8200 リンガーハット
2004/11/13
1.経緯
これもジョイフルと同じく、福岡銘柄信仰の一環。知人から「安くてうまい」と言われて購入を決めました。
2001年5月に1,208円で買いました。
購入してから何度か、お店の様子を見に行きました。その頃の自宅から最も近くにあるお店は、小さい上に大繁盛していたので、いつ行っても入れません。
1年ほど前に、出かけた先の近くのお店に入れました。なるほど、空いているわけがわかりました。建物は新しいのですが、清掃が行き届いていません。帰ってすぐに投書したら、割と早くお詫びの返事が来ました。CSに気を遣っているのか、本社スタッフが充実しているのか。
さて、株価といえば、購入してからは急落したり、持ち直したり。でも株価が購入時を大きく上回ることはなく、業績も株価も伸び悩みの状態になりました。
2.東証上場
東証に上場したのは1998年。当時800円程度だったのが、2000年には1,300円くらいまで上がりました。
でも、好調もそれまで。東証に上場してからおかしくなる企業が目に付きます。それは、ジョイフルをチェックしたときに要注意と述べたとおりです。
東証への上場が、店鋪数拡大のための資金調達が目的なのか、それとも全国展開のための知名度向上が目的なのかは知るよしもありません。
どうにせよ、急に店を増やして、無理が祟ったようです。
それだけの器がないのに店を増やし過ぎて、にっちもさっちもいかなくなった、という状況に見えます。その間、株価はジリ貧。投資家はよくみていると感心するとともに、経営の舵取りを間違ったときの恐ろしさを知りました。
3.リストラの効果
そういうわけで、同社はリストラ中です。リストラとはいっても、店舗閉鎖が主な手段。でも、一度広げた風呂敷はなかなか畳めないようです。
リストラで売上高が減っているのに、販管費が減っていない。売上高が9%減っているのに、販管費は3%しか減っていません。そのため、対売上高に占める比率も、70%(15.2期)から75%(16.2期)に上がっています。
素人目には、まずは販管費などの間接経費を減らすのが先決だと考えてしまいます。これは浅はかなのでしょうか?それとも、大規模展開の器(本部機能)は充実しているが、出店戦術を間違えただけなのでしょうか?
役員保険の解約というのも謎です。そこまで切羽詰まっているのでしょうか?どういう意図なのでしょうか?
4.過去の功績は評価するが・・・
どうも現在の低迷は、体制が整わないうちに店舗を増やし過ぎたことにあるように見えてなりません。
それで、身の丈にあった店舗数にするためのダウンサイジング(リストラ)をしています。でも、ダウンサイジングが終わった後、再びどのようにして規模を拡大しようとしているのかが見えてきません。
郷土料理であった「長崎ちゃんぽん」を全国に広め、しかもほとんどその一品だけでここまでの大企業に育った功績は、賞賛すべきものです。
でも、これからは成長期から成熟期に移るのではないでしょうか?多くの企業がそのタイミングで東証に上場するのだと思います。
そういう観点で見ると、リンガーハットはこれから大成長を望めるステージにはないと思います。また、配当利回り(0.88%)もいいわけではありません。
そういうわけで、11月12日に売却しました。