八経ヶ岳(1914.9m)と8人で弥山川源流の冒険

(写真撮影:Oyajiさん)
<2007年6月30日・奈良県天川村>
「コスプレ登山2周年記念」

 6月某日、宇陀の天然工房「おとん・おかん」に一本の連絡が入った。
 相手「
ファイトー!
 おやじ「
いっぱーつ!
 
ガチャッ、ツーツー・・・・。
 おかん「誰から?」
 おやじ「たぶん、Sトレ
(仮名)さんからだと思う。そろそろ刺激が欲しいんやって」
 おかん「ヒデキ?」
 おやじ「うん、感激」
 
家庭に刺激があっても更に自然界の刺激を求める依頼主。天然工房では一つのプランを真面目にご提案
 おやじ「弥山川源流を登るってどうや」
 おかん「私でもちゃんと登れるやろか?」
 おやじ「ちゃん・どん・ごん」
 おかん「源流ちごて韓流かっちゅうねん!」
 
チャンチャン
 
寒すぎて局地的にヒョウが降ったと言う。
 おかん「あの凄い音は絶対に雹やと思うわ」
 おやじ「うひょう?いくらなんでもタラちゃんやあるまいし」
 
ちなみに、同じ市内に住むR王もYちんも雨は降らなかったと証言。
気象衛星をマジで確認したというOやじは、自宅だけに分厚い雨雲を確認。
 おやじ「雲か・・・蜘蛛男も呼ぼう。クマ男も呼ぼう」
 こうして8名の無謀な冒険が始まった!


紅組さんと白組さんは黒滝の道の駅でヒロミツ
(落ち合い)、御手洗渓谷を過ぎて熊渡にチクッ(駐車)
林道から歩き始める。川迫川の岩肌には赤いツツジのような花が咲いていた。

トサカ尾山を横目に進む

顔を出して少女漫画気分をどうぞ!
 林道入口は鎖で閉じられている。看板には双門の滝コースを示す絵地図。気合いが入った力作だね。怖いので今回はパスして右の赤線ルートへ。
 砂利道を約20分歩き、植林地帯を抜ける登山道へ入る。沢の音を聞きながら進んだ後、九十九折りに登って高度を上げ、広葉樹林に入る。
 途中、大木の近くで休憩していると鳥のような声がして何かが飛び去った。
 ホギャー「鹿が飛んだ!」「ペガサス?」「天馬鹿」
 天然夫婦漫才が一同の疲れを倍増・・・いや、癒してくれた(笑)。噂には聞いていたがライブで体験すると衝撃。時間差で響いてくるダメージ。後ろを歩くメンバーは肩を揺らして震えている。暑いはずだが・・・。
 ブナの林は幻想的なガスに包まれていた。まるで映画の世界に居るように。ここは現実?それとも夢?目の前に赤い物が見えた。これは何だ?チェーンソーのカバーではないのか?
 
ゴトッ・・・、ギュイーィィィィン!!!
「おとうちゃん、コンセント無いけれどエエ音なったわ!」
「お、おい!エレキちゃうで、危ないって」
「金棒よりずっと便利やな、ロックを感じるわオッケー!」
「何に対して便利やねん。ホッケー!ってジェイソンか」
 前門の虎後門の狼双門の滝という諺がある通り、前ではオヤジ夫妻、後ろではスロトレ夫妻が賑やかにされていた。他の4名は意識を失いそうになりながら上を目指す。きっとこれは夢なんだと信じながら・・・。

ユウレイ花一家の出迎え

オヤジさんの大好きな蛙くん

獣の骨・・・。
 霧の不思議ワールドへ彷徨い混んだみたいだ。これを業界用語で「スロトレる」と呼ぶのか?しかし、本人が言うにはもっと危険度が違うという。これは迷いの囁きでしかない。テープを見失わないよう慎重に進もう。

痩せ尾根後の登りは急

美しいと言えば「私?」との声

川合からの尾根筋と合流。小虫多い。

コンニャクゼリーを頂く。
 山の上だが小さな虫が多い。蒸し蒸しして暑い所に虫がうるさくまとわりつき、無視しても虫が寄ってきて、無性に腹が立ってムシャクシャし、虫を殺しても刑務所に入らず。数が多くてムシコロリン、虫除けの効果なし。ただコンニャクゼリーを噛むしかなく、むしろ虫から逃げるのみ。さて、何回「むし」と言ったでしょう?ムッシュ、あなたが正解!数えるのは面倒なので64回としておきます。

如来池・傘池付近

この上で変身したくなる木

霧の道に列を成す

ハムのようなキノコ

珊瑚のような苔
「高崎横手」到着。赤いルートを予定。

「オオヤマレンゲ」
斜面の下に咲いていた天女花
今年初の出会いに感激!
ゴウちん教授の恥じらい度は?
味噌汁の具!?

狼平に到着!

