 レポを拝見しながら写真を眺めていた。何がメジャーで、何がマイナーかって事もないけれど、やはりアルプスの山々の名前は憧れのメジャー。いつかは蜘蛛男のメジャーデビューをと狙っていたのだ。
 そんな時、我らが探検隊のタイチョーから探検のお誘いを受ける。次は何退治?一瞬、鬼ヶ島での探検を思い浮かべたが、最近の路線は高山植物がテーマ。タイチョーは信州の山を計画しているらしい。秋の三連休を狙って信州への旅。
 まずは「日本で最も登りやすい3,000m超急の山」と言われる乗鞍岳からメジャーデビューを試みた。国内標高19位。登れば・・・(ほとんどバスだが)、自己最高点に立つことに。
 乗鞍岳は岐阜県と長野県にまたがっており、北アルプスの南部にあって剣ヶ峰を主峰とする山々(朝日岳、摩利支天岳、富士見岳、屏風岳など23の山)の総称で日本百名山の一つ。名称は、姿が馬の鞍に似ている事から名付けられた。西暦807年に坂上田村麻呂が乗鞍三座の神に祈願を込めたといわれている。本州における太平洋側と日本海側の分水界が剣ヶ峰を通っており、この分水界の最高所となっている。日本の火山としては富士山、御嶽山に次ぐ高さ。
 ・・・なかなか素晴らしい山のようだ。金曜日の仕事を終えてからタイチョー宅へ向かう。名阪を通って東へ出発!早速、勢い余って都祁のコンビニでゴンドラやリフトの券を購入。気分は既に信州。のらりくらりと人生を生きてきた我々にはピッタリの山であろうノラリクラリ岳へ向かう。・・・・お疲れのようである。

 有料の東名阪は乗らずに国道を走り、北陸道から高山を通る。そして乗鞍方面へと山を越えていった。長い道のりであったが、夜中にようやく乗鞍へ到着・・・と、思いきや手前の路肩に車を駐車。タイチョー、トイレか?灯りも標識もない山道を下っていくと硫黄のニオイ。そこには秘湯「せせらぎの湯」があった。誰も居ない無料の温泉なのだが、9時で消灯の為、真っ暗闇の入浴。これだけ暗ければ混浴でも良いくらいだ。残念ながら男二人。満天の星空をも楽しみながら贅沢な湯に浸かる。「あーーーーっ、ええお湯やわ」
 登山の後に温泉に浸かったことはあるが、登山前に温泉へ入るのは初めてだと思う。

 マイカー規制の為、麓の無料駐車場でバスを待つ。暑い関西とは違って肌寒く、車の中で寝袋に潜り込む。
 朝、目覚ましで目覚めて外へ出れば乗鞍岳の方向が朝日で赤く染まっていた。期待が膨らむ。我々の目も充血していた。あくびで鼻が膨らむ。
 何やら見慣れぬ建物があった。よく見るとコウモリの家だ。我々が車の中で窮屈な睡眠をとったのとは大違いで、コウモリには快適な宿があるらしい。
 何でも一番乗りが好きなタイチョーの提案で先頭に荷物を置いてバスを待つ。
 硫黄臭い2人の後ろに人が並び始めた。酒臭いよりマシだろう・・・。

何の苦労もなくバスで標高2,702mの畳平へ。一気に世界は変わる。

富士見岳の上にて最高の変身!蜘蛛男、メジャーでポーズ。

メジャーでもマイナーな視線の撮影は変わらない落王。



この青空の下ならば、足下も遙か向こうも美しく眩しい。


岩は陶器の焼き物のような表面をしていた。



遂に自己最高地点へ。乗鞍岳の主峰、剣ヶ峰にて変身!
大勢の登山客がいて、「おおお・・・」と撮影中は失笑が聞こえてきた(^^;)
「タイチョー、構図は考えなくて良いから、素早く撮ってくれぇーっ」

何やら筋斗雲も飛んでいた。
 「山岳部 ヘロヘロ隊」と書かれたTシャツを着た人を二人見た。
 そういうブランドがあるのだろうか?タイチョーは気になって売店を探したが見つからなかった。
 何だか気になる名前だ。

スパイダーネットを放ち、お花畑へ飛んでいく
・・・(意味不明)。

岩好きには堪らない風景が広がっていた。何だか日本じゃないみたい。

また、バスに乗って一気に下界へ下っていく。さよなら天上の楽園。

下りてくると満杯の駐車場は暑い。昼は一ノ瀬園地を散策することにした。


美味しそうな風景だと思っていたら、白樺にパンのようなキノコが生えていた。

小さい秋、見ーつけた。


夜に入った温泉へ、再び入る。心地よい湯加減で身体の疲れも飛んでいく。

1日目は白馬へ移動し、テント泊。大いに遊んだ一日であった。

 今回もタイチョーの運転とナビで楽しい旅をすることができた。ガクシャ(落王)は、横で居眠りばかりしていただけ(^^;)
 さて、せっかくメジャーへ登っても、何だかレポはマイナー的な視点が変わらないね。
(つづく)