2016年7月17日 鶏冠山

 

 甲府のエルクさん主催のツアーガイド登山で登ってきました。もともとは6月5日だったのですが雨でこの日に延期となりました。ガイドは社長さんと岳心会のIさんで、参加者は私と唯一の登山仲間のむろちゃんを含めて6人。社長さんとIさんが撮ってくれた写真も使って今回の山行を紹介します。

 

 私は旧牧丘町の出身なので登山を始めたころからこの山の存在が気になっていました。瑞牆山、金峰山、乾徳山、黒金山、西沢渓谷、甲武信岳など秩父周辺を頻繁に歩いていたころは一般登山者が入れる山ではないと聞いていましたが、山梨百名山に指定されてからは入山者が増えたらしい。とは言っても鶏冠山での遭難の新聞記事はよく見かけましたのでとても1人では行く気になれませんでしたのでエルクさんの企画を知り参加を申し込みました。

 

 道の駅みとみに朝5時集合。今日は午前中の天気は良く、午後から少し崩れるかもとの天気予報。道の駅からも鶏冠山が見えました。

 

 

 道の駅みとみから西沢渓谷入口の駐車場に移動して出発。ここら辺に来たのは実に16年ぶり。写真の建物は旧三富村村営西沢山荘。営業していなかったけどこんな建物あったっけ?と覚えてない。また存在は知っていましたが甲武信岳に向かう「徳ちゃん新道」の登山口も初めて見ました。私がこの辺りを盛んに登っていたころはトロッコ道を行く近丸新道しかありませんでしたので。

 

 

 西沢渓谷へ入る吊り橋から見る鶏冠山。そう、西沢渓谷へ来るたびにこの景色に魅かれていました。

 

 

 吊り橋を渡ってすぐに西沢渓谷へ向かう遊歩道をそれて右に入ります。「入るな」という意味でロープがされていますが「鶏冠山→」の小さな標識に従って。昔は「こっちは東沢渓谷。入るな」みたいな看板があったかと記憶してます。

 

 

 西沢渓谷への遊歩道からそれてすぐに河原へ下り、時間にして5分ほどかな、河原を歩きです。

 

 

 対岸に鶏冠谷が現れます。「鶏冠谷出合」の標識が大木のとてつもなく高い位置に付けてありました。どうやって付けたんでしょ?お猿さんに頼んだのか?鶏冠谷出合では沢ヤさん3人がキャンプしてました。タープでキャンプしていたようです。さすが沢ヤ。

 

 

 鶏冠谷側へ渡渉しました。川を渡りました。「渡渉」ってなんて読むか知ってますか?「としょう」ですよ。「渉」は「交渉(こうしょう)」の「しょう」なので難しい読みではなかったなと思いますが、この登山の説明会で社長さんが「としょう」と言うまで恥ずかしながら「としょう」と読むとは知りませんでした。

 

 

 岩がぬるぬる滑る鶏冠谷をほんのちょっと遡行して右岸を上がって行きました。渓流釣りをしていたころは何とも思いませんでしたがスケールは小さくとも鶏冠谷を見てこれがゴルジュってやつだなと。

 

 

 ひたすら登ります。ひたすら・・・

 

 

 樹林に覆われているため気が付きにくいのですが頭上が岸壁になっているところが何ヶ所かあります。そういったところは足元に岩が落ちているので要注意。こんなデカい岩が落ちてきたら命無しだなって場所がありまっせ。

 

 

 チンネのコルとやらに到着。なぜかLEKIのトレッキングポールが地面に挿してあり札が付けてありました。

 

 

 チンネのコルからさらに登ると根こそぎぶっ倒れた巨木が。展望は無いにしてもずっと尾根歩きでトレースもはっきりしていましたがこの辺りは樹林帯の斜面をジグザグに歩く少しトレースの薄い所。もし自分が次に来るとしたらこの辺りは道迷いに注意すべきだと思った。

 

 

 トレースの少し薄い樹林帯を登り切りやっと第一岩峰!鎖を補助に一人づづ登りました。

 

 

 第一岩峰の根元からの展望。天気は申し分ない。ぴーかんというよりは雲海が出ていてこれまた雰囲気がgood!