ヨコちんさん撮影の蜘蛛男


小屋の横にも天女花が咲いていた。「おとうちゃん、こっちにも花があるでー、撮ってよー」
・・・無言のシャッター。
宇陀の天然工房「おとん・おかん」 狼平支店

おやじさんとおかんさんの三輪素麺、ヨコちんさんの薬味(ネギ・ミョウガ・生姜)を御馳走になる。
よく冷えていて本当に美味しい。朝早くから用意をしてくださったとの事。本当に有り難うございました。

さて、道は川を行く

チーさんポーズをする、おやじさん。

弥山川上流の清流

オタマジャクシも多い
 川を遡って近畿最高峰へ・・・しかし、滑りやすい岩で危険が一杯。普通の階段ルートで弥山へ登るかどうか作戦会議が開かれた。
おやじ 「このまま進むのは危険だ。リーダーとして隊員の命を粗末には出来ない」
おかん 「シエーの漫画?」
おやじ 「それは、おそ松くんや!」
鬼嫁  「直線距離で早いんと違う?」
スロトレ「その甘い囁きが危険を呼ぶのさ」
 リカオさんは悪い知らせを持ってきた役人のような表情で見上げる。(ん?どこかで読んだ表現だ。)
森のリカ「以前にも登ったことがあるよ」
ヨコちん「それじゃ、スロトレる心配は無いわね」
落王  「素麺も食べたし、蜘蛛の糸で・・・」
全員  「揖保乃糸か」
おやじ 「危険箇所は迂回して沢登りすることにする」
おかん 「長良川みたい」
全員  「鵜飼いや!」
おやじ 「いやぁ、愉快愉快」
 
水温だけではなく、かなり冷えてきたので上着を着る隊員たち。ミッション「エリカ・沢ジリ」を決行!
大山蓮華の蕾

新たな生命

謎の廃屋。五右衛門風呂有り。

南京玉簾ちゃいまっせ

冷たい足湯に浸かってパワー全開!?
 池ノ谷と八剣谷に分かれる沢を右に向かい、次の谷を左に登る。やがて水も見えず岩ばかりになった。そこは、まさに弥山川の源流。ゴロゴロした岩肌をよじ登って叫ぶ。「ファイトー!」「いっぱぁーつ!」
 倒木の斜面を進み遂に出た奥駆道。八経ヶ岳のギリギリ手前であった。霧の中、変なところから現れた集団に対して、山頂の人たちは驚く。「どこから来られたのですか?」「コリン星からです」
 その登山者は悪い知らせを持ってきた役人のような表情で・・・オーマイガー!

ここは、いつも霧の中

鬼嫁様からのプレゼント

八経ヶ岳で相撲。ハッキョイ残った!

もののけ姫の世界

ハートに囲まれ幸せ気分

奥駆道と分かれる

鹿避けネットで花を保護

深海魚のような形

魚の骨?夏の樹氷?

Shall we ヒゲダンス?

森の花火

また、オオヤマレンゲに出会う

ヅラ疑惑の蕾が「ハロー!」

山のアイドル「ヤマドル」

アイドルの前で休憩

おかんさんにあんパン。
ヨコちんさんには蒟蒻畑を頂く

高橋横手まで一周してきた。
さぁ、下っていこう!

同じような道が続く・・・。

おやじ「もう、下るの飽きてきた」
おかん「じゃ、登ったら?」


虫の多かった分岐に戻る。
それにしても大きな木だ。

足を滑らせながらの斜面下り

崖の下にバランスの悪い岩

やっと林道終点に到着!
 人間の記憶は好い加減だ。登る時は元気だったので大した距離だと思っていなかったが、下るときは足が痛くてこんなに長い道のりだったのか?と考えてしまう。激しいアップダウンがあったので膝と足の裏が痛くなっていた。
 林道をゆっくり帰っていると、4人組のおばちゃんに抜かされた。脅威のスピードで歩いて行く。恐るべし体力。湿布薬の余韻だけを残して・・・・。

メタボな膨らみの木

ペンギン歩きでゆっくりと

この花はウツギだったっけ?

顔を洗ってスッキリ男前に

さらば!山よ。11時間の旅。

元の出発点へゴール
 山では初めて会うおかんさん。スパイダーマン変身直後の第一声は「キャー、気持ち悪い」と正直な方です(笑)。ゴウちんさんから噂に聞いていたヨコちんさんは、想像以上にタフで元気な方。過酷な道もスイスイ登られていました。同じく初顔合わせの森のリカ+オ夫妻。忍者のようなスパッツ姿に逞しい姿。双門の滝コースをも命がけで往復された猛者です。格好良い夫婦像です。二度目のスロトレ夫妻には前回のイラストで怒られるかと思いきや、気に入ってくださったようでホッとカルピス(^^;)。お礼にと何だか命がけの旅に誘われて震えております。毎度、楽しませてくれるムードメーカーのおやじさん、本日も楽しい山歩きを有り難うございました。
 さて、ちなみにスロトレ賞MVPとして、おかんさんが選ばれたようです。おめでとうございます。

注意 ご存知かと思われますが文中の漫才やギャグはフィクションです。キャラをお借りしておりますが、実際は紳士淑女な皆さんです。

 一緒に楽しんだ方(リンク先はレポなど掲載される各サイトです)
おやじさんおかんさん鬼嫁さん、スロトレさん森のRIKA+おさん夫妻、ヨコちんさん、落王(五十音順)。

おまけ「占いの館


帰りの車内はこの店の話題で一杯。謎の店です(中は普通でした)