2016年6月18,19日

新中の湯ルート〜焼岳〜西穂山荘〜西穂高岳〜西穂山荘〜上高地

 

1日目(西穂山荘まで)

 6月5日に予定していた山行が雨で延期となり「あ〜、山へ行きたい」と思う悶々とした日々でした。

 新中の湯登山口で車を止める場所探しでもたもたすることが嫌だったので沢渡のドライブイン茶嵐に駐車してタクシーで新中の湯登山口まで行きました。新中の湯は上高地と違い定額制ではないので最も奥に止めるのがお得なはず。3,800円でした。茶嵐さんにはトイレもあるので(和式ですが)。

 7時に登山開始。西穂山荘まで8時間を見込み15時までには到着と考えての出発時間です。ご覧のようなありさまでタクシーにして良かった。運転手さんによると通行に邪魔な止め方をすると駐禁貼られる、車上荒らしの被害が多いとのこと。

 沢渡は8℃と寒かったのですがなぜか登山口は15℃。樹林帯に入れば寒くなるだろうと予想して歩きましたが蒸し暑いのなんの。

       

 

                

 登山口から少し入ったところの看板。御嶽山の例もありますので一読して入山。

 

 

 しばらくは樹林帯歩き。始めはなだらかですがすぐになかなかの急坂となります。

 

 

 歩き始めて1時間ほどで焼岳が見えてきました。意外に早く現れたなあ。噴煙?蒸気?が立ち上っているのですが、あの辺りを通るはずで「大丈夫か?爆発しねえだろうな?」とちょっと恐怖感が。

 

 見通しがきくようになるとたくさんの人が登っているのが見えてきました。しかも噴煙のところに人だかりが・・・。登山道左手に雷鳥がいました。標高は2,100〜2,200mくらいのところなのでずいぶん低いところにいるもんだなあと。

 

 

 なぜか岩にでかでかと2300mの標記。ここで腕時計の標高表示を確認してみると2110mを表示しており約200mもずれてた。

 

 

 立ち入り禁止の南峰。南峰と北峰の鞍部に到着。

 

 

 北峰。山頂へは写真中央部辺りを右に巻いていきます。噴煙を出しているところは登山道から少し外れてところにありました。

 

 

 ここが噴煙を上げているところ。黄色い穴から噴き出していますが近くにくると薄い煙にしか見えません。やっぱり噴煙というよりは水蒸気なんでしょうか。

 

 

 南峰と池?です。

 

 

 峠のようなところに出ると上高地、明神、前穂、奥穂、西穂がいきなり現れて感動!!まっすぐ進むと焼岳小屋へ向かいますが北峰頂上へは縦走路を左に逸れて往復してきます。

 

 

 いたるところから温泉臭を噴き出す北峰へ向かいます。

 

 

 9:30、焼岳北峰頂上です。たくさんの人がくつろいでいました。リュックの大きさや服装からして日帰りの人が多いようです。

 

 

 山頂からは穂高連峰だけでなく裏銀座方面もよく見えました。

 

 

 山頂から縦走路に戻り焼岳小屋へ下ります。と、なぜか岩に向かってたくさんのツバメ(だと思う)が集まっていました。もしやイワツバメで、高級食材「ツバメの巣」とやらでもあるのか?!

 写真を見てもらっても??と思いますがツバメたちは岩に止まることなく岩に近づいては離れていきます。断言できませんがどうやら岩から滴る水を飲んでいるようです。ミネラル豊富な水なのかな?

 

 

 中尾峠と展望台。展望台への登りの途中にはなぜかソーラーパネルと外灯らしきものが。なんで??

 

 

 展望台への登山道脇からも蒸気が噴き出してました。

 

 

 10:30、焼岳小屋に到着。とても小さな小屋です。ここでも焼岳山頂に劣らないほどたくさんの登山者が休んでいました。

 7時に歩き始めたのでここまで3時間半。体調に異変を感じました。「すでにカラータイマーが鳴っている」と。急いできたわけでもなかったし荷が重かったわけでもないのに。歩ける限界時間がウルトラマン並みの体力しか持ち合わせていないのか?、前日の仕事がいつになくきつかったことが原因か?

 

 

 15分ほど休憩して10:45に西穂山荘へ向けて出発。入り口だけ熊笹を最近刈りとったというような登山道に入り、北アルプス穂高連峰とは思えないようなひなびた新中尾峠の標識。なんか嫌な予感がした。

 

 

 嫌な予感は的中。熊笹に覆われて消えてしまいそうな道、傾斜した踏み跡は熊笹の根っこで滑りやすく薮の中に滑落してしまいそう、倒木が多い、すれ違う登山者は皆無。わかってはいましたが穂高連峰にしては稀有な展望の無い樹林帯の稜線歩き。ひなびたルートです。唯一の救いだったのはカワイイ女の子二人組と抜きつ抜かれつの攻防だったこと。女の子と抜きつ抜かれつと言っても変な意味じゃないっすよ。

  焼岳小屋と西穂山荘の間の登山道は廃道寸前?と思いながら歩いてました。そしたら後日の西穂山荘のFacebookに「早いうちに倒木を撤去します」との書込み。私のボヤキが聞こえたのか?

 

 

 地図上に「池」と書いてある池です。

 

 

 池を過ぎてすぐに槍見台からの西穂、奥穂、前穂、明神、上高地。西穂山荘の赤い屋根が見えたけど木が邪魔で槍ヶ岳は見えなかったな。ここに着いたのが12:20くらいでとっくに腹が減るはずなのにバテバテで食欲無し。食べれば力が出るかもと思いつつも食べたら吐いてしまうのではと思うほどバテバテだった。

 

 

 きぬがさの池。やっとここまで来たかと。

 

 

 きぬがさの池を過ぎ、丘のような地形を登り、やっと分岐。

 

 

 おお〜!やっと着いた。疲労こんぱい→行動不能→遭難とういうのはこういう感じで起こるのかなと最悪の事態が頭をよぎったくらいバテバテ。マジで今日の西穂山荘はあきらめて途中でテント立てようかと思いました。13時45分着なので新中の湯登山口から6時間45分。8時間を見込んでいたので行動時間的にはまずまずでしたが体力的には落第点です。

 

 

 まだ2時だというのにテントを張るスペースに苦労した。ヘリポート側には張らせてもらえず。

 とても驚いたことがあります。西穂山荘と天場にこんなに段差があったなんて。積雪期には山荘から緩やかに傾斜した雪原だったのでこんなに段差があるとは想像していませんでした。夏に来たのは初めてなんです。

 

 

 天場にはなぜか古釘やビンか何かのガラスの破片がけっこう落ちていました。テントやマット、あるいは靴や足に刺さったら困るよね。誰が捨てるんでしょう。

 

 

 18時半の様子。ほとんどの方はサンダル持参でした。私も以前はサンダルを持ってきましたが体力の衰えにともなう荷物の軽量化のためサンダルは省いています。でも省いた始めの理由は意外にサンダルは山の天場では役に立たないと思ったこと。ここのように石が無い所はサンダルがあると便利です。でも石がゴロゴロしている天場でなおかつ小屋から離れた天場でサンダルを使うと足を捻ってケガをしそうというのがサンダルを持たなくなった理由です。

 

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