オプション・マスター (日本ユニコム)
2005/03/14
1.オプションって?
オプションは保険です。
たとえば、持っている株を3ヶ月間はどうしても売れない、という事情があるときに、3ヵ月後に希望を下回らない売却価格を保証されていれば、こんな有利な話はありません。
この場合、希望売却価格が100円であれば、5円の保険料(オプション料)を払って105円で売る権利を手に入れられれば、最低100円の収入が保証されます。しかも、たまたま相場が高ければ110円で売れるかもしれません。その時、収入からオプション料を差し引いても105円が手に入ります。
先物とオプションは別物です。先物では「3ヶ月後に105円と約束したら、その時の株価がいくらであれ、必ずその価格で取引しなければいけません。市場で120円になっていたら、「こんな約束するんじゃなかった(> <)」ということになります。
その一方で、オプションでは必ず売買するという必要はありません。120円になっていたら、わざわざオプションで決めた105円で売る必要はありません。「オプション料5円は払っちゃったけど、それをどぶに捨てても、市場で120円で売ったほうがトクだ。」ということになります。
オプション取引での儲けは、相手方が「オプション料をどぶに捨てても」と考えるところにあります。裏を返せば、自分がオプションの出し手になれば、相手がどぶに捨ててくれたオプション料は、そのまま自分の懐に残ります。
取引相手が「約束した価格で買ってくれ(売ってくれ)」と言ってこないような価格でオプションを引き受ければ、たいてい、そのオプションは行使されず、いただいたオプション料はまるまる懐に入るという算段です。これはちょうど、事故を起こさないような人ばかりを集めて自動車保険を作るようなものです。
2.どこで取引するか?
でも、実際にはそんな簡単にはいきません。滅多に行使されないようなオプションは、当然その程度の価値しかありません。つまり、手に入るオプション料も高が知れている。
おまけに、日本では株の個別銘柄オプションがありません。あるのは日経平均だとか、モノとして実在しないものばかり。日経平均1,000枚を準備しろと言われても、そんなものどこにも売っていません。
ぢゃぁ、どうやって決済するのかというと、現物を引き渡すのではなく、それを買えるだけのおカネを払うことで勘弁してもらう、という仕組みになっています。
私は、いざとなったら、株の現物を手放してもいいし、買わされてもいいと考えています。そういう銘柄の株でオプションを提供すればいいのです。「100円で買う権利(コール・オプション)」というオプションを提供するのは、100円で指値売しているのと、ほぼ同じです。(指値売だと100円よりも高く売れる可能性がある一方で、コールの売りだと100円でしか売れません。)
こういうのを「個別株オプション」と呼ぶようです。でも、日本では、そんな取引は制度として存在しません。
それでは、アメリカで株の個別銘柄オプションをしよう!と意気込んで、いつものように大和証券の担当さんに電話しました。
「1,000万円からです。」
それって拒絶レートぢゃん
3.投資信託にするか?
前から言っているように、投資信託は好きじゃありません。でも、こればかりは仕方がない。
「現金がない」と言って、逃げ続けたものの、半年も追いかけられ続けた、日本ユニコムの担当さん。
「利回りは5%程度と、決して高くないのですが・・・」。
何でも、いろんなものを対象にオプションを売って、儲けるファンドだそうです。何だか難しそうに聞こえる計算をすることで、行使されなさそうなオプションを売りまくるとのことです。
「そんなに銘柄選定に自身があるのなら、いっちょう、やってみてもらうか」というので、最低金額を買ってみました。
日本ユニコムの担当さん、粘りがちですね。
その「なんちゃら」という計算式がどれくらい役に立つものなのか、見させてもらいます。
と思ったら、1月から始めて、いきなり2%近く下がってしまいました。
とはいうものの、10%落ちたら解約しましょう、というスタンスで始めましたので、しばらく様子見です。