2017年5月2~4日
立山三山、奥大日岳
<1日目>扇沢~雷鳥沢キャンプ場
映画「聖の青春」を観ました。松山ケンイチ君ふんする将棋士・村山聖が高熱に苦しみながらペットボトルにおしっこするシーンを観て思いました、「それは無理だよ」と。
山小屋のトイレに行くのが面倒でテントの中でペットボトルにおしっこしたことがありますが、
私のお粗末な息子でさえペットボトルの口に入りませんのでペットボトルへの排尿はかなりの慎重さを要します。
高熱にうなされながらは無理です。
ゴールデンウィークの立山黒部アルペンルート=超混雑とイメージしますが紅葉時期に比べればマシなほうだとか。
大町市の扇沢から入山したわけですが大町温泉近くの臨時駐車場へ停めることになるのだろうと思っていたら難なく扇沢に停めることができました。
8:30駐車場着。チケットを買うにもトロリーバスに乗るにも待ち時間無し。
扇沢を9:00頃出発して室堂へ11:00頃に着。道中は半分以上は中国系、インド系、東南アジア系の外国人観光客。
その中で大きなリュックを担いでいたのは私ただ一人。スキーヤーもスノーボーダーもいませんでした。
大きな荷物を持つ多くの人は乗り換えが少ない富山側から入山するようです。
室堂ターミナルからみくりが池温泉、雷鳥荘を経由。雷鳥荘まで来るとキャンプ場が見下ろせます。
13:30頃にテント設営完了。立山よりも奥大日岳のほうが雪が多く美しくいい眺めです。
どうせ時間が余っているのでとテントの周りに風除けの雪壁を作りましたが3日間とも穏やかな天気でした。
雪壁のせいで夕方は早くからテントが日陰になってしまい寒かったです。雪壁なんか無いほうがよかったでした。
キャンプ場管理棟です。売店無し。トイレと水場が併設されています。水はじゃんじゃか流れていますが「できれば煮沸して」とのこと。
夕刻の様子。
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<2日目>立山三山周回
昨日「立山三山とはどの山を言うのか知らない奴が多すぎる!」とうんちくを述べていたオッサンがいました。
実は私も立山三山はどの山なのかよく知りません、興味無いので。私の日本雪山登山ルート集には雄山、大汝山、富士ノ折立の三峰とあります。
かのオッサンは大汝山ではなく別山が入ると力説してました。
この日の朝の最低気温は3:50頃にマイナス4.7℃。
5:30にキャンプ場を出発。この時点で先行者はたったの2人。多くの人がもっと暗いうちから登り始めると予想していましたが。天気はうす曇り。
登っていくとテントが米粒のように見えたり剱岳が姿を現したりといろいろな景色が楽しめますがなんといっても奥大日岳が美しすぎ!
剱御前小屋が見えてきました。キャンプ場は無風でしたが尾根半ばくらいからは風が少し強かったです。
剱御前小屋で一服し別山へ。別山尾根で続く剱岳の姿が楽しめました。
7:45、祠が雪に埋まった別山山頂!剱岳をバックに記念撮影!
8:40、真砂岳です。
富士ノ折立への登り。ここは上部が急なので、慎重に、というところです。
立山稜線からはいろいろな山が見渡せ北アルプスは広い!と実感しました。どれがどの山なのかチンプンカンプン。
例えばあれは後立山連峰だとわかっても富山県側からはめったに見ることがないので爺ケ岳、鹿島槍、五竜・・・と追ってもつじつまが合わなくなります。
方位磁石を取り出したものの山々が地図に載っていないのだから追いようがありません。
室堂ターミナルもよく見えます。「雪の大谷ウォーク」にたくさんの観光客です。アリのようなのが人間ですので雪壁の高さがすごいことがよくわかります。
9:50、雪に埋まった大汝山休憩所。そして大汝山山頂です。
大汝山から雄山山頂はすぐそこに見えました。
大汝山から雄山は距離は短いのですがなかなか高度感のあるところでした。
真ん中に富士山が写っているのがおわかりでしょうか。富士山の左に八ヶ岳、右に南アルプスでした。
槍ヶ岳です。いつもは右から槍ヶ岳、左に穂高岳となる向きで穂高連峰を見ているのですが、この日はやはり逆向きです。
10:20、雄山山頂。前回来た時にはヤマケイJOYのカメラマンさんに声をかけられたんです。
一ノ越山荘です。一ノ越からはたくさんの人が登ってきました。スキーヤー、スノーボーダーも多かったです。
若い兄ちゃん姉ちゃんのスノーボーダーが履いていたアイゼンを見て「アルミのアイゼンだ。初めて見た。」と思いましたが、
ノーアイゼンで登ってくる年寄りのスキーヤーにはあきれました。
11:40、キャンプ場へ戻ってきました。今日からカレンダー上でも5連休なのでテントがぐっと増えました。
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<3日目>奥大日岳
5:00、いよいよあの大きく雪庇が張り出した奥大日岳に向かいます。私的には立山三山よりも奥大日岳に魅力を感じていました。
この日の朝の最低気温は4:50頃にマイナス1.7℃。夜は気温が高く寝苦しかったですが朝にはまあまあ冷えました。
前日とは異なり暗いうちからたくさんの人が別山に登っていましたが、奥大日岳に向かう先行者はたった6人でした。
稜線に上がる手前で朝陽を浴びる奥大日岳山頂がちょこんと見えてきました。エベレスト山頂が見えてきたような気分になりました。
前日よりもずっと数が増えたテント。
早月尾根の向こうに猫又山。あそこにも行ってみたいですね。
立山三山の稜線は雪が少なかったですが、こちらの稜線は雪が豊富です。「雪山を登ってるんだ!」と笑みがこぼれます。
奥大日岳へのトレースは雪庇の上か雪庇から外れているかギリのところだと感じました。
かと言って雪庇から離れるようにルートを取ると雪面にクラックがあり地獄谷方面へ雪崩るんじゃないかとドキドキでした。
奥大日岳への最後の登りです。
6:50、奥大日岳山頂、やったあー!
この先にもずっとトレースがありました。称名滝へつながっているんでしょうか。
剱岳です。もっと近寄って見てみたかったですが雪庇が怖くて近づくこと不可能でした。
下山開始です。慎重に下ります。
うぉ~!!いい眺め~!!
奥大日岳へ登ってくる人は意外に少なく静かな山登りを楽しめました。
室堂乗越あたりに来ると別山へ向かう登山者の行列が。昨日は立山三山、今日は奥大日岳にして正解でした。
両日ともほんと静かでいい山登りができました。キャンプ場へ8:20に戻りました。
展望台からの黒部ダムです。