 

 

 第一岩峰を登ったところで思わず「おおっー!」と喚声を上げてしまいました。思わず笑みも。鶏冠山の鶏冠に来たぞ!

 

 

 第2岩峰へ向かいます。

 

 

 第2岩峰は第一岩峰よりも高さはありませんが最初の一歩をどこに置いたらいいのか迷う岩場でした。

 

 

 鶏冠山山頂を望むガイドのIさん。後姿に風格がありカッコイイ。後姿だけでなくイケメンですよ、念のため補足。そうは言ってもオレのほうがイケメンだけど、と補足の補足。

 

 

 「木がたくさん生えているから実感ないけど、これで木が無かったらすごい高度感だよね」と誰かが言ってたのを聞いてなるほどそうだなあ。稜線は想像していたほど狭くはありませんでした。

 

 

 ここは私がちょっとビビったところ。手がかり足がかりはたくさんあるし登山道としての高低差は無いのですが、写真のように沢底まで一直線に崩れた細いすじ。落ちたら止まらないなと。

 

 

 頂上直下の第3岩峰。こいつは登らず右に迂回しました。登らずにというよりは我々には登れません。

 

 

 第3岩峰は下って登るというように迂回。すぐそこが頂上だということでしたが迂回路を登り切ったところで小休止。左へ行くと頂上、右が木賊山方向。

 

 

 鶏冠山頂上! 

 

 

 頂上からの景色です。写しきれませんが西は大弛峠方面から東は雁峠方面への稜線がぐるっと一望可能!南は富士山。眼下には少しづつ雲が湧いてきて鶏冠山周辺の岸壁を幻想的な雰囲気に変えつつありました。なかなかこのような天気に巡りあえませんのでとてもラッキーな日だったと思います。

 

 

 で下山です。下山は第2岩峰、第1岩峰をロープで確保してもらいました。下の写真は第2岩峰上。

 

 

 下降順番待ち中のむろちゃん。

 

 

 下降中の私。傾斜が垂直以上のすごい壁に見えますが残置ロープの垂れ方や木の生え方を見てもらえば実際はもっと左に傾いた垂直未満の壁だとわかると思います。手袋について。ご覧のように私は軍手に緑色のゴムコーティングをしたような手袋を持っていきました。説明会で社長さんがホームセンターのものでいいからゴムの滑り止めの付いた手袋を持ってきてくださいと言った瞬間にこの手袋が頭に思い浮かびました。左官屋やクロネコヤマトでバイトしたときに使っていたからです。しかし!他の人たちはもっと見た目のいい手袋をしてました。こんないい写真を撮ってもらったのに手袋がダサすぎ。手袋選択に失敗しました。

 

 

 懸垂下降してくる社長さん。さすがカッコイイ。

 

 

 次は第一岩峰の下降です。ご覧のように雲が上がってきましたので雲が上がってくる前に山頂到着できたことはやはりラッキーでした。

 

 「困ったなあ」と思っていたのが私のストック。これは20年以上前に使っていた山スキー用のストックでコンパクトになりません。なのでザックから凸してしまい危なっかしい。こうやって写真で改めて見てみるとやっぱり危ない。

 

 

 第一岩峰を下りればあとはひたすら樹林帯を下るのみ。

 

 

 鶏冠谷出合での渡渉。あー、やっとここまで戻ってきたかと。

 

 

 西沢渓谷の遊歩道入口に向かって河原歩き。皆さん、お疲れ様でした!

 

 

 やはり我々は運に恵まれたのでしょう。帰りの吊り橋からは鶏冠山を見ることはできませんでした。何度も言いますが素晴らしいコンディションだったと思います。梅雨明け前なので山頂に着くころにはガスってくるだろうななんて心配してましたが無用な心配でした。

 ガイドの社長さん、Iさん、ありがとうございました! 一緒に登った皆さま、お疲れ様でした!

 

 

